(^O^)(^O^)(^O^)
(^o^;((^o^;(^o^;(^o^;(^o^;(^o^;(^o^;(^o^;
象の名はガンジス、妻はヴァナラシ、子はジャムナーと言った。
息子と夫を殺された、妻ジャムナーはインドの象に呼びかけ、人間に戦いを挑む。
   ダイジェスト
   ヴァナラシ戦い 1
    ヴァナラシの戦い 2
宇宙人はいない
<地球以外に生命は存在しない>
ヴァナラシの戦い
2話  
ダイジェスト版



ヴァナラシの戦い
インド ベンガル語版
バラナシの牙
山松ゆうきちの小屋は手狭になってきたため
「山松ゆうきちのボロ小屋」に移転中です
お手数ですが、今後とも宜しくお付き合い下さい
       移動は、こちをクリック        
「山松ゆうきちの小屋」はまもなく閉鎖ます
「立ちションベン」は閉鎖しました

     山松ゆうきち小屋 

(⌒‐⌒)(o^-^o)                 

                                                                                   

新着メニュー

それからの

インドへ

馬鹿が

やって来



<10月27日>





「山松ゆう

きちの小

屋」

「山松ゆう

きちのボロ

小屋」に引越

し中ですが

これが難しくて

中々に再生出

来ません

今しばらくお待

ち下さいませ




面白い映画

を見ました


<右側中断に掲載しています>
2012、10月10日




インド


日記


 6


<9月25日>

デリー 
ムンバイ 
コルカタ

「インドへ馬鹿がやって来た」

の宣伝活動

&英語版 
販売イベントインド コミックコン


インド

日記

 5

9月16日



インド

日記



(8月2日)


















                






















警備戦線異常

なし

入札

このページの
中央下段に掲載 又は
こち
をクリックして
立ちションベンに
入ってご覧下さい

































































































目次

ある高名な

大先生 2、

(奥さん倒れる)

11月30日


宇宙人はいない

地球以外に
生命は存在しない
<11月15日>


天文
タイムマシーン


中編ドラマ 
連続四回
ロクロウと言う名のインド人 1

ロクロウと言う名のインド人 2

ロクロウと言う名のインド人 3

ロクロウと言う名のインド人 4


インド、コルカ

タで漫画教室

ある高名な大先生

横着者

病院

ご意見感想は
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毎月末にメニュー追加予定です

                   ようこそ 番目のお客様です              
                                                                 
                                      

             山松ゆうきち

     ■性別:男
         ■血液型:X型もしくはZ、もしくはA型
         ■住所:東京都西多摩郡瑞穂町むさし野
         ■趣味:タバコ
         ■好きなこと:喫煙
         ■マイブーム:毎日欠かさず煙草を吸う


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                      またまたインドへ馬鹿がやって来た 
                               
                    
 


                                             
                                       
                                                                                               
                              血だるま剣法              サイキールリクシャーワーレーキドカーン                                                                                               (ヒンディー語版)                            自転車屋 ( ヒンディー語版 )                                                 タコシエ (日本語訳付き)368円で販売                         タコシエ 700円で販売                                                                                                                       http://taco.shop-pro.jp/?pid=1167111                                                                         

     

         
         インドへ馬鹿がやって来た
           ( 日本文芸社 1575円 )


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                立ちションベン


          面白い映画を見た 2


面白い映画を立て続けに二本見ました。

いずれもケーブルテレビで、以前に見た映画です。              

題名は、「○×△◇の空」だったろうか?                   

最後の字幕上に書かれた文字を、チラッと見ただけで覚えていない。         (映画の題名は、1994年の年アメリカ映画 “ショーシャンクの空に”でした)

主演は、アメリカ映画で時々見る顔の男で、地味な演技をする役者だが名は知らない。

助演は黒人のモーガンフリーマン。


主演の男は銀行マンで、妻殺しの無実の罪で終身刑を受けて刑務所に入る。

務所に入った夜、ここから出たいと泣く太った男は、看守に殴られ病院に送られて死んだ。

務所の受刑者達の調達屋で、助演モーガンは言う、

「ここでは皆無実だと言う奴ばかり居る、残念だが私以外は」

主演の男は、古参の受刑者に釜を掘られ続け、頭がおかしくなりそうになるが、

看守の親が死に相続した遺産を、更に妻に贈与すれば安くなると教え、他所の刑務所の看守の税金対策までやるようになり、

何十年も、務所暮らしの年取った受刑者が居る、極めて暇な図書係に回された。

務所で受刑者に作らせる製品は安く上がるので、民間の業者は太刀打ちできない。

そこで入札に参加しないように、業者は務所を取り仕切る所長に裏金を送る。

元銀行マンの男は、その裏金を何口にも分けて、幽霊名義の口座へ入金する帳簿を作った。

釜を掘っていた男は、主演の男にフェラチオを強要するが、口に入れたら噛み切ってやると拒否して、1ヶ月も入院するほど殴られる。

殴った男は、看守長に半殺しされ半身不随にされた。

独房の部屋に張られていた女優は、マリリンモンローに代わり、更にラクウェルウエルチに変わる、

気の遠くなるような年月が、刻々淡々と重ねられ過ぎてゆく。

主演の元銀行マンの妻を殺したと言う男が、他所の務所にいた話を聞くが、

所長は

「再審は難しい」

と言い、看守長はその話をした男を殺してしまう。

元銀行マンは、幽霊口座の帳簿を持って、二十年間誰にも言わず掘り続けた独居房の穴から脱獄した。

脱獄した元銀行マンは、銀行を回って幽霊口座の金を下ろし、これからの贅沢な暮ら予想させる。

不正がばれた所長は自殺。協力した看守長は捕まる。

調達屋のモーガンフリーマンは、二十年、三十年ごとに、仮出所願い提出して面接され、

「私はまともです。社会に出ても立派にやっていけます」

穏やかに話すが、いつも不可になっていた。

銀行マンが脱獄した四十年目に、

「こんな年寄りが、今更生きていようが死のうがどうでもいい」

と開き直って、仮出所が認められるが、

無所に居たから顔の聞く調達屋であって、街では大した役にたたないただの老人にしか過ぎない。

タマにしか見た事の無かった車は増え、スーパーで働く仕事について行けず、繰り返す毎日の生活で生きるのが辛くなっていき、

何十年も刑務所で一緒に暮らし、仮り出所して自殺した図書係を思い出す。

「メキシコ近くの国境の、○○の手前にある大きな木の近くに、黒曜石が積んである」

脱獄した銀行マンが話していたのを思い出し、仮出所の法を破り無断でそこへ行ってみる。

果たしてそこには、お金と手紙が置いてあり、二人は再会した。


いくら昔とは言え、二十年も一人の男が、同じ独房に入り続ける事はあるのだろうかと言う疑問はあるが、

面白い映画だった。


もう一本は「ビルマの竪琴」で、

五十年近く前、中学の時に見たように思うが、何時見たのかは定かではない。

後になって小説を読んだが、映画の方が勝ると思っていた。

十年ぐらい前にもなるだろうか。

石坂浩二主演で「ビルマの竪琴」は作られ、テレビでの放映を半分くらい見たが、

臨場感の無い面白くない映画で、やっぱり三国連太郎との演技力の差だろうかと思っていた。

所が主演は三国連太郎では無かった。

(主演の男の名は知らないが、坊主になって困窮の中で行きぬくには、腕が太く肥えている)


日本は戦争に負けたのだ。無駄死には意味が無いと、主人公水島は、終戦を知らず戦闘を続けるある部隊に、降伏するように説得に行くが、

部隊は多数決を取り、そして闘いを決め全滅した。

主人公はビルマのアチコチに転がる、無残に屍となった日本兵の遺体を見、これの埋葬を決意して、敗戦後の帰国を黙って一人拒否し、

頭を剃り、ボロの僧衣を着て、穴を掘って死体を埋め続ける坊主を見て、ビルマの人は一緒になって埋葬を手伝う。

隊長以下兵達は、水島が生きているのか、生きていれば何故に戻って来ないのか、意味も理由も解からず、

「おーい水島、日本に帰ろう」

とオームに教え、オームは、はっきりとは喋らないがそれらしく鳴くようになり、

お婆さんに水島らしき人にわたしてくれと頼む。

そのオームを肩に乗せ、近くに来て竪琴を引く水島に、日本の歌を歌い合唱で呼びかけるが、何も言わず頭を下げて去って行く。

俺には遺骨を埋葬する事に、どれほどの意味があるのかは解からない。

解からないが、主人公水島の遺骨の埋葬は、情念があり静かではあるが信念が伝わってくる。

最後に舟で去る戦友に、手紙で全ての日本兵の埋葬が終わるまでは、日本に帰らない事を告げるが、

通常は、今まで共に戦った仲間には、お国のために死んだ兵の埋葬をしたいのでビルマに残ると、最後ではなく最初に言うのでは無いかとも思った。

思ったが、とっても良い映画だとも思った。





入札

第9投票所からギャンブラー様宛。

本社ライジングサンの、良い評判はあまり聞かないが、

多摩川競艇を警備する、ライジングサン隊員の評価は高かったように思います。

どうぞ。


こちら朝礼中のライジングサン待機室。

「警備の仕事は、一円でも安く入札すると、権利はその会社に落ちます。

我々は、来年の入札に向けて、警備に落ち度が無いように頑張りましょう!」

副隊長は時に折にふれ、叱咤激励しました。

尚、多摩川競艇は主に青梅市主催で、

他に東村山、小平、国分寺、日野市など四市が担当執行しています。

どうぞ。


こちら待機室前廊下の喫煙所です。

「警備の仕事は、安く入札した会社に落ちると言う事ですが、

仕事と入札はどちらが優先するのですか?」

隊長は答える。

「警備に難があり、仕事に支障があると判断されればだ、指名してくれないのだよ。

指名されなければ、当然入札にも参加出来ない。

入札に参加出来なければ、我々のここでの仕事もなくなる訳だ」

「そんな心配をしているのですか。入札に指名されない事は無いですよ」

「マンガの先生は、何を根拠にだな、そのように思うのだね」

「ライジングは今年から競艇場の警備に付いて、最初は不慣れでとまどっていましたが、

今は他の警備会社に負けてはいません。

俺みたいなドジが集まっているのなら、入札に参加出来ないかもしれませんが、それなりに人材は揃っています。投票所の警備はライジングが一番でしょ。除外する訳が無いじゃないですか」

「そうは言ってもだな、警備長や青梅市の評価で参加出来ない事もありうる訳だ」

「無い、そのような事がこの世にある訳が無い」

俺は言い切った。

「現に始末書を何枚も書いて、事あるごとに警備長に呼ばれていれば、当然評価は下がるでしょうよ」

「始末書を何十枚何百枚書こうと、仮に警備長が、仕事の出来るライジングを排除するように、青梅市に報告書を出したとしたら、進退問題になると思います。首をかけてまで、入札拒否なんて馬鹿げた事をやる訳がない」

「マンガの先生がそう思うのは勝手だが、世の中はそう甘くはないよ」

「もし仕事の出来る者を排除する事になったら、物事の基礎が無くなり説明がつかなくなります。

青梅市のような行政機関がそんな事をする訳が無い。天地がひっくり返っても入札の拒否はありません。働き始めて間もない、いかに無知な俺でもそれ位の事は解かります」

隊長や副隊長が心配べきは、警備の仕事ではなく、入札の金額だろうと思っていました。

どうぞ。


こちら3月5日、休日の自宅。

隊員からメールが来た。

”この度ライジングは入札にすら参加出来なかったとの事です”

「え?。えええっ?」

ぎゃらぱんぽう。

驚き、桃の木山椒の木。

タマにだが、天がひっくり返る事がある。

どうぞ。


こちら3月10日の待機室です。

投票所警備は、隣の待機室を使う警備会社Fが取り、

北門と場内駐車場の警備はD警備が取ったと聞かされた。

Fは投票所警備をやった事が無く、ライジングの警備員をそっくりそのまま引き取りたいと言う。

「青梅市は、ライジング(会社)は嫌いだが、ライジングの警備員は欲しいと言う事らしいよ」

何なんだよそれは。

「ライジングを入札締め出した理由は、支社長にも解からないそうです」

「そんな馬鹿な答えはないでしょう。小学生だって、もっとマシな事を言いますよ」

どうぞ。


同日夕刻の待機室。

ライジングサン立川支社長が来る。

青梅市に入札の時期、参加の通知はいつ来るのかを、何度か電話で聞いたがいずれも担当者不在。この前5日に電話した時、多摩川競艇の入札がつつがなく終わった事を知らされたと説明。

「警備に就いているライジングに対し、何の連絡も無く扱うのはおかしい、一番怒っているのは私です。競艇場入札の真相を一番知りたいのも私です。情報開示を請求すれば、3週間か1ヶ月で回答してくれると言う事ですので、皆さんの要望があれば申請します」

と言い、隊員全員の意見として情報開示を求めるが、今の所ライジングにアクションは無く現在に至っています。

どうぞ。


ライジングサン隊員番号6番から、皆様。

いかなる理由でライジングが指名から外されたのか。

ライジング、Fと何故二年続けて、投票所警備の経験の無い会社が指名され入札を取れたのか。

警備に指名される基準は何なのか。

指名された会社は何社あったのか。

入札金額は幾らなのか。

俺には解からん。

聞けば、首を捻る者多数なれど、誰一人として解かる者はいない。

去年の秋、入札業者を集めて飲み会が行われたが、ライジングは呼ばれず、その時から業者は決まっていたとか、談合だとか、裏金が動いたとか、地元の会社が優先するとか、

全てが闇の中で黒い噂だけは耳に入る。

ライジングサンはこう言う理由で入札に参加できませんと、事前に通知しないで、姑息な手段を取ったと言う事は、いずれの噂も本当のようにも思う。

そして来年も又、一体何年続くのか、同じように闇の入札が行われる事でしょう。

どうぞ。



 競艇場警備   冷凍庫

多摩川競艇場には、売り場が3ブロックある。

冷暖房完備で入場料千円の指定席と、冷暖房付きで無料の第1,第10投票所。

それと大屋根下の、第2,4,5,6、9投票所です。

6と9投票所には、上部に太いパイプが設置されていて暖房があるから、比較的寒さのゆるやかな日は温い空気が上から降りて来るが、酷寒になるとパイプの位置が高く全く役に立たない。

第2投票所には暖房はなく、正門、北門、水面方から冷たい風が吹いてくる。

第4投票所にも暖房は無い。


余の担当は、第9、第6、第4投票所の警備で、4人で30分、あるいは45分ずつ担当し休憩を挟んで廻していく。

9時から9投のポストに付くが、前夜半に溜まった冷たさが閉じ込められていて、立っているとジワジワ、シンシンと冷たく寒くなってくる。

冷蔵庫の中にいるような感じだろうか、動くと冷え、手を振ると指先が冷たい。

女子選手のパネル掲示の電源を入れ、現金輸送車を迎えて立ち、鉛筆を整理して、30分で次の交代が来るので第6投票所に回る。

9時半から天井に設置されたパイプに暖房が入るが、暖かさが伝わってくるのに時間がかかり、しばらくは冷たいままだ。

無線機の感度テストが入り、鉛筆とマークカードのチェックを開始する。

白手(白い手袋)を2枚重ねて付けているが、作業がやりにくいので、1枚、あるいは2枚とも外すと指が痺れる。

カードを置いている机は六台あり、1台か2台、多くても3台くらいチェックしたところで、次の人と交代して第4投票所へ移動。


第9、第6が冷蔵庫なら、第4は冷凍庫だ。

空気の冷たさが違う。

レースが行われる水面手前に大時計があり、平行に広場と階段状の客席が並んでいて、壁一つ隔てた建物の中が第4投票所で、両脇が幅3メートルほどの通路になっている。

通路は、水面からの風を集めて、暖房の無い冷えた冷凍庫をかき回す。

10時にもなれば、屋根の無い水面側の広場には、暖かそうな陽が当たっているのが見えるが、投票場を離れて日向に行く事はない。

吹き込む風の当たる正面に向かって”関西ボート”なる年寄りの予想屋が居る。

予想屋に交代は無く、一日中ここに立って仕事をするのは尋常でなく辛いはずだ。

前の前の開催から、この予想屋の姿が見えないので、

「休みですか?」

と隣の予想屋にたずねたら、

「そうみたいですね」

と答えていたのだが、前の開催にも今回も来ていない。

「入院しているらしいよ」

と聞いた。


開門は9時50分で、本場の投票は10時50分からだ。

場所によって違うが、芦屋競艇の場外は10時35分から発売が始まる。

モニターを見たり、カードと鉛筆を取ったりする客はいるが、大体は通るだけで、ここ第4投票場冷凍庫に留まるお客は一人も居ない。

ふと、酷寒の”シベリヤや北極近くに住む人で、アイスクリームを食べる人は居ないな”と思い、クスッと笑う。

かの地に住む人達は、人類の英知が作ったお菓子の名作、アイスクリームを見た人は居るのだろうか?。

テレビ映画や本で見たとしても、食べた人は居ないな。

うん、否。絶対にいない、思うだけでブルブル寒気がする。


40歳くらいだろうか、目を疑いたくなるような、信じられないものを食べながら、男はゆっくり歩いて来た。

このクソ寒い中で、アイスを食っていたのだ。

間違いではないかと、少し近づいて確かめたが、まぎれも無くチョコ形の最中アイスだった。

この人は何を思って食べているのだろうか。

凍てた中で氷は旨いのだろうか?。


60歳くらいだろうか、テレビのモニターを見ていたお客が、

「いやあ、昨日は参ったよ、買った券と古い券を一緒にポケットに入れちゃってよ」

お恐れ多くも、警備員の鏡にように毅然と立つ余に話しかけて来る。

「レースを見ながら、古い券はいらないからゴミ箱に捨てたんだよ。当たったんだけど7万いくらの当たり券が無いんだよ。古いのと当たったのを一緒に捨てちゃったんだな」

「え、ありゃりゃ、そうですか。捨てたばかりなら捜せばあるんじゃないですか」

余はあくまでも毅然と立ち、にぃ〜とニコヤカな笑顔で丁寧に答えた。

「掃除のおばさんはゴミ箱の回りを掃いているしよ、ゴミ箱は拾い屋が漁っているんだよ、ありゃしないよ」

「にぃ〜、落ちている物を拾っている人には、警備員は注意できないんですよ、すみません」

「俺が悪いんだけどよ。警備員には取り忘れた券を見つけてもらっって、助けてもらった事もあるから良いんだけどよ、参ったよ」

「にぃ〜、悪い事の後には良い事があるそうですが,悪い事の後にはもっと悪い事がおこる場合が多々ありますので、熱くならないように気をつけて下さい」

「あはははは、そうだな、だからよ、俺は1万円しか持って来ないんだ。アンタ歳いくつだい、70くらいかい?」

ギクッ、自慢する訳ではないが、俺は人間ができているから、失礼な63です等と狭心な事は言わない。

「ええ、、80なんですけど、いつも若く見られるんですよ、にぃ〜」

「そうかい、俺も40代だろうって言われて若く見られるんだけどよ、本当は58なんだよ、58に見えないだろ」

謙虚で優しい俺が、しゃしゃり出て、どう見ても60歳ですね、なんて答える勇気は持っていない。

「そうですか、若く見られていいですね」

お客に会釈して、発払い機の前を見回りに行くが、冷たい中を歩くと芯まで冷える。


2順目の4投票場の見張りは、12時から始まる。

天は曇り、風は増し、温度は上がらず1順目より寒く冷たく、お客はまばらで、寒そうに背を丸めて足を踏んでいる人も居る。

おお、おおおお、世は広く神は偉大だ。

今度は棒アイスを舐めながら、テレビを見ているお客が居るではないか。

一体冬の最中に、こんな物をどこで売っているのだ。

夏でも多めに食えば、頭が痺れて動けなくなる。

この人の頭の中はどうなっているのだ。いつも暖かいのだろうか?。 

どうなっているのか知らんが俺のせいしゃねえ。

冷えに強い丈夫な身体の持ち主で、槍が刺さってもビクともしないようにも思うが、俺とは関係ない。

きっと、えらくタフで鈍感な腹なんだろうなと思うと、何だか可笑しくなってきて、後ろを向いて、くっ、くっ、くっと笑う。

そういえば、暑いインドで、煮立ったカレーの鍋物や、熱湯紅茶やコーヒーが振舞われ汗をかきながらすする。

大した違いは無いのかも知れない。


今日は1月29日。

まだまだ冬は続く。


             小石

多摩川競艇場を警備する、ライジングサン待機室朝会で、

元警察官だと言う、班長がウンチクのあるお話をされた。

「私が学生だった頃。浪花千栄子と言う名女優が、どんな演技をする女優になりたいかと聞かれ、

演技ばかりではなく、人間としても水のようになりたい。

水は大きくもなり、小さくもなる。

田畑に利用され飲み水にもなり、瓢箪にもトックリにも入る」

質問したアナウンサーはそれを聞いて、このような大女優でも、周囲の人格を認めた上で、

仕事をされているのかと感じ、絶句して後の言葉が出てこなかったと言います。


だが俺は岩でありたい。

岩ほど大きくなくとも、道端に転ぶ石でいい。

風雨にさらされ、削られて小石になり、砂になり、土になろうとも、

海のように大きく、飛沫のように小さく、変幻に姿を変えられる、水のような賢明な賢さは無くてもいい。

転がされ、流され、踏まれて、チリのように砕けても、耐えて忍びない粒子となって空に混じり、

汚濁に溶けても、元は石だったと思いたい





都合によりしばし中断します

           鰯のしっぽ     ( 警備戦線異状なし、2回目 )

   この日記は架空のものです。

   著者の思い込み、認識不足、事実誤認、大げさ等が含まれます。

   よってご不満非難は、無制限に受け付けますが、「すみません」と謝る以外の謝罪はございません。


1月23日

青梅ハローワークへ行き、パソコンを検索して求人を捜す。

求人があれば職員の所へ持って行き紹介状をもらうのだが、捜し方が難しいのか俺に該当する求人が見つからない。

「運転免許は無いで捜して紹介してもらったのですが、葬儀社から夜間の送迎をやってもらいたいので、免許がいると言われました。」

「それはいけませんねえ。新しい仕事は入っていないので、3,4日ごとくらいに来て調べてみなさい。」

「え?,えええ」

10人以上も職員が並んでいて、仕事のチョイスはしてくれないの?。


待っていても何時になるか解からないと言うことで、夕方、次男が就職情報誌を2冊買ってきて、5社を選んで赤丸を付け、

「明日ここに電話をして、面接すると言われたら行きなさい。」

どの仕事も、若い男女の職場のようで、中年や老人は写っていないのでしり込みをしたら、

「爺さん婆さんの写真を載せれますか、電話してみなきゃ解からないでしょ。」

そうかもしれないが、

「50や60歳の年配者のばかりの職場で、若い人の写真を載せますか、ありえないだろう」

「うるせ〜な、電話してみれば解かるよ」

優しい次男は、けんもほろろに取り合ってくれない。


1月24日

赤丸の切抜きを妻に見せると、

「女性30人、男性5人の会社と言うのは、募集は女性の求人なのよ。」

女性募集とは書けないらしい。

で、残ったのは警備会社3社で、何だかどれも全国規模で大きそうだ。

「これなら、この近くの警備会社を捜した方が,可能性があるんじゃないの?」

「電話だけでもしてみたら。」

と言われ、恐る恐る電話する。

「残念ですが、62歳で定年になっています。」

1社目は断られ、2社目と3社目には、おって連絡しますと言われ無理だと思いあきらめる。

俺は40年も働いていないのだから、誰もやりたがらないであろう夜勤の仕事で無いと採用されない。

そう思っていたが、面接も駄目だとなると、3,4日ごとにハローワークに行ってじっくり捜すしかない。

こりゃ大変だあ。


1月24日

パシック警備から面接しますと電話が入る。

「うわっ、来た。驚き桃の木山椒の木」


1月25日

立川駅北口近くの、パシック警備へ面接に行く。

「60歳以上は、時間給760円。65歳以上は710円、交通費は原則出ません。」

後日連絡すると言われ退室。

入口のドアの前には、俺よりも少し若いくらいの歳だろうか、ボサボサ頭のヨレヨレ服を着た爺さんが何やら書類を書いている。

ありゃりゃん、この人も面接に来たのか?、夜勤でも何でもやりそうだ。だとしたら俺はここは無理だな」

4、5日ごとにハオーワークに通う事を家族に告げる。


1月26日

ビシャモンテンから面接しますと、若い女性の声で電話が来た。

「62歳で、資格は何も無く中卒ですよ、いいのですか?」

一応念を押して間違いでない事を確かめる。


1月28日

立川駅南口から歩いて6,7分ウインズ通りにある、警備会社ビシャモンテン立川支社に、指定された3時半より10分ほど早く面接に行く。

フロアは2階で20畳くらいだろうか、事務と応接に区切られていた。

40歳代くらいのかっぷくのいいおっさんが一人いて、長い机のある応接の部屋で待つように指示される。

「ずっと漫画を描いていたんですか、もう描かないのですか」

「スポーツと同じで、若い人がどんどん出てきますから二度と描く事は無いと思います」

ひっきりなしに電話や携帯がかかって来る、

「ちょっとご免なさいね」

その度に中座した。

3,4枚の紙を渡され、会社の概要や警備についての説明をうけるが、聞いても不採用なら意味が無いので、

「はい、はい、はい、はい」

返事をするだけ、

「いつから研修に来れます」

「え?、いつでも大丈夫です」

「来週月曜日からでもいいですか」

「はい。大丈夫です」

????、これは採用する気があると言う事なのだろうか?。

それにしても、えらく簡単でにわかには信じがたいが、来いと言われれば行くとしか言えない。

履歴書、住民票と印鑑を持って、渋谷の本社で5日間の研修を受ける事になった。

立川駅近くで、時計を見ると4時近くだった。

今から福生に戻り、家に帰って、自転車で瑞穂の役所へ履歴書を貰いに行くには時間がない。

急いでビシャモンテンの事務所に引き返し、

「すみません、今日は金曜なので、今から役所に行って履歴書を貰うのは無理なんですけど」

「あ、そう、じゅあ、再来週からにしましょうか。」

う〜ん、何事もえらくあっさりしている。


1月31日

驚いた事に、パシック警備からも、研修を受けるように電話が来た。

「え、、、。あの、まことに申し訳ないのですが、もう一つ警備会社に面接してまして、そちらの研修を受ける事になりました。すみません。」

研修だから採用ではないのだろうけど、一つずつ切りをつけるのが無難だ。



     鰯のしっぽ     ( 警備戦線異状なし、1回目 )

我れ、62歳で漫画家なり。

名は、村町中吉とでもしておきましょうか。

仕事が無くて金が無い。

したがってパチンコにも行けない。

どんなに貧しくてもタバコぐらいは吸いたい。

「ああ、タバコが吸いたい。3箱などと贅沢は言わない、たったの1箱でいい。」

「働けジジイ。」

何と言う優しいお言葉だろうか。

手塩にかけ、仲良く暮らした息子の言葉とは思いたくない。

故にハローワークに行って仕事があるかどうか捜す事にした。

これより元漫画家となる。


平成23年、1月14日(金曜日)

青梅はローワーク。

学歴不問、免許無し、あらゆる資格無し、場所職種を選ばない、時間はフリー、

給料は10万以上で検索するが二件しかない。

幼稚園の朝と昼の通行路の送り迎えは、月曜日に面接。

葬儀屋の夜の電話番は、先に履歴書を送り書類審査をするとの事。

給料は共に週休二日で十二万円。


学歴

昭和39年久米中学校卒業

職歴

昭和39年京都マネキン会社入社

昭和40年大阪日の丸文庫入社

昭和42年漫画アシスタント

昭和43年自営業独立

<正確には覚えていないので、多少不正確>


「俺の履歴は4行しかない」

何だかえらくあっさりしているので、次男に見せたら、入社の後に退社を入れて書くのだと教えてくれ、

京都桃山高校(定時制)入学

一身上の都合により退学

以上

を付け加え、現在に至るを書き足し、写真を貼って判子を押したら、何となくサマになったように思う。


1月16日(月曜日)

いつも昼ごろ起きるのだが、朝6時に起きて朝食を取り、

息子の靴とコートを借り、休みだった次男に連れられ、福生から池袋まで面接に行ったのでした。

”やる気の無いものは去れ”

部屋の正面に大きな文字で書かれた文字が張られているのを見て、

「ええ?、能力の無いものは去れ」

の間違いではないかと思い、思わずクスッと笑う。

百メートルを11秒台で走る人が、どんなに頑張ってもオリンピックの選手にはなれない。

多分仕事も、やる気だけは旺盛で、出来ない事を訓練し努力しても無駄になるだけのような気もする。

五分も待っただろうか、渋い顔の面接おじさんが来た。

「これくらいの金で生活できるの?」

「四人家族で、生活費は当分にしていますので何とかなります」

おって連絡すると言われて、面接は五,六分で終わった。

「見込みはあるのでしょうか?」

「解かりません、今週中には連絡します」

四日後不採用の通知が来た。


葬儀場の、夜中の電話番の仕事も面接をしたいと電話があり、

「免許は持っていますよね」

「持っていないという事で捜したのですが」

「う〜ん、送迎をしてもらいたいのですよ」

くわ〜〜、なんじゃこれは、で、二つともパアーになったのです。

                       <書きかけ随時追加、3月14日>


          レンホー

レンホー

お金が足りないって事で、何千万とか、何億とか、何十億くらいにはなったのかな?。

若い女性の白髪を見つけて抜くように、チビチビ、チマチマ、事業仕分けに精を出す女性議員がいたんですけど、命令する権利は無かったそうなんです。

こういうのを越権とか、憲法違反って言うのかな。

レンホー

こっちで仕分けたり廃止にして、あっちで見直し復活してたようですけど、

沖縄の普天間基地のように、グルッと回って戻って、使ったのは膨大な時間と無駄な経費でしょうか。

レンホー

去年の国家予算は90兆円前後で、総予算は210兆円くらいでしょうか。

税収予測は37兆円でしたが、税収外の収入を合わせて実収は48兆円くらいはあったのだろうか。

推測ですが、公務員の給料は34兆円とも、40兆円とも、60兆円とも言われています。

公務員の年金が21兆円くらいかな。

すでに税収を上回っているんですけど。

レンホー

元大蔵省で今の財務省の横領金、とはいわないか、

ネコババとも言わないし、泥棒とも言わないな。

埋蔵金、あるいは隠し財産が、日本国の税収より多い、50兆円くらいは出てくると言われていましたから、

各省庁や、県庁やら役所等の隠し財産はどれくらいなのでしょうか。

既得権益などを合わせて、消えるお金が国家の総予算210兆円の1割として21兆円くらいにしますか。

レンホー

国債の残高が900兆円、県債も同じくらいあるそうです。

利子はどれくらいになるのだろうか、一応十兆円くらいにしましょうか。

給料34兆円+年金21兆円+消えるお金21兆円+利子10兆円=で81兆円ですか。

レンホー

健全な運営を行うために、消費税を上げるんですって。

200パーセントにしても足りないように思うんですけど。

レンホー

国会議員って、憲法に違反して職についているんですって。

おほほほほほのほ。

レンホー

かなり以前の事ですが、銀行の不祥事があった時、海江田万里って人がラジオ番組のコメントで、

「銀行は酷いことやってますよ、私はもう二度と銀行は使いません」

と言ってました。

最早万人が、銀行を使わないで生活をする事は困難ではないかと想像し、ああこの人は根っからの嘘つきではないのかなと思いました。

レンホー

中国船衝突事件で、映像公開を拒否した管総理が、国会の答弁で、

「我々の取った処置は、10年後には評価される」

と発言し、

「民主党はこれからも、情報公開を進めて行きたい」

とも言っていました。

げげげのげの外の下。



         自殺といじめ

いじめや自殺を無くすために、

「君達は頭が悪いのではない、状況が悪いのだ。」と言った内容の漫画本を、

どっかの教育委員会だか役所だったか、2年か3年がかりで制作し全生徒に配布する。

と言うニュースを、NHKのテレビとラジオでやっていた。

「君は足が遅いのではない。」

「君は音痴ではない。」

中々便利そうな言葉で、何にでも使えそうだ。

学校は、頭脳や体力の優劣を競わせ、見極めるためにあるようにも思うので、

通知表の1や2の人や、自殺者が減るとは思えないし、

頭の悪い生徒や、足の遅い人達を、何と言い変えるか解からないが、

少なくともこの地域の学校では、頭が悪い、と言う言葉は減少する。

画期的で凄い公本が、又一冊増える。


   タバコのポイ捨て

外に出ると、何にもする事がないので咥えタバコで歩く。

吸い終わると、道路の隅の下水の雨升に吸殻を捨てる。

5回に4回はスッポリと落ちるが、落ちなかった物は足で蹴って落とす。

雨升が無い時は、道路で擦って火を消し、タバコの箱に戻して持ち帰る。

多分、咥えタバコも、雨升に吸殻を落とすのも、悪い事のように思うが長く続いている。

咥えタバコをしながら自転車に乗っていたら、自転車屋があって、店の若者が歩道の中

ほどにはみ出て仕事をしていたので、

その店員を避けながら、雨升に狙いを定めポイとタバコを捨てた。

「ちょっと、ちょっと、失礼じゃないですか。」

店員は怒って俺を呼び止め、タバコを指差した。

タバコは雨升の中に落ちていなかった。

「すみません。」

自転車を降りて、タバコを拾い持ち帰った。

道からはみ出て仕事をしていた若い店員は、得意そうな顔をして仕事に戻った。

ただ、それだけの事です。


        差別

昔の事ですが、アメリカのシドニーポワチエと言う黒人男優が、

困難に負けないで、白人女性と結婚すると言う映画を見た事があります。

当時は、トイレやバスは、白人と黒人は分けられ使用は区別され、

プールは使用出来なかったらしい。

アメリカって国は、凄ぇ事を平気でやるヒデェー国だと思ったのでした。

南アフリカはもっと酷くて、住む場所も指定されていたと言う事です。

日本のように差別の無い国は、他にないらしい。

とってもいい国だと聞く。

外国は、と言っても、インドしか行った事は無いのですが、

インド政府は、入国審査はやっているのかいないのか、何事も無くスイスイと通してくれる。

所が、インド人が日本に来る時は、中々入国許可が下りないそうで、世界で一番厳しいと言っていました。そう言えば、難民や移民の受け入れも、先進国で一番厳しく少ないとも聞く。

バスや電車には、お金さえ払えば誰でも乗れるんですけどね、

日本に中々来れないんじゃ、プールにも入れませんね。

  平和                                                        

平和と言う尊い言葉があります。                                           平和の元は脅しであろうか。                                              万遍なく隅々まで脅しが行き渡り、漏れる事無く目を光らせなくては平和は維持出来ない。           当然、脅す方と脅される方に分かれ、権利と配分が違うから不満を持つ人は必ず居る。                      ですから、争いが無くなるとは思っていません。                                      「平和を、平和を。もっと平和を。」                                               と聞くたびに、                                                           「もっと脅せ、もっと取り締まれ。」                                                 と聞こえてしょうがない。      

                                                                 覚書

多分、アメリカがそうだから、日本もって気もしますが、                                  mixiも、yahooも、掲示板も、使用条件として、                                                                                             ”予告無しに削除する” と言う、きつい一文が入っています。                                  こういう一方的な、約束(契約)って成立するのかな?。                                     犯罪者の刑の通告でも、親しい人との約束を破棄する場合も、                                  一応は理由を言うのが通常ですから、けっこうな不気味さがあります。