西に東に炎が上がり      象は山火事を嫌い火を消しに向かう             そして又一つ          北に炎が上がり          ガンジスと息子ジャムナーが火を消しに向かった。




待ち受けていたのは、ドラッタだった。

ガンジスは 穴に落とされ

妻ヴァナラシは
牙を取られて
無残に横たわる
ガンジスを見て泣いた。

その声を聞いた

リスも鼠も虎も泣き、

雨はヴァナラシの涙だと言われ

河は涙が溜まり溢れているのだと言われた

 バラナシの牙              インド ベンガル語版はこちら

山松ゆうきち の小屋


ヴァナラシ

の戦い 

1話



インド
ベンガル語版

ヴァナラシの戦い

バラナシの





自己紹介

     仮題

    ヴァナラシの戦い ガンジスの牙

        2話

     ガンジス死す

         

         作 山松ゆうきち  画 沢本英二郎

               ダイジェスト版 左読み

               


大地の王ガンジスは嘆く

「木の実や草を食し、芋を食べ、 猪や鹿を殺して食い。                    小さく力の弱い人間達の争いは耐える事無く続く                          土地を欲しがり家を建て、生意気にも、柵を作って入るなと言う。                何故にそんなに欲が大きいのだ。                                   今に象まで食らうようになるかも知れない。」

       


                                             

                                                                                  

     誘い出されたガンジスは                                           毒矢を放たれ、槍で刺されるが                                       人間達と闘い負ける事は無かった。

      


           


    

息子ジャムナーは目を打たれ倒れ                       父は狂ったがごとく闘う。

 

  ガンジス用に作った、                                  大槍で撃たれる。

   インドの黒い巨象大地の王ガンジスは                  リンガの率いるドラッダに殺され死んだ

 

  


  


                


                                          

息子ジャムナーは、ドラッダに連れさらわれ食われたのだと言い                   悲しみ泣き続けた。

  <ヴァナラシの戦い  その2  終わり>

        

        ヴァナラシの戦い                                           その1はこちら