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Love and Peace 2011年 その時々のオサムカラムコラム
Imagine all the people living life in peace John Lennon
               
赤字はワンポイントイメージのためで、リンクではありません。 

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12月22日(木)
寒いです
日本の政党が悪いんだか、政治風土が悪いんだか、そんな政権を選んだ国民が悪いんだか、おじさんにはさっぱり分かりませーん。政権公約はほとんど実行しないで、政権公約にない増税をやろうとしている民主党政権だが、わからないのは報道では政府と党が違う意見のような印象を受けることだ。民主党政権というのは違う国のことなのか。
八ツ場ダムも着工しそうだし、コンクリートから人へはどこへ行ってしまったんだろう。
特にバカバカしくて問題外なのが野田総理の福島原発の事故終息宣言な野田。
ほんの少しだが政権交代を手助けしたおじさんとしては最近は大いに反省しているのだ。と言ってもまた自民党政権ではねぇ。
こんな事態では、心情的には好きではないけれど、橋下氏に期待でもしてみようかという気にもなってくるのは仕方のないことかな。
あーあ、書くネタが無いのでまたまたつまらないことを書いてしまった。
12月19日(月)
生きてる証拠
この欄も書かないでいるとあっという間に2、3週間経ってしまう。今年もあと2週間か。
突然ですが、いまさら言うまでもないが、自然界というのは不思議なものだ。特に冬になるといつも思うのだが、屋外にある金魚のいる甕の水は凍るのに身体全体がほとんど水分のナメクジはなぜ凍らないのだろうか。凍っているのに日中に融けてまた活動再開するのだろうか。この寒さの中、シイタケが乾いても成長しているが、それを狙って夜な夜なナメクジが現れるのだ。
我が家ではまだキウイを木にそのままぶら下げていたが、葉がすべて落下して実が丸見えなので、まだ硬い状態にも拘らず野鳥がついばみ始めた。柿などがなくなって彼らも切実なのだろう。まだ硬いせいか一個を完全に食べ尽くさず、突いた後だけが散見される。野鳥の餌にするのも癪なので小さいのをいくつか残して収穫した。
そのキウイもほとんど水分と思われるが凍らないでいる。どの程度の低温になったら凍ってしまうのか確かめたい気もするが、今のところの低温には堪えているようだ。それとも凍ることはないのだろうか。
いつだかかかりつけの医者に行ったとき、血圧がちょと高かったらその医者に「生きてる証拠だ、この程度は心配ない」と言われた。ナメクジやキウイが凍らないのはそれこそ生きてる証拠だ。人間もそうか。凍らないように気をつけようと思う今日この頃なのだ。
12月3日(土)
武蔵野音楽大学管弦楽団合唱団演奏会
今夜は秩父夜祭だ。今のところ生憎の雨だが予報は午後は曇り。雨が止んでくれれば勇壮な山車と囃子と花火が盛り上がるだろう。と言っても私めは行くわけではないが、若い頃毎年出かけていたことがあった。だからなんだと言われても、この話題はただそれだけのことだ。
昨夜、知人に頂いた招待券で武蔵野音楽大学管弦楽団合唱団演奏会に入間市の武蔵野音大バッハザールに行ってきた。地元であるにも拘らず、バッハザールに行くのは初めてだった。ここには荘厳な音色を響かせるパイプオルガンがあるので有名だ。
武蔵野音大の入間校舎が創設何年か分からないが、かなり古いと見えて、バリアフリーの考えがない時代か、会場のバッハザールまでは超急坂を上らなければならなかった。少しの雪でも降ればまず歩けない急坂だ。お年寄りにも無理だ。実際帰りの下り坂で杖を突いて難儀してやっと歩いているお年寄りがいた。こちらも滑らないように歩かねばならなかったし、その人も何とかゆっくりと歩けていたので下るのを手助けもせず来て反省しているが、もう少し弱者にやさしい作りはできなかったものか。表示があるかどうか気づかなかったが、あるいは弱者のために別のところにエレベーターなどがあるのかもしれない。会場内にも見渡したところ車椅子席などもなかったようだ。もしかしたらそれも見落としかもしれないが。
それはともかく、久しぶりにすばらしい生演奏を味わった。アウトドアで自然とばかり遊んでいないで、たまには自分にできない人間の芸術を堪能するのもいいものですなあ。
演奏曲目は、ドボルジャークの「テ・デウム」とご存知ベートーヴェンの第九(合唱つき)だ。指揮は円光寺雅彦氏。
ドボルジャークのテ・デウムは初めて聞く曲だ。両曲とも管弦楽と合唱が融和して時にお互いに張り合い、時に盛り上げ、スムーズに自然に耳に入って魂を揺すぶる。もちろん言葉は分からないが、西洋の神を讃える宗教音楽は多神教の日本でも違和感がない。
第九は12月の定番だ。迫力の管弦楽と歓喜の歌で歓喜したのであった。
とにかく久しぶりのクラシック演奏会の感動でした。
クラシックに限らず、その感動を門外漢ではうまく書けませんねぇ。
この機会を与えてくれた田端のS様、ありがとうございました。またお願いします。
11月29日(火)
民意
「ミーンイ、ミーンイ」とまるで夏の蝉が鳴いているのかと思った新大阪市長橋下氏の当選会見。
選挙で当選した人は例外なく民意を強調し、一方一応儀礼的に落選者へ投票した人たちの意見にも耳を傾けるなんて事を言うが、そんなことは一切しないのが今までの例だ。
しかし、今度の選挙に限らず、「民意は私を選んだ、民意を大切にするなら私の訴えたすべての政策を実行する」という考えは果たして正しいのか。
当選者は当選したことによってすべての政策が有権者はおろか、全住民に白紙委任されたと思い込んでしまうが、これは大きな間違いだ。
今度の大阪市長選挙でも、橋下氏に投票した人の中にも大阪都構想には賛成でも、教育基本条例には反対だという人もいるだろうし、脱原発や行政改革には大いに賛成だが、橋下氏の独裁的手法はいやだという人もいたはずだ。
実際、反橋下票も4割は存在し、ちょっと乱暴だが棄権した人も入れると支持者より多いのだ。
個別の政策に賛否を投票できないので便宜的に一人の候補に投票するというのが現行の選挙制度だ。それを当選したからといってすべてが認められたというのは全くの誤解だが、実はそんなことは百も承知でいながら、強引に自らの政策を実行に移してしまうから厄介だ。それをチェックするのが議会だが、現実にはチェック機能を果たしていないのが日本の地方議会だ。
橋下氏の当選は氏の政策がよく理解されて支持されたということでなく、彼なら何かしてくれるのだろうという期待感や、単なる知名度からだろう。議会、住民は相当の覚悟で氏の政策をチェックしていく必要がある。何しろ今まで結果責任を負った為政者はいないからね。
逆に、選挙で国民から政策を支持されて政権交代を成し遂げたのに、掲げた政策を実行しない民主党という情けない政党もある。政治は何がなんだか分からないのだ。
11月25日(金)
自然薯
狛江市で河川敷でのバーべキューを禁止する条例案が議会に上程されるというニュースをNHKでやっていた。有料とかでなく禁止という理由は、とにかく利用者のマナーが悪くて、ゴミは持ち帰らないし、花火で夜までうるさいし等々で、近所の住民が我慢できないので、とうとう行政側が動き出したというわけだ。
バーべキューに限らずアウトドアでの遊びのマナーの悪さは今に始まったことではない。山菜は根こそぎ取っていくし、タラノメやコシアブラなど木に出る山菜は根元から切ってしまうし、自然薯(じねんじょ)を掘ったらその穴を埋め戻さないでそのまま放置して行ってしまう。鮎釣りでも中年のマナーの悪さが目立つ。ビールやコンビニ弁当の空き缶やゴミをその辺に捨てて行ってしまう。
こういうことをしていると地主や行政側はどうしても禁止という方向に持っていかざるを得ない。
愚生は常々アウトドア遊びの鉄則は「来たときよりもきれいにして帰る」と言っているのだが、なかなかそれが守られていないのが現状だ。狛江市の河川敷バーベキュー禁止は当然だと思う。
大体、私共はそんな人がいっぱいいる場所でのバーベキューなんぞは面白くも何ともないと思っているので、なるべく人のいない閑静な場所でやっている。
さて、自然薯を掘ってもその穴を埋め戻さないで放置して帰ってしまうマナーの悪さを問題にしたが、そんなことはもちろんしないできれいに埋め戻し、自然薯の根の上部の蔓につながる部分はきちっと植えてくるマナーの良い、一級自然薯掘り師が川越のN氏だ。N氏は最近我らのキノコ仲間になって、セシウムを恐れながら果敢に山野を駆け回る若者(?)だ。
そのN氏がすばらしい自然薯を掘って来てくれた(写真)。私めも自然薯掘りはやるのだが、最近はトンとご無沙汰で、こんなすばらしい自然薯を見るのは久しぶりだった。自然薯の食べ方はすりおろし、卵やだし汁で割って食べるのが一般的だが、芋のままアルミホイルに包んで熱すれば美味しい焼き芋の出来上がりだ(写真)。それを味噌かなんかを付けて食べるのだが、これは超簡単ですこぶるつきの美味しさだ。ホクホクして甘みがあり、分かりやすく言うと、サトイモのホイル焼きをキノコのクリタケにたとえるなら、これはマツタケの趣だ。かえって分かりづらいか?。
もちろん千切りにして磯辺揚げもとろろ汁も味わった。ヤマイモ(自然薯)掘りの穴は深いが味の奥も深いのだ。
ヤマイモは掘ったらその穴を埋めておこう!
11月24日(木)
ジョギング
舌炎でなるべく体力を使わない方がいいのではと中断していたジョギングを再開した。ほぼ毎日、仕事が終わってから近所の公園を超スローに走るのだ。だんだん走る距離を長くしていこうと思っているが、再開して2ヶ月ほど、今は大体3から6kmというところだ。
午後6時過ぎの公園には照明がついているが、かなり暗いところもある。7時過ぎにはその照明の一部も消灯されるのでさらに暗くなるが、ジョギング用のコースも整備されているので暗くても走っている人がかなりいる。右回り、左回り、早足歩行だったり、本格的に走りこんだり私めのように超スローだったり、犬の散歩をしたり、リハビリ中の歩行と思われる人だったり、皆それぞれの仕方で走ったり歩いているが、たまにスピードを上げているジョガーにすれ違うと怖い思いをすることがある。
それは暗い中で黒っぽいウェアーで走っている人とすれ違うときだ。カーブなどでかなりのスピードで走っている人に突然すれ違うときがあって、こちらは白系統のウエアーで走っているので向こうは気づいているはずだが、こちらからはよく見えないのですれ違う間際にハッと気がつくときがある。
気候が寒くなってきているのでほとんどのジョガーが黒系統のウエアーだ。黒同士が超スピードですれ違うとかなり危険なのではないかと思う。
暗い公園で走るとき、特にスピードを上げて走る人は危ないので白系統のウエアーで走ろう。
11月19日(土)
裁判員裁判
覚せい剤取締法違反事件で、一審千葉地裁の裁判員裁判で初の全面無罪の判決を受けていた被告が控訴審の東京高裁では一転有罪の判決を受けていたが、その上告審で最高裁弁論期日を指定したので、有罪だった高裁判決が覆る可能性が出てきたというニュースがあった。
前にこの欄で書いたが、裁判員裁判はかなりの欠陥がある裁判で、その一例は一審では裁判員裁判なのに、控訴審ではそれが認められないのはおかしいと。
以前入間市商工会主催の裁判員裁判に関する検察官による講演会で、愚生は、一審が裁判員裁判なのに控訴審では裁判官だけだというのは欠陥ではないか、そもそも有罪を確信して起訴する検察は無罪判決が出れば当然控訴する事態が出てくるのではないか、その際裁判員を外すのは法の元の平等を定めた憲法違反の疑いがあるのではないかという旨の質問をしたが、そのとき講師の検察官は、裁判員の負担を軽減する目的で控訴審には裁判員裁判は無しとしたという旨のわけの分からない回答をしていたが、今度の事件ではやはりその弊害が出てきた形だ。
裁判員裁判を尊重するなら、一審で無罪が出た場合には米国の陪審員裁判ように検察は上告できない制度にすればいいが、日本ではそうでないので、事件の真実はともかくいたずらに裁判を長引かせる結果になる。最高裁は最後の人権の砦で、今度の裁判の行方が注目されるが、最高裁は高裁の判断を見直す場合に弁論を開くため、おそらくこの裁判は差し戻しか無罪になる公算が高い。
裁判員裁判は一定期間を経過したら見直すということになっている。米国のように一審無罪なら検察は上告できないようにするか、国民の負担は増すが、裁判員裁判が公正な裁判に真に必要なら控訴審も裁判員裁判にすべきだと再び主張しておきたい。
11月18日(金)
先々週信州へ旅行に行ったら例に漏れずそこかしこでがたわわに実り、おそらく収穫せずにそのまま放置しておくだけなのだろうと思われた。野鳥にとっては天国だと思われるのだが、どっこい、田舎には野鳥にとって食べ物がたくさんあるらしく、関東のように柿の木にヒヨドリやムクドリは見られなかった。
あるところの散策道の脇では老夫婦が収穫していたが、そういうのは稀だと思われるのだ。日本全国高齢化が進み、若年者は都会に出て仕事をしているので、柿をもごうにも不可能な状況なのだろう。柿の木はかなり高く成長するし、枝はポキリと折れやすいから無用心に上ったりすると危険なのだ。
もったいない話だ。柿は健康にいいらしいし、渋柿でも様々に加工して賞味できる。お勧めは言わずと知れた干し柿だ。干し柿の中にの甘露煮を忍び込ませれば超高級なお茶請けになる。柿の皮を剥き薄く切って乾燥させるだけの乾燥柿もお勧めだ。
ちょっと時間はかかるけれど、渋柿でも甘柿でも余ったり柔らかく熟したものを容器に入れておくだけで柿酢という優れものができる。洗わず、そのままで入れておくだけ。たまにかき回す。ヘタは汚いところは取った方がよい。きれいならそのままでもかまわない。
昨年やそれ以前にも豊作の年はできるだけ収穫して柿酢を作った。今はそれが熟成してまろやかになり、なかなか重宝している。柿酢の作り方はいろいろあるのでどこかのHPでどうぞ。愚生のHPにも載せてあります。市販されている柿酢は高価なので自分で作るのが一番いい。
お年よりは近所の若者に頼んで柿を収穫してもらおう。お礼は出来上がった干し柿や柿酢でいいのでは。
時間がある人は近所で持て余している柿を採らせて貰って干し柿や柿酢を作ろう!
←写真上2枚は以前のもの、下は去年のもの。
11月16日(水)
舌追記
舌の追記。
2008年に何かの機会に血液検査を行ったのだが、そのときはすべての数値が正常だった。もちろん舌の異常もなかった。
ビタミンB12は回腸で吸収され肝臓に蓄えられる。肝臓では3〜5r程度蓄えられ一日の必要量は1〜4マイクログラム程度なので、単純計算では10年以上保つわけだ。しかし実際はもっとずっと備蓄期間は短縮されるので、血液検査で正常値が出たすぐその後にビタミンB12が肝臓で枯渇したと考えられる。そして舌に症状が現れたのだろう。
素人考えで3年前に正常だったのでまさか血液に異常があるとは考えもしなかった。やはり何か症状が出たらいろいろ調べて病院に行き原因の可能性を示したほうがよい。
今度の疾患で思ったのだが、最近の医者はより専門化しているので関連性が大いにあるにも拘らず、専門外のことは良く分かっていない傾向がある。自分で調べて医者になんでも可能性を話すのも必要なのではないか。もっとも当初はその関連性について質問したにも拘らず否定されたが。
11月14日(月)
舌炎最終回
またまた順序が不正確だが、それはそれほど重要じゃないのだ。近くの某歯大口腔外科の教授に血液検査の結果の異常値を見せたときだか、正常に戻ったときの結果を見せたときだか、多分異常値のときだったと思うけれど、「これだこれだ、これだよ原因は」といって、ニコニコ喜んでいるようなアクションだったので、「先生喜ばないでくださいよ、こっちは大変なんだから」なんていう会話があったのだ。「喜んでいるわけじゃないけど、こうして結果が出たんだからよかったじゃない、これで適切な治療をすればよくなると思うよ」と、まるで自分が原因を発見したかのようなのでした。
マスク越しの美人医師は「どうでした結果は、え、正常値、それは良かったわね」と自分のことのように喜んでくれたのでした。そのときも口をガバッと開けさせられて舌を引っ張られ、写真を撮られたのは言うまでもありません。もちろんうがい薬も。
そんなことで血液が正常値に戻ってからというもの、薄紙をはがすように確かに舌の状態はだんだんよくなってきた。徐々に赤味は消え、辛いもの熱い物も以前ほど沁みなくなってきていた。今はほとんど以前の正常のときと同じ状態になった。ただ、舌に溝状のものがあるのが気になっているだけだ。この溝については以前防衛医大口腔外科にかかったとき、医師に、これは普通ですよと言われたのでそれほどは気にしていないが、何しろ舌の炎症そのものを治せなかった医師だけにちょっぴり不信感もあるのだ。
こうして舌炎との苦闘3年近く、とうとう克服したのだ。原因も解明したので将来再発しても対処の仕方が分かったので安心だ。
教訓
テレビの健康情報番組をバカにして軽視してはいけない。
病院、医者にはあちこち行ってみて症状はもちろん、テレビやネットで得られた情報も話すこと。
ネットにはあらゆる情報満載、適宜活用すること。
その他いろいろ勉強になった舌炎でした。ああ、ずいぶん書いてしまった。補完が必要になれば暫時書き足すのだ。
もし舌炎で苦しんでいる方があれば、こういう原因での炎症もあるということを参考にしていただければ幸いなのだ。
完。
11月12日(土)
TPP
舌の続き
舌の事ばかり書いていたら、政治も大変なことになっている。民主党は約束が違うんじゃないか。マニフェストで国民と約束したことをやらないで、弱者救済どころか弱者に鞭打つPTT、じゃないか、TPPとやらを賛否両論に国が割れる中強行しようとしているぞ。そんなことが強引にできるならあの政権交代総選挙で約束した年金の一元化、年金通帳や、高速料金無料、子ども手当て、暫定税率廃止、その他いろいろと約束したことは簡単に出来るだろうに。2009年民主党マニフェストはこれだ。
約束破りは世間では嘘つきと呼ばれるのだ。嘘つき民主党か。
自由化で荒廃した日本の山林、国土。グローバル化、経済効率優先で疲弊した地方。利権が元で永久的に続く原発事故の後遺症。さらに追い討ちをかけるのがTPPという意見もある。
あるTPP推進派の人が、関税原則撤廃したら輸出が大幅に増えるからその利益を農業にまわしたらいいとか分けのわからない事を言っていたが、大企業が疲弊した地方や農家に利益を回すはずがないことは火を見るより明らかだ。この大幅円高でもガソリン代は値下がりしないじゃないか。企業というのは儲けるだけ儲けて内部留保を増やし、更なる自社の利益を目指すのは当たり前だ。会社にとって無駄と思われる出費はしないのだ。

というわけでたまには世間の動きにも注目しないとね。読売巨人軍のことも書きたいなあ。
でも、なのである。
メチコバール0.5rを2ヶ月間週3回打ち続けられた小生は、すっかり注射にも慣れ、上手に痛くなく打ってくれる看護師の特徴も分かってきたのであった。
さて2ヵ月後は再び血液検査だった。2ヶ月打ち続けたからといってすぐ舌の状態がよくなるほど世の中甘くない。それでもなんとなく効いてきたような気がするから不思議だ。いや、実際効いてきたのかもしれない。
検査結果は前回検査で異常値が出た問題の赤血球、ヘモグロビン、LDH、ヘマトクリット値、MCV、MCH、MCHC、すべて正常値になった。ただし、ビタミンB12だけは標準値が233〜914なのに1500以上とあった。「以上」となっているのは多分それ以上は計測できなかったからかもしれない。ビタミンは水溶性で余分は尿から排泄されるので別に問題はないということらしいので安心だが。
この結果を見て院長は、正常ですね、ちょっと注射を打ちすぎたかななんてのたまっておられました。なんだよ、そんなことなら余分の注射代を返してくれよ、と思ったが、奥ゆかしいそれがしはもちろん口には出さなかったのは言うまでもありません。
これでビタミンB12不足は解消された。この結果を持って同時進行受診していた口腔外科に行ったのでした。
某歯科大学附属病院口腔外科はこの間ずっと定期的に通っていたが、やることといえば口をガバッと開けて舌を引っ張られ、写真を撮られ、うがい薬を処方されるだけだった。前回の血液検査の結果を見せた時は、これだ、これだ、これで抵抗力が落ちて舌に出たんだ、みたいな事を言われていたので、再検査で正常値が出たのを見せるのが楽しみだった。
続くのだ。
’11年11月11日(金)
いよいよ大詰め舌の話
今日は11の横並びの日か、思えばよくここまで長々と舌の話を書いたもんだ。でもまだまだ続くのだ。
11といえば、セブンーイレブンは7月11日の日は何か安売りでもしているのだろうか。日頃の愛顧に感謝してやって欲しいよね。やってたらごめんなさい。
さてビタミンB12の錠剤を処方されたそれがしは、一応期待したのだがやはり舌の状態は一向によくならない。そこでよく考えたのだ。萎縮性胃炎はなんたらかんたらでビタミンB12が吸収されないんだから、いくらその錠剤を経口投与してもムダなんじゃないかと。
錠剤がなくなってからまたまた病院を訪れ、そのことをかくかくしかじかと院長に話したら、それはそうだ、では注射で直接投与ですねといって、これから週に3回注射に通って下さい、2ヶ月後また血液検査をしましょう、ということになったのだ。なんだって、これから2ヶ月も一日おきに注射だって!何がこわいかって、ヘビや女には強いが注射とナメクジと煎餅とこしあんとカボチャとサツマイモが苦手なオイラを知らないのか、知りませんそんなことは。実はその時にはネットで、経口投与は効果なし、筋肉注射が可と調べてあったのだ。舌とビタミンB12については相当勉強しましたね。
その日からせっせと注射に通う私めなのでした。注射は痛いというイメージがあったのだが、このビタミンB12の筋肉注射は思ったほど痛くなく、全く苦痛を感じない時もあったほどで、よかったよかった。最近の注射針は相当細くなっているのだ。それでも看護師によってかなり注射の打ち方が違うらしく、全く痛くない看護師とちょっぴり我慢の看護師がいたのでした。こういうことを書くとセクハラか差別だと言われるかもしれないが、このときの経験によると、比較的美人の看護師の注射は痛く、そうでもない看護師の注射は全然痛い傾向があった。何しろ一日おきに通っているのだから、看護師とも顔なじみになってしまう。できれば美人の看護師に当たりたいが注射はちょっと痛い、痛くないのはそれほど美人ではない、さあどっちを選ぶか!選べません。できれば美人で痛くない看護師がいればなあなんて一日おきに期待しながら通う小生なのでした。あまり歓迎できないのは男の看護師の注射だ。なんの恨みがあって今日は男なんだ、そんなものはありません。あれ、今日は男性ですか、珍しいですね、なんて思わず言っちゃったよ。
この注射の液剤の名はメチコバール。0.5r(だったかな)を右、左の腕に交互に打つのだ。一回350円(だったと思う)。フロリードゲルよりは超安価で、その点は納得だった。もっとも完治のためには治療の価格は考えていられないが。
続くのだ。
11月10日(木)
舌の続き
胃カメラの結果は異常なし、といっても萎縮性胃炎は相変わらずで、これは回復はしないので仕方がない。胃癌は発症していなかったのでまずは安心だ。しかし昨日読んだ週刊誌によると、A型の血液型の人は胃癌になりやすいと書いてあったので、またまた心配が増えちゃったのだ。
CTスキャンの結果も多少の変異は認められるが問題はないとのことでこれまた一安心だった。異常が出たのは血液検査だ。血液の生成物がいろいろと増えていたり減っていたりしたのだ。まず赤血球ヘモグロビン詳しくは書かないがヘマチクリットがそれぞれ標準より大幅に減少していた。当然のことながらビタミンB12が非常に少なかったのが判明した。その結果LDH(乳酸脱水素酵素)というなんだかわけのわからないものが異常高値、MCV、MCH値も高かった。
担当の院長は、またもや医学書のようなものを見ながら、これだこれだ、貧血だ、これが原因だ、まずはビタミンB12の投与だ、そのあとしばらくしたらまた血液検査だ、と言って真っ赤な経口錠剤を処方したのでした。しかし、これですぐ回復するほど世の中は甘くない。
とはいえもうすぐだ、小生の舌の悩みの解消、でもこの続きは明日。
11月9日(水)
下の続き
あまりにいろいろな病院や医院に行ったのでどうも前後関係がよく分からなくなってしまった。胃カメラの検査を再びしてから血液検査やCTスキャンをしたのか、あるいは同時にしたのか。そんな前後関係はもうどうでもいいや。
とにかくこのころ、テレビから重大な情報が得られた。萎縮性胃炎だとビタミンB12が不足するので舌に異常が現れるというものだ。確かビートたけしが出る健康番組だったと思う。違ったかな?
後で調べたのだが、ビタミンB12は血液を作り出すのに重要な役割を担っているらしい。食事により口から入ったビタミンB12は胃の中で生成される内因子というタンパク質により葉酸と結びつき、その下部にある回腸という腸から吸収されて肝臓に蓄えられ、赤血球、ヘモグロビンなどの生成を助けているということだ。したがってB12が不足すると血液、特に赤血球に異常が出て、その結果、頭痛、めまい、吐き気、動悸、息切れ、食欲不振などの悪性貧血や末梢神経の修復作用が低下するため、肩こり、腰痛、しびれや神経痛、目の疲れなどの末梢神経障害をおこしやすくなるという。
萎縮性胃炎や胃を切除した人、極端な菜食主義者はその内因子が分泌不足になるのでビタミンB12不足も起るというわけだ。それがしは息切れやめまいなどの貧血の症状はなかったが、舌の炎症が発症したというわけだ。
やったー!これだ!なんだよ、今までに掛かった医者はそんなことは誰ーれも言わなかったぞ。これで希望が湧いてきた。鍋もキムチも食べられるようになるぞ。
早速その情報を病院で医師に話した。たまたまその日の担当がその病院の院長だった。院長はそだれを聞くとなにやら医学書みたいなものを看護師にもってこさせ、いろいろと調べていたが、ウン、これかもしれない、たまにはテレビもいいこと言うなあ、ためしてがってんか、なかなかいい番組だ、みたいな事を言ったのだった。そうじゃないです、タケシの番組です、なんていう会話をしながらも、これで回復してくれればいいなあなんて思ったのだ。
医師はそれでは血液検査をしましょう、それからCTスキャンもとりましょうと言って、すぐその場で看護師に指示して血液採取、CTスキャンを実行したのでした。
さてお楽しみのその結果は、続く。
11月8日(火)
舌の続き
ここの歯科は曜日によって口腔外科専門の医師が大学から出張してくる。その先生によると、舌の病気は様々あるが、なかなか特効薬というものがなく、フロリードゲルくらいしかないのが現状だ、みたいな事を言われた。防衛医大での処方で効果が確かめられたので、多分検査をしないでもカンジダでしょう、しかし、この薬も2週間の継続使用が限度であり、それ以上は副作用が懸念されるので中断したほうがいいと同じことも言われた。そして、ここからが肝心なことなのだが、今までのこの薬の使用は1日4本、一回チューブ1本だったのだが、それでは多すぎる、高価な薬だし、1日2本にしましょうと言われたのであった。つまりチューブ半分を一回に使用するということだ
そして、やはりうがい薬を処方され、舌を清潔に保つために、前も書いたがタングケア、要するに舌をブラシでケアして様子を見ましょうということになった。それと同時に機会を見て病院で検査もした方が良いとも言われたのでありました。
さて、その歯科口腔外科を最初に受診したのが、胃カメラを飲んでから既に1年以上が経過していた頃だ。さらに受診してからも既に3ヶ月くらいは経っていたのだが、フロリードゲルはついには1日一本、つまり一回に1/4本に減らすように指示されていたのだった。それでも舌の病状は相変わらずで、赤味が消えてはまた再発するということの繰り返しだった。そして検診でやることといえば何もなく、経過観察でただ口をボワーッと開けて舌の写真を撮ることだけだった。舌を思いっきり引っ張られて写真を撮られるのだが、痛かったなぁ、舌が抜けるんじゃないかと思ったよ、舌切り雀になった気分だった。舌を引っ張ったり写真を撮ったりするのがやさしい美人(と思われる。マスクをしているので断定はできないが)だったからいいが、男だったら怒るよオイラは。多分他の同じような患者が来たときのために参考にするんだろうなあ。
そんなこんなで、ええい、ちょうどいい、どうせ胃カメラ検査もやらなきゃいけないし、今度は他の検査もしてもらおうと、意を決して胃カメラ検査をした同じ病院を再び訪ねたのであった。
この頃この症状に関して重大な発見があったのであった。これがなかったらおそらくまだまだ舌炎に苦しんでいただろう。それが何かというお楽しみは、続く。
11月7日(月)
続き
近くにある某歯科大附属医院ではまずは口腔外科での舌の診察はせず、歯科検診から始まった。受信の際、例によって今までの経緯と現在の状態を説明して、ベロッとベロを出して、歯の治療は他の歯科医院で受けている旨を知らせ、次回からの口腔外科受診の予約をとったのであった。
続く。
11月4日(金)
またまた舌の続き
世間では、特にテレビなどの世界では時としてある特定の事象に番組などが集中することがある。最近もまだ続いているようだが、いつの頃からか芸のない、あるいは芸をやらない、あるいは芸をテレビで見られない芸能人が政治や芸術やスポーツ番組に出たり仕切るようになっているのもその一例と言っていいだろう。
健康番組が流行するのもそんな類か。あるいは世間からその種の番組を求められているのかもしれない。まあ、人間が健康志向なのは当たり前でもあるが。
様々な症状を取り上げているある健康番組で、口腔乾燥症(ドライマウス)を取り上げていた。それを見たオイラの舌の症状を心配してくれている知人から連絡があり、テレビでやってたけどドライマウスじゃないの、まさしくそれだよ、と親切にも教えてくれた。私もたまたまその番組は見ていたし、それ以前にもドライマウスのことは調べていたので、しかも耳鼻咽喉科でも夜に口中が乾燥するのが原因かもと言われてもいたので、日中はガムを噛んだり、バカみたいに突然口を開けたり閉めたり、それなりに気をつけてはいたのだ。口腔乾燥は唾液の分泌が減少すると起り、その原因は様々あるが薬剤による副作用だったり、加齢が原因だったり、ストレスがその素だったりするらしい。
私めも確かに夜中に口中が乾燥するので、防大の専門医に、ドライマウスが原因で舌が荒れているのではないですかとお聞きしたら、いや、唾液は正常に分泌されているのでそれではありませんと言われたこともあったのであった。
そんなこともあった防大病院受診時代、そんな大げさじゃないか、いよいよ原因が分からないままほぼ2年が過ぎたのであった。
次に受診したのはごく近くにあった、某歯科大附属の医院であった。何しろ近いのと口腔外科もあるし歯科大付属というのが魅力だったのだ。魅力というのもおかしな表現だが。
いよいよ核心に近づくここの受診の模様は次に続く。
11月2日(水)
下の続き
高価なフロリードゲルという薬を舌に塗り、口に含んで2週間、なるほど舌の中央部にあった赤味は取れた。これで完治か、さすがは日本の防衛体制の医療を担当する防衛医大の病院、ありがたや、ありがたや。これでそのまま治るんだったら、高価な薬も納得だ。熱い鍋もキムチも思う存分堪能できるぞ、とルンルン気分で数週間、ム、なんだかまた舌が赤くなってきたぞ、一体どうしたんだいヘヘイヘイ。やっぱり沁みるぞ。高価な薬はどうしたんだいヘヘイヘイ。
そんなことでまた再発した舌を大事に携えて、防大病院を再訪なのだ。処方された薬は2週間が限度なので、2週間使用してその後様子を見、再発しなければそれで終わりなのだが医師としても経過を確かめたいので数週間後の再訪を予約していたのである。いや、実はまた赤くなって以前と同じになっちゃいました、と担当医に必死に訴える私めでありました。ウーン、そうですか、それではまた同じ薬を出しますからまたもう少し様子を見ましょう、また数週間後に来てください。の繰り返しが半年くらいだったのだ。結局赤味が消えてその後また再発の繰り返しだ。医師としても困ってしまってワンワンワワン。こんなオチャラケを言っている場合ではない、何しろ高価なフロリードゲル、もうそれがしの財布も底をつき始めているのだ。
医師は確かに処方した薬が効果があるのを認めていたので、これはおかしい、抵抗力免疫力が弱っていますね、どこか他に体調の悪いところはないですか、食生活はどうですか、ストレスはと、いろいろと愚生に訊くのでした。そして、どこか内臓関係で悪いところがあるかもしれませんので精密検査をした方がいいですよと言われたのであった。ストレスって言ったって、そりゃあるんじゃないですか、屋号をストレス印刷としたいくらいですよ、でも何がストレスなんだろう程度だしね。食生活も生活パターンもたまに大酒を飲むくらいでまあ普通だし、多少頭髪は少ないけれど体調は問題ないし。ただ先生、前にも言ったけど胃カメラの結果萎縮性胃炎と診断されたんです、関係ないですかねぇ、と訴えたのだが、先生は関係ないでしょうと言うのであった。これも後で分かったのだが大間違いだったのである。
近在で有名な防衛医大病院もダメか、仕方がない、もう少し近いところに適当な医者がいるかもしれないと、またまたネットで調べる小生なのであった。その間胃カメラ検査をした病院を再訪し、他の検査もしてもらおうと考えたのでした。
ピロリ菌のいない萎縮性胃炎は胃がんになる確率が高いので1年に一回は胃カメラで検査した方がいいと言われていたので、そのついでに他の検査もしてもらおうと思ったのだ。既に前回の胃カメラからとっくに1年は過ぎていたのだ。
さらに続きまーす。え、つまらないから早く結論を言って終わりにしろだって?そうはイカのキンタ〇、タコが食うなのだ。
11月1日(火)
舌の続き
防衛医大はかなりの混雑振りだった。このくらいの混雑は我慢しなくちゃ、舌が治るなら、と思い本を読みながら自分の番を待っていたのでした。これだけの患者さんがいるし、入間にも比較的近いのでやはり知り合いもいた。おや、どうしました、ああそうですか、私も実はこれこれこういうわけでと病気自慢ではないけれどお互い一通りの挨拶を交わすのでした。
そんなこんなで自分の番が来た。例によって今までの経過と現状を説明すると、さすがにここは口腔外科専門、舌を見せてくださいということで口を大きくあけてベロッと見せたのでした。ああ、かなり赤くなっていますね、いつ頃からですって、ほう1年くらいねぇ、そうですか、熱い物辛い物、アルコールに沁みる、そうでしょうねえ。などと言われたのでした。
この防衛医大での経過はかなり長くなるので簡単に説明すると、最初はやはりうがい薬と舌に塗る例の軟膏を処方されてしばらく様子を見ましょうということだった。その繰り返しが何週間か続いたがやはり一向に良くならない。結局今までと同じ処方の仕方だ。
それが続いて何回目かの時、さすがに治らないので困惑した(と思われる)医師はいろいろとネットで調べたり専門書のようなものを引っ張り出して調べたりしていたが、多分これはカンジダでしょう。カンジダは誰の口の中にもいる常在菌で普通は発症しないが何らかの原因による抵抗力不足などで発症したのでしょうと言って、カンジダ菌に有効な忘れもしない「フロリードゲル」というやはり舌に塗る高価な軟膏を処方したのでした。この薬は2週間連続使用が限度で、毎食後と就寝前に5mgの軟膏を舌に塗り口中に含みしばらくしてそのまま飲み込むのである。これが2週間分でなんと保険がきいて9500円くらい!ギョエー、胃カメラ検査より高価な軟膏!
簡単に説明しようとしたがそうもいかないのだ。―続く―
10月31日(月)
キノコ
下の続き
慣れたとはいえ月曜日は身体に痛いところがあるのでつらい。この時季毎週日曜日は原生林へキノコ採りだ。しかも放射線の心配をしながら。そんなことならよせばいいのにと思われるかもしれないが、あの爽快さは放射能の心配や日頃のストレスを吹っ飛ばす。放射線に詳しい国立のI氏には、放射能の恐ろしさはそんな呑気なものではないと言われるだろうなあ。でも行ってしまうのだ。
昨日も例によって山に入ってきたが、キノコの影、形は無し。こんなにない日も珍しい。山でいつも会う人も今年はダメだねえと言っていた。それでもその人はすぐそこの道の脇で採ったといって、かなりの量で良質のナラタケを見せてくれた。山で会うキノコ採りはみんな放射能のことなど全然気にしてないようだ。山へ入るキノコ採りの人数はいつもの年と変らないように思われる。ところが行く途中の国道脇にある天然キノコを売っている掘っ立て小屋には今年はお客がほとんどいない。お客は敏感だ。
初め登った山にはキノコがないので場所を変えて探し回ったが、やはり全然と言ってよいほどなかった。山が乾いていたせいか?。おまけに急斜面で足を踏ん張りそこなって10メートルほど滑落してしまった。幸い柔らかい土の斜面だったのと、とっさの判断で上体を山側に寝かせ、尻や背中でずり落ちた格好になったので、ふくらはぎやかわいいお尻を擦りむいただけですんだ。もっとも柔らかい土の状況は把握していて結果そうなったのであって、もしそこが岩盤斜面だったら決してそんなへまはしないつもりだが。
そんなことで月曜日は体のどこかに痛いところがあるのである。

ここからが下の続き。
私めは消化器科の専門医に訊いたね。で、萎縮性胃炎と舌の荒れは関係あるんですかと。そうしたらその医師曰く、関係ないですねだってさ。結果的にその言葉は間違っていたことが約2年後の最近分かったのだが、とにかくその時はそう言われたのだ。じゃどうすりゃいいんのさ思案橋、このオレ様の舌は。
そんなことがあってからさらに数ヶ月、ほって置けばそのうち良くなるだろうと楽観的に考えていたが一向によくならない小生の舌。こうなったら仕方がない、ちょっと遠くて混んでるという評判があるけど、お江戸に行くよりは近いかということで、所沢にある防衛医科大学病院に行くことにしたのであった。防衛医大病院には口腔外科があるのである。
通っている歯科にわけを話して紹介状を書いてもらい、いざ防衛医大へ。なぜ紹介状を書いてもらったかと言うと、紹介状があると初診料が安くなると防大病院のHPに書いてあったからだ。
ーまたまた続くー
10月29日(土)
舌の続き
大王製紙と大馬鹿会長への憤りは分かったよ、もういいから舌の話しを続けてくれという懇請が引きも切らさず、ないけれど、10/27の続きなのだ。
胃カメラの最中に脂汗をターラタラ流して青白い顔になったらしい愚生を見た医師と看護師はあわてて、血圧測定などと口走り測ったのでありました。異常値かなと思ったけど、残念ながら、いやそうではない、正常の範囲でしたね。何しろ愚生はこう見えても、見えないか、自分で言うのもなんだけれど、超華奢(きゃしゃ。上品で弱々しいことー辞書よりー)で、気も弱いので、白衣の女性はいいけれど、男性の医師に対しては平常心を失ってしまうのだ。
さて、胃カメラの結果、萎縮性胃炎と判明したのであった。萎縮性胃炎とは老年に多い胃の形状らしいが、オレはまだ老年じゃないぞ、胃表面の粘膜が減少し血管が浮き出て見えるのだ。最近の研究では老年性というよりも、ほとんどがヘリコバクターピロリ菌のいたずらというより、攻撃でなるらしい。愚生も医師から、ピロリ菌のせいでこうなりましたと言われた。ですからピロリ菌の検査もしておきましょうといって、血液と胃の組織を採取されたのだった。
後日の血液並びに組織の検査の結果、ピロリ菌も癌細胞も検出されずでした。医師の説明によると、ピロリ菌の自らの作用で自分も住めなくなってしまった胃ですとのことだった。このような胃は癌になる確率が高いので年に一度は胃カメラで検査したほうがいいとのことだった。しかも萎縮性胃炎は完治しない、つまりこのまま治らない胃の状態だという。
舌の炎症で思わぬ展開、い、胃が悪いのか、オイラは。それは分かったよ、で、舌とその萎縮性胃炎との関係は?
ジャーン、今日はここまで、さらに続くのだ。
10月28日(金)
大王製紙
舌はちょっとお休み。
大王製紙、ふざけるな!報道によると会長の個人的なカジノなどの遊興費に関連会社などからの融資でひゃ、百億!を超える金が充てられていることが分かった。
9月21日付で印刷用紙卸商から現行価格の15%以上の値上げを通告してきた。もちろん大王製紙も含まれていて、少額といえども大王製紙の用紙を購入している川下の印刷業者としては全く納得いかない。今までも有無を言わせず一方的に値上げ通告がずうっと行われてきた。
それじゃなにかい、泣き泣き値上げに応じざるを得なかった印刷業者は、今までの値上げ分はおろか、用紙代として会長の遊興費を捻出してたっていうことかい。
卸商からの値上げのお願いには、「用紙の生産コストの6〜7割はパルプ、チップ、古紙や漂白用薬品、重油などの原燃料が占めています」とある。
長らく続いている円高はこのところの連日の最高値更新もあり、原材料は大幅に安く仕入れられているはずだ。大震災の影響はあるにしろ、なぜこうも連続的に値上げなのか。ここがチャンスとばかりにどこかが悪どい儲けをしているのではないか。
卸商の文章にはまた「わたくしども卸商としては、川上のメーカーの状況と印刷業界の皆様やユーザーさんのおかれている立場を理解しているだけに大変困惑しております」とある。
川上のメーカーの立場をどのように理解しているというのか。卸商さんもメーカーからの一方的な値上げ通告に困惑しているのだろうが、川下の印刷業者の立場をより考えてくれなくては困るのだ。何しろ法外な額がカジノや遊興費に使われちゃうんだからね。しかもその金は半分くらいしか返却されてないという。それでも子会社も含めて経営不振に陥ったという話を聞かない。ということは今までの値上げで相当儲けているということなのだ。用紙卸商も団結してメーカーの一方的値上げ通告を断固拒否すべし。
このご時勢でお客さんには値上げなどできず、結局泣くのは我々印刷業者なのである。
10月27日(木)
続き
もう10月もそろそろおしまいか。今朝は寒かった、それでも平年より気温は高いと天気予報のお姉ちゃんが言っていた。昨年の今頃も、今年の冬も熱々の鍋物は味わえないなぁなんて嘆いていたものだ。
さて、胃カメラ当日である。予約の時に、鼻からチューブを差し込む方法もあります、この方が辛くないという人が多いですよなんてことを前もって言われていたので、それでは今回は鼻から牛乳ではない、鼻から胃カメラでやってみようということになっていたのでした。
ところが、当日約束の時間に行ってみると、まことに申し訳ありません、鼻からの機器が故障していまして、直すのにはちょっと時間が掛かります、口からならすぐできますが、なんてことを言われたのだ。仕方がない、鼻からでも口からでも診るところは一緒だ。だいいち、故障したのを直してからすぐ使用するなんて、機器が正常に動くかどうかを試す実験台じゃないのオイラは。冗談じゃないよ、途中でまた不具合が起きたらどうすんのよ、オイラの胃。というわけでかなり前にも何回かやったことがあるあの地獄のような口から胃カメラなのでありました。
例によって喉の麻酔のゼリー状のものを含んだり、胃の蠕動をとめる注射をしたりしてしばし待つのであった。
いよいよ愚生の番だ。まな板の鯉の気分で、包丁ではないけれど、胃カメラの挿入だ。はなはだ気分の良い挿入というものも世の中にはあるが、この挿入はそれには似ても似つかない気分だ。もちろん男だから気分の良い方の挿入はされたことがないが。
すでに何回か経験がある胃カメラだが、相変わらずものすごく辛い時間だ。オエー、麻酔をしたのになんだこの吐き気は、胃を膨らませるために空気を入れるプシュプシュという音と共に感じる苦痛。胃カメラなんて全然辛くないという人も中にはいるが、そういう人はどんなことが辛いのだろうか、苦痛という言葉がその人の辞書には載っていないんじゃないのか。
もうとにかく早く終わってくれの気持ちの一直線。「やりました、私がやりました、万引きでも泥棒でもなんでもやりました、早く終わりにしてくれたら(無実だけれど)、なんでも私がやりました、私が犯人だと認めます」という嘘の白状もしてしまいそうなこの胃カメラ拷問だ。こんな風に冤罪は生まれるのか。おまけに「自分の胃の中を見てみますか、これが入り口、これがポリープ、これが出口、癌はありませんね、でも一応組織を取っときましょうね」なんて、どうでもいいから早く終わりにしてくれー、と額に脂汗を流しながら苦悶の表情(だったと思う)で声なき叫びを発したのでした。
いよい佳境に入ってきたぞ、わが舌炎との格闘記、そんな大げさなーまだまだ続くー
10月26日(水)
続き
有史以来人災天災を問わず世界は災厄に満ちている。これからの世界や日本は無駄で徒な科学や経済発展を指向せず、いかにしたら災厄から逃れやがては克服できるかに全力を敬重すべきだ。その分野で経済や科学を活用したほうが人類にとって意義があるのではないか。災厄というほどのことでもないが、何しろ個人の舌の炎症すら簡単には治せないのだから、現代医学も。ただし、たいした病気ではないから医者もその気にならなかったのかもしれないが。
さて、民間伝承というのは様々あるが、当っていることもあるしぜんぜん根拠がなくただの迷信ということもある。当らなくてもそう言われているからにはある程度は関連があって語られているのかもしれない。胃が悪いと舌が荒れるというのもそんな類か。病気などは最近は簡単にネットで調べられるから民間伝承というよりはかなりの確率を持って語られることも多い。舌が荒れるのはどこか内臓の変調の前触れや証拠などと聞いたり書いてあったりするとやはり気になる。
そこで歯科口腔外科で歯の治療を続けながら次に行ったのは病院の消火器じゃなかった、消化器科であった。受付で症状を説明して消化器科にまわしてもらい、専門医にも舌の症状を説明し、舌と胃の関係を尋ねたのでありました。たかが舌の荒れでも一応患者としてがっかりだったのは、舌が荒れているというのに全然舌を診てくれないで、上ばかり見ていることだった。(厳しい洒落だ)。患者じゃなくても愚生などは知り合いの皆さんがこぞって認めるように、きわめて気が弱いのであるから、一応舌を見て嘘でもいいから何とか安心させて欲しかったなあ。
しかもその医者は、では胃カメラでも入れて調べてみましょうだってさ。その前に胃と舌の詳しい相関関係を説明してくれよ。でもしばらく胃カメラも飲んでないので言われた通りにするかと、胃カメラの予約を取ったのでした。
ーさらに続くー
10月25日(火)
続き
舌の続き。
近所の掛かり付けの医者に診察してもらっても一向によくならない舌の荒れ、次は何科の医者に診てもらおうかと思ったのであった。もちろんそのときにはネットでいろいろと検索し、舌に関する情報も得ていたが、どうもピンと来る情報がないし、情報量が膨大なので整理して自分の症状に該当するか判断するのが難しいのであった。
舌や喉は耳鼻咽喉科という手もある、手というのは違うか、まあともかく次は耳鼻咽喉科に行ったのであった。鼻の中になんだか知らないが突っ込まれたり、舌をグイと引っ張られたり、いやー、舌の荒れより苦しかった。そして下された診断は夜寝るとき鼻が詰まり鼻で呼吸する率が低いので口や舌が渇くせいでしょう、ということで、鼻の通りをよくするスプレイ状の薬剤とうがい薬を処方された。もちろんそんなことで症状が改善するわけはない、だからこう長々と書いているわけだ。
さて次だ。やはりいろいろと調べた中に舌は口腔外科というのがあった。入間市や近辺の口腔外科の医者を調べたら、主に歯科、口腔外科というのが多い。そこで知っている歯科へ行っていろいろと症状を話したが、歯の治療はしてくれるが舌の荒れにはやはりうがい薬を処方されただけだった。思うに歯科の口腔外科というのは文字通り歯に関しての外科であって、舌の疾患はいろいろな要因があるから管轄外なのかもしれない。お蔭でいまだに歯の治療には通っている始末だ。まあ、歯の様子も、虫歯もあるし、長らく治療を受けてなかったので、心配だったからちょうどよかったが。
ーさらに続くー
10月24日(月)
続き
舌、じゃなかった、下の続き。いや、舌の続きでもいいか。
舌の不調を病院の何科で診てもらうのか分からなかったので、何かというと診てもらっている近くの掛かりつけの医院に行った。その医院は内科が主なのだが、町医者はなんでも治してくれるというイメージがあるので、行ったのだ。これまでの愚生のカルテもあるし。しかしそのお医者さんも、さっぱり分からないね、なんてサジを投げたのであった。それでも処方された薬は知人の薬局が出してくれたのと同じような軟膏の「ケナログ」だ。舌の炎症には直接塗って効果があるというおなじみの薬だ。もちろんその時はおなじみでなく初めて知った薬だが。
毎食後と就寝前処方と用量を守って2週間ほど経ったがやはりぜんぜん快方に向かわない。治らなかったら処方を中止してくださいと言われていたのでつけるのを止めてそのまままたしばらく経過した。
ー続くー
10月22日(土)
舌炎
10/8に書いた舌炎について詳しく書きましょう。舌が荒れた人は、もしかしてこれが原因かもしれないので参考にして下さい。
2年半ほど前だった。熱い物や辛い物、アルコール類、ビールやサイダーなどの炭酸類を食べたり飲んだりすると舌に沁みて痛さを感じるようになった。
熱さ辛さに敏感に反応する以外は味覚的には異常は感じられなかったので、そのうち治るだろうと思って放っておいて、食事の際舌に沁みるようなものは避けたが普通の生活をしていた。
あるとき、辛くないという触れ込みのシシトウを恐る恐る食べたらやはり辛くなかった。これなら大丈夫だろうと2、3個食べたまではよかったが、その後を悲劇が待っていた。今まで食べたものが辛くなかったのでもう一つを口に含んで噛んだら、オエー、ウエー、か、辛い!思わず汚いけれど吐き出したのでした。だまされた。シシトウは中にたまに辛い当りが混ざっているんですね。それ以来いくらこれは辛くないからと言われてもシシトウは食べなくなったのでありました。もちろん唐辛子や山葵、胡椒などの香辛料は使いません。
そのうち治るだろうと思っていたのが、しばらくしても一向によくならない。鍋物などの美味しいものの一部が食べられないのは我慢するとして、いくら超規則正しい生活をしているそれがしでも何かが原因で悪い病気にでもなっているかもしれない、そのサインかもしれないと思い、とうとう掛かり付けの医者に診てもらうことにした。実はその前に友人の薬局経営の薬剤師から舌の炎症に効くといわれる舌に直接つける軟膏を処方してもらっていたのに全然症状が良くならなかったのだ。
ーさらに続くー
10月18日(火)
16日(日)、野生のキノコは最盛期を迎える頃となるが、舞茸は終盤を迎えるので、これを逃してなるものか、特に先日残して来た幼菌が巨大化しているのではないかと期待を膨らませながら、雨の中早朝いつもの甲州市塩山の山へ向ったのであった。
雨は上がったが、残念ながら残して来た舞茸は一瞬遅く、誰かに採られていた後だった。まあ仕方がない。そういうこともあるさ。逆の場合もあるからね。で、他の舞茸やクリタケ等を求めて原生林に分け入ったのであった。登り始めてすぐ山猿に出会った。
いつもは山中で早い昼食をとりゆっくりするのだが、この日は午後御茶ノ水に行かなければいけなかったので、早めに下山した。大学のホームカミングデイがあったのだ。HCDには別に行かなくてもよかったのだが、これを機会に同級生が近隣のほかに遠く鹿児島、福岡、兵庫、山梨からわざわざ出てくるというので、これは地元にいる愚生としては出かけなくてはなるまいと、お江戸御茶ノ水へ参じたのであった。前の日は遅くまで地元の友人と狭山茶の放射能検出の話題で飲み、この日は早朝より巨大ミズナラ、ブナが林立する原生林でキノコ採り、そして午後は東京の真ん中御茶ノ水だ。さすがに疲れた。山猿に遭遇した山地からビルの林立している大都会へ、こんなに落差のある行動はめったにない。
御茶ノ水では40数年振りに会う同級生もいて、HCD後の会場の居酒屋では大いに盛り上がった。中の一人は映画「卒業」を地で行く経験を語り、さすがにその話には度肝を抜かれた。しかもその後の人生は順調で幸せ一杯に暮らしているという。皆さんいろいろな人生、頑張って来ましたねぇ。
写真はその時の参加者。さて私はどこにいるでしょう。公開拒否の人は連絡下さいね。
10月8日(土)
うがい薬
日常が勉強だ。
舌の炎症でずぅっと口腔外科通いをしていて、昨日も行ってきた。悪性の炎症ではないと診断されているので安心していたが、冬場の鍋物などの熱い食べ物や辛い物がダメだったので、味覚に異常はなくても文字通り閉口していた。それがこのところ回復に向っていて、ある程度熱いもの、辛いものも食べられるようになった。
舌の荒れた原因がどのようにして判明したかというと、これは後日詳しく記すとして、かいつまんで言うと、ピロリ菌による萎縮性胃炎→ビタミンB12不足→赤血球、ヘモグロビン等不足の血液数値の異常→舌の荒れ、らしい。ビタミンB12を注射である程度続けて投与されたら血液の数値も正常に戻り、舌の荒れも徐々に改善されてきているというわけだ。
その過程でうがい薬を処方されたが、うがい薬のことを含嗽というのを初めて知った。「がんそうざい」と読むのだが、看護師や医師が「がんそうざい」と言っているので、「乾燥剤?そんなの口の中に入れたら舌がバリバリになっちゃうよ」と思ったのであった。嗽という字はつくりが夏目漱石の漱の右側なので漢字で表されると「そう」と読めるが、「がんそうざい」と言われるとなんだか分からなかったのであった。うがい薬とは、またまたお利口になっちゃったもんね。
同じ口腔外科でのこと、医師が「タンケアをしてください」と言うから、痰が絡んでは舌にも良くないので痰が絡まないように注意するということかと思ったら違った。タンというのは短縮した言い方で、本当はタング、つまり舌だということが分かった。舌をたまにブラッシングするということだ。
話し言葉で普通に発音するとタングはタンになっちゃうものね。これまた勉強になっちゃったのだ。それほどのこともないか。
含嗽剤とタンケア、新しい言葉を知ったが、この舌の症状のことを知るのはそれよりも大いなる勉強だった。そのことはまた後で。
ちなみに「がんそうざい」で変換したら漢字は出なかった。「そう」で変換しても嗽が出なかった。どうしたかというと、がんで変換→含、うがいで変換→嗽、で出したのだ。これもお利口になっちゃったもんね。
10月7日(金)
割り勘義捐金
入間市も例に漏れず町の経済状況はなかなか厳しい。昨日も繁華街のテナントビルからある店舗が撤退という噂を聞いた。そんな情報を確認しようというわけでもないが、くだんのビルの1Fにある居酒屋へ同じ中学の1年先輩の人と行った。
その居酒屋は木曜日という事もあってか、個人のお客はほとんどなく、宴会が2団体ほどある程度で、賑わっているという風ではなかった。
それはそれで考えさせられることではあるが、今日の話題はそれではない。
その先輩はなかなか羽振りが良くてよく奢ってもらう。昨日は最初の居酒屋は割り勘にしたが、もう一軒先輩の同級生がやっている寿司屋へ行こうということになった。その店は既に閉店の時間だったが、そこは地元の同級生、一報を入れておいたので開けて待っていてくれた。既に一軒めで飲み食いしてきたのでそれほどはピッチが上がらなかったが、それでも何やかやの話で盛り上がったのであった。さてもう帰りましょうという段になって、その先輩はさっと席を立ちさっさと勘定を済ませてしまった。もちろんそれがしも払わなくてはいけないので、申し出たが、いいと言う。その代わり割り勘分の金額を東日本大震災の復興義援金に回してくれと言うのだ。
そんな飲み方払い方寄付の仕方をこれまでも何回かしてきた。その先輩は、これからの方が被災者は大変なんだよ、義捐金も集まらなくなるし、こちらでできるのはこんなことしかないんだよ、だから必ずその金額は義捐金に回してくれと言うのだ。先輩は南相馬にも行って来たがその惨状は報道されているより酷いとも言っていた。
そんなことがあって愚生は割り勘分の金額や歯医者やその他の病院通いの支払いのお釣りなどを当社に常置してある義捐金箱に入れているのである。今まで2回ほどそんなお金を市の社会福祉協議会に寄付してきたが、昨日も3回目の寄付をしてきた。
金額の多少ではなく、こうして楽しく健康に飲めるというのに感謝してささやかな援助なのである。
10月4日(火)
相殺・矛盾
2日、先日の台風の雨や風で菌種が飛ばされ流されてしまったのか、山にはめぼしいキノコがなかった。歩き始めてすぐに道の脇のいつものブナの木で舞茸を発見した以外は雑キノコもほとんどなかった。世間では場所によってキノコからも放射性物質が検出されているが、あのキノコ採りの魅力には抗しきれず、せっせと日曜毎に山へ通っているのである。放射能も雨で流れていてくれればいいと思いながらキノコ採取をしているが、でもそれも結局どこかへ蓄積されてしまうのではどうにもならない。
埼玉県では秩父で放射性物質が割合高い数値が出たようだが、いつも行っている、秩父につながる東京奥多摩や山梨県ではどうなんだろう。
いずれにしても困ったことだ。
放射性物質は少量被爆でも蓄積されれば癌になる恐れがあるということだが、ある種のキノコは抗癌作用があるという。ということは放射能極微量含有キノコなら相殺されて安全とはいえないのだろうか。しかも大自然の中にはいってストレスを解消している。ストレスは病気のもとだ。

このところちょいと血圧が高止まりしているので、ネットで高血圧予防を調べてみたら、当然のことながら塩分摂取量を減少することが必要だとあった。また、高血圧を予防する食品の中の一つに梅干というのがあった。しかし、梅干は相当塩分が多い。矛盾、どうすりゃいいのさ思案橋。
それがしはもともと梅干はほとんど食べないのでいまさら塩分の多い梅干を食べる気にもなれない。柿も高血圧に良いというので、自家製の完全無添加柿100%原料の柿酢を醤油代わりに使用し、これまた情報ではタマネギが良いとあったのでそれも毎夕食時食し、近所の公園をひたすら歩くとしよう。
果たしてどうなるか、薬は飲みたくないのだ。
10月1日(土)
冤罪おにぎり
下の続き
さて、いつものように山の中で焚き火をしながら一品少ないお昼をみんなで分け合って、というほどひもじい午餐ではなかったけれど、そこそこ楽しみ、これもいつものことながら途中で汲んできた湧き水でコーヒーを淹れ、後半のキノコ採りに出発だ。
先週あったところにも舞茸は新たに出てなくて、それでもいろいろな種類のキノコを採取しながら無事に山を降りたのでした。
そこでまたまた例の行方不明のおにぎりの話題が出たのだ。誰かが気づいた。買ったのならレジでお金を払ったのだからレシートを見ればいいんだよと。何でそんなことに最初に気づかなかったんだ、老年間近の俺たち中年おじさんたち。我らは車のガソリン代からコンビニで買ったものまで割り勘なので、レシートは保持しているのである。ただし、個人で持ってきたものは支払いしない決まりになっているが。
ジャーン、レシートには確かに記録されていた。そうかやっぱり買ったんだ、ではもっと荷物をひっくり返して調べてみようということになった。そのまま置いといたら車の中が腐敗臭で充満してしまうからね。結果、いた、いた。隠れていたのだおにぎりは。
これでそれがしの嫌疑、というほどのことでもないが、は晴れた、冤罪に発展しなくてよかった。何しろみんなに、買わなかったんではと言われた時にはそうかもしれないと弱気になっていたからね。
なぜ長々とこんな事を書いたかというと、人間弱いものだ、おにぎりを買ったか買わないかという自分の直近の行動の記憶もあやふやで自信が持てない、みんなから攻められればそうかも知れないという気になってくる。まして警察や検察から責められればやってもいないことを白状させられるのはたやすいことだ、ということを言いたかったのである。
最近も警察検察のでっち上げで数々の冤罪が生まれた。あの厚労省の村木厚子さんは偉い。無実の罪なのに5ヶ月も拘束されながら堪えて冤罪を晴らした。愚生などは拘束もされないのに30分も堪えられなかったからね、おにぎり問題で。
おにぎりを買ったのならあくまでも買ったと言い張ろうと思った次第なのでありました。お・し・ま・い。
こんなこと書いているから先日行われた原の獅子舞の様子がUPできないよぅ。
9月30日(金)
おにぎりU
下の続き
購入品をまとめて袋に入れたメンバーは、「買った物は全部入れたよ、袋が倒れて外に出ちゃったんじゃないの、車の後ろのどこかに紛れているよきっと」というので、では探してみようということになって、いろいろな荷物を掻き分け掻き分け探したがどうしても見つからない。「一つ買わなかったんじゃないの、これだけ探したんだから袋から出たんならを絶対あるはずだよ、コンビニでレジ籠に入れたつもりが入れなかったんだよ、きっと」私めは「いや、確かに手にとって籠に入れたはずだ」と言い張ったが(こんな些細なことを言い張ってどうする、いや、食い物の恨みは恐ろしい、些細なことではなーい)、探してもない物はない、おかしいなぁ、確かにいれたんだけどなぁ、でもやっぱり私めの勘違いでこのおにぎりを買おうと思っただけで籠に入れなかったのかなあ、とだんだん自信が揺らぎ、とうとう私めも呆けてきたかと不安になったのでありました。みんなもそうだそうだきっと買わなかったんだという一致した意見になってしまったので、私めだけいつまでも確信のないことを言い張ることもできず、そうかやっぱり籠に入れなかったんだということになってきたのでありました。
そんなことがあったわけだからではないけれど、山に入る足取りも重く、仲間が大きな舞茸を取ったにもかかわらず浮かれることはなかったのでありました。
いいぞ、だんだん物語り調になってきたぞ。
=さらに続く=
9月29日(木)
おにぎり
相変わらず各地で農作物等の食品から放射線が検出されている。当入間市でも狭山茶からの検出で茶農家や販売業者では上を下への大騒ぎになっている。おまけに検査する際の基準が生茶と荒茶、飲料時の茶とかあいまいで一緒くたにしているからメチャクチャなのだ。当初からそれを茶業者や自治体は指摘していたのだが政府厚労省は一顧だにせず、要するに官僚も国会議員も、子どもでも分かるその理屈を分かってないから、狭山茶からも検出されたといって出荷停止になっているのだ。今頃になって地元選出の某議員がその基準はおかしいと言っているらしいが、時既に遅しなのである。民主党もすばやい対応がまったくできない。東大、松下政経塾出身ではダメだ。

しかし、この時期、我らの間ではなんと言ってもキノコへの影響が心配になっている。昨日も千葉県で露地栽培物のシイタケから放射線が検出されたと報道されていた。今や日本中どこでも汚染されているから、心配とは言いながらどこで何から検出されても驚かなくなってしまう鈍感さに気づくと、かえって危機意識が芽生えてくる。かといってキノコ採りもやめず、毎週山へ行っているのがやはり鈍感さの表れか。それともこの鈍感さも放射能の外部被爆、内部被爆の影響かも。

そのキノコ採りで先週ちょっとしたことがあった。山の中に入ってからの問題ではない。いつも早朝に出発する我らは、途中のコンビニで朝飯やら昼飯やらを購入するのだが、皆それぞれ好みのおにぎりなどを買ってまとめて袋に入れ車に乗り込んだのであった。
キノコを採る山の駐車する場所に着きいざ出発という段になってそれぞれ購入したものを分け合って籠やリュックに入れるのだが、買ったはずのおにぎりが1つないことに気づいた。
それがどうした、途中で誰か食べちゃったんじゃないの、次を早く書けってか?
=この項続く=
9月14日(水)
今日の朝刊にも茨城県高萩市で野生のキノコ「チダケ(乳茸)」から8000ベクレルの放射性セシウムが検出されたので採取と出荷の自粛をJAに要請したとあった。先日は福島県棚倉町で同じ種類のキノコから28000ベクレルが検出されたとあった。ただし全県からではなく、通常値の低い値しか出ないところもあるらしいからややこしい。
これからキノコのシーズンに入るのにキノコファンにとっては何とも心配な事態だ。
誰だこんな事態にしたのは!死の町発言なんて問題にするべき事案じゃないよ。山も川も海もみんな頭に「死の」がつく事態になってしまうぞ。

さてそんな中、10日に例年通り舞茸を求めて今シーズン最初のキノコ狩りに出かけた。場所はこれも例年通り山梨県甲州市(旧塩山市)。
いまだに真夏の気温が原因なのかどうか分からないが、キノコはまだあまり出ていなかった。舞茸もあったにはあったがこれからが成長期なのだろう、小型だった。
福島や茨城では放射線が高濃度で検出されたが、山梨ではどうなんだろうと友人から線量計を借りて山に持参した。正確な値は測れなくても自宅付近と比べて一応の目安になればと思ったのである。
結果は自宅の埼玉県入間市とほとんど同じだった。計ったのは舞茸、裏紅布袋占地(ウラベニホテイシメ)など。キノコの脇の表土に置いて計るのが正確な計り方かどうかも分からないし、つまり線量がキノコから出ているのか表土からなのか分からないし、キノコを切ったり割いたり潰したりして計ったわけではないのでこれまた正確かどうか疑問も残るが、一応の目安が左の写真だ(上2枚が同じ舞茸、下がウラベニホテイシメジ)。キノコの内部の線量を計るにはグズグズに砕いたりして計るのがいいのかもしれないが、そんなもったいないことはしません。キノコと線量計の位置によっても多少の誤差が出る。地上1メートルの高さでも測ったが表土とたいして変らなかった。単位はマイクロシーベルト。
例えば0.13マイクロシーベルトだと、これは1時間あたりの値なので×24が3.12マイクロシーベルトでこれが1日あたりの数値だ。それに×365は1138.8マイクロシーベルトが1年間だ。つまり約1.14ミリシーベルトだ。年間でこれだけの数量が多いか少ないかは専門家でないので分からないがこれだけの数量が出たのが一応の目安だ。
キノコ採りにガイガーカウンターを持っていくとは去年まで考えたこともなかった。
名曲 「Waltzing Matilda」が流れるグレゴリー・ペック主演の映画「渚にて」のようにならないことを祈るばかりだ。
9月13日(火)
死の町
物言えば唇寒し中秋の名月。
鉢呂経産相が死の町その他発言で辞任した。まさに人が住めず雑草生い茂る町を死の町と表現したのがいけないなら、医師にならってご臨終の町とでも言えばいいのか。それよりゴーストタウンならいいのか。
死の町の反対は生きている町か。鉢呂氏も「死の町を早急に元通り生きている町にしなくてはいけない」のように言えばよかったのかも。
力量や今後の実績を示す前に発言で辞任しなくてはいけなくなるので、何を質問されても沈黙していることができるのが閣僚になる条件か?
9月9日(金)
前原誠司氏
前原誠司民主党政調会長は東大でなく、京大出だ。しかし例によって松下政経塾出身だ。松下政経塾は日本国憲法を教えないのか。それ以前に京大法学部では憲法はどうなんだ。高坂正堯門下では憲法遵守は無理か。
その前原氏がアメリカで、PKOなどの自衛隊海外派遣の際の自衛隊の武器使用緩和と日本の武器輸出3原則の見直しや集団的自衛権の行使についても見直しが必要と言明したという。
政権党の政調会長の発言は相当の影響力があるし、野田政権は政調会長の権限を強化する方針を示してもいる。
これではまさしく自民党亜流政権だ。いよいよ民主党よサラバだ。
9月8日(木)
タバコ値上げ
小宮山洋子新厚労相、タバコを700円程度に値上げしても税収は減らないと言って、タバコの値上げ意向を表明したが、例によって個人的意見とされてしまった。値上げ反対した安住素人大臣はタバコ愛飲家なのか。
値上げしてタバコを嗜む人が減って仮に税収が減っても、タバコによる健康被害も減るので健康保険適用の歳出も減るので非常によいことだという意見もある。
タバコ値上げは健康面からなのか、単なる増税なのかはっきりしてほしいと言う意見が新聞に載っていたが両方だとは考えられないのだろうか。
憎っくきナメクジよりタバコの方がこの世界に必要ない、というのは例が違うか?
小生の周りでも禁煙する人が増えていて、値上げはそれほど影響ないのでは。
吸いたい人は高額でも買う。マツタケがどうしても食べたい人は高額でも買う。
素人財務相に値上げを認めさせるよう小宮山厚労相がんばれ!タバコは1箱1000円でもいい!
9月6日(火)
プロ観戦料金自己申告制
先日のプロボクシング世界なんとか級タイトルマッチ、亀田戦は酷かった。チャンピオンの亀田は明らかに手数で劣っていたし、それほどの有効打もなかった。唯一相手をダウンさせたのが見せ場だったが、どう贔屓目に見ても亀田の負けだ。それなのに明らかなホームタウンデシジョンでチャンピオン亀田の勝ち、納得いかない。
言うまでもなくプロスポーツは観客から観戦の料金を払ってもらい成り立っている。スポンサーもあるが、毎回つまらない試合で無観客で報道もされなければスポンサーもつかないだろう。
プロスポーツは素人ができないような技術で我々を楽しませるからプロなのであって、プロ野球でも往々にして高校野球以下のプレイが見られる。
そこで提案だ。その試合の入場料は試合終了後に徴収することにし、観客は個々人の満足度に応じて料金を払うものとする。必要最低限の料金は決めておいて、観客がすばらしいプレイだったと感動すれば高料金を払い、亀田戦のようにまったくもってつまらない試合だったら最低料金のみを支払うようにしたらどうだろう。試合を観戦にわざわざ行くような人は当然その試合に興味を持っているのだから、いい試合だったら高額を支払っても惜しまないだろう。そうすればプロ選手も懸命に頑張っていい試合をするに違いない。
楽しくも高度な技術を披露する大道芸だって観客が投げ込む金額に文句は言わない。
観客感動比例制料金体系とも言うべきこの制度にすれば、なでしこジャパンなんぞは相当の料金が見込めるぜ。
プロ野球広島もまだまだ優勝の可能性はあるぞ。両健太を中心にプロ魂を見せて、ぐわんぶわれ!
9月5日(月)
財務副大臣
てなことを下の欄で書いたら、昨日、五十嵐財務副大臣留任の報が舞い込んできた。ど素人の安住大臣では心もとないので引き続き五十嵐氏に副大臣として補佐してもらおうという人事だろうが、社会保障と税の一体改革も増税等に党内の異論続出で、今後もイバラの道は続く。
そもそもまだまだ余裕の国民から新たな税を徴収する可能性は残されているし、天下りその他の無駄も徹底的に洗い出してから、どうしても増税しなくてはならなくなりましたと国民に訴えるなら分かるが、なんの努力もしないで安易に増税とは全く持って納得がいかないのだ。
先日どこかの省の役人が3人首を切られたが、その退職金がなななんと、ななな7,500万円だと!
ふざけるな!と言いたいのだ。750万でも多すぎる。で、そのうちほとぼりが冷めたらどこかへ天下りというのがいつものパターンだ。
本当は政権もやりたい宗教法人への課税、ギャンブル税、ペット税、携帯電話税、タバコ税の更なる値上げ等、まだまだ手をつけるべき歳入源もありますよ。
このままでは民主党よサラバですな。
五十嵐氏もせっかく副大臣室から議員会館へ引越ししたのに、また逆戻りだ。こういう結果ならそのままにしておけば良かったと思ってるだろうなあ。内心はうれしいだろうけれど。
9月3日(土)
リップサービス
鳩山氏の次に菅氏が総理になって、日本の首相が東大出でなくてよかったと思っていたら、もう替わってしまった。
常々根拠のない勝手な思い込みやひがみが得意な小生は、日本が閉塞状態にあるのは結果的に東大、早稲田、松下政経塾が日本を牛耳っているからだと思っているので、(しかし、その出身者個人に対しては大いに尊敬しているのがまた矛盾しているところで・・・)今度の野田新首相がまだ何にも結果を出していないのに、あの早稲田の政経出身で松下政経塾の一期生とくると、ン?と思ってしまうのだ。
何しろあの未曾有の大惨事の原発の事故原因も未だ究明されていないのに、他の原発の再稼動云々を言っているし、増税もやりそうだし、組閣もしていないうちから財界首脳におべっかを使っているし、国民と約束をして政権を獲ったのにその約束を反故にして自公との約束を優先するし、果たしてこれでいいのかと思ってしまうのであります。
その野田首相、今年の2月26日、五十嵐文彦財務副大臣の新春の集いにゲストとして出席した(当時は財務大臣)。その席で当時から次期総理の呼び声も高かった野田財務大臣は司会者からの「野田大臣が総理になった暁には五十嵐副大臣を財務大臣に任命しますか」との質問に「はい」と答えていた。もちろんこんなことはよくあるリップサービスとは思っていても、その場にいる五十嵐支持者は、五十嵐氏が野田財務大臣の下で副大臣として相当な貢献をしていることを知っているので、ひそかに期待していたのであった。
その野田氏が本当に総理になってしまった。でも組閣の結果はご存知の通りであった。その時の言葉など本人はとうの昔に忘れているであろうが、支持者は覚えているのである。いい悪いは別にして財務政策に相当頑張った当の五十嵐氏も内心がっかりしているのではないか。
我々庶民はリップサービスを真に受けてしまう。お世辞や社交辞令に気をつけようと思う今日この頃なのであります。小生なんかよく「福山雅治に似てますね」なんて言われる、わけないか。
それにしても菅早くやめろキャンペーンを張っていたマスゴミは、野田新首相が誕生したとたん、日本は首相が短期間で変りすぎるので世界の信用が得られないとの論調を早速展開しだした。
まあ、いつものことだし驚かないですがね。
そういえば五十嵐氏も東大出だった。
8月4日(木)

7/15に続いて7/29に釜無川に遠征してきた。山梨で遠征とは大げさだが、近くの多摩川や秋川がどうもパッとしないようなので、高速料大枚はたいて行ったのである。だから釣れるのかと言うとそうでもないところが鮎友釣りの難しいところなのだが。
先日は渇水気味だったが、今回はこのところの雨でかなり増水していて、石に垢もついていない状態だった。
釜無川の前に隣の塩川という川にまず入ったのだが、この川は水が汚くて、おまけに前評判とは裏腹に全然釣れないので早々に退散して釜無に来たが、これがまあまあ正解だった。
釣りがもちろん目的なのだが釣れなくてもわがチーム(といっても2人だが)にはお昼にテーブルを広げ、ずりだしを味わうという最強の楽しみがあるのだ。ウインナーを焼き、ビールを飲み(もちろんオイラだけ、彼は運転なので飲まない)、締めがずりだしだ。
そのずりだし、一緒に行ったサーファーが水は持ってきたと言うのでそれでやったが、なんと水色が青い。車に積みっぱなしのアオコ発生寸前の携帯シャワー用の水なのであった。どうもうどんを煮ている最中の泡が青かったと思ったよ。それでも放射性物質よりはいいかと続行、美味しく食べたのでありました。翌日はお腹の調子も悪くならずすこぶる胃腸は快調だったのでまあいいか。それにしてもシャワー用の青みがかった(厳密に言うと緑色がかった)水でずりだしとは、長年やっているが初めてだ。サーファーの彼は人生そのくらい大雑把でやってきたんで、病気なんかしない体質だが、小生は華奢(きゃしゃ=上品で弱々しいこと)な体質なんだからこの次はきれいな水持って行こうよね。
写真は2人の釣果(オトリ込み)。
7月19日(火)
なでしこジャパン
情けないんだか真っ当なんだか、以前娘の愛読していた漫画「ちびまる子ちゃん」を読んでいて涙を流すくらい涙もろい私めは、なでしこジャパンの神がかり的な優勝をテレビで観戦していて涙したのは当然だ。あまりの熱戦に涙でなく目から汗が滴り落ちたのかもしれない。
早く起きてテレビをつけたら前半の12分頃だった。そのときは0−0だったので、おお、結構健闘してるじゃん、などと独り言を言いながら応援していたが、圧倒的なアメリカの攻撃に、やはりこれは負けて当たり前だなあと思ったのでした。その結果が日本優勝ということでまさに信じられない勝利、言い古されたことだが何事もあきらめてはいけないということを改めて思ったのでした。そうだ、諦めてはいけない、毛はまた生える。違うか?
アメリカがゴールすると落胆し、日本が入れると一人歓喜し拍手をした早朝でした。試合中はもちろん終了後のリプレイを見ても選手のインタビューを見てもそのたびに涙が自然に出てくる素直に感動する私めなのでした。だからどうだっていうのと言われても困るけど。
男子の日本代表の中に女子を入れてはいけないというルールはあるんだろうか。多分あるんだろうなぁ。女子の何人かを入れたほうが男子の日本代表は強くなるんじゃないのかと思った今回の女子W杯でした。
報道によると日本の優勝を外国各メディアや国民が賞賛しているというニュースに接し、東日本大震災という状況はあるにせよ、外国の人たちは素直に勝者を賞賛するんだなあと感じました。アメリカが優勝したら日本のメディアや国民は素直に褒め称えるだろうかとも感じたのでした。
やまとなでしこ」とは日本女性の清楚な美しさを褒め称える言葉だが、なでしこジャパンのメンバーたちもサッカーを離れると、きっとやまとなでしこに変身するんでしょうね。
7月16日(土)


昨日今年初めて仲間と鮎友釣りに出かけた。場所は山梨県釜無川、富士川の上流だ。
普通上流になると水色は澄んできれいだし、水温も低いのだが、水はさすがに澄んできれいだったが、この猛暑で水温はかなり高かった。しかも夕立もないということで水量も15〜20センチぐらい通常より減水ということだった。
釣りは海では、前日までよかったが今日は潮目が変わってだめだねえ、なんてことをよく聞く。鮎釣りも昨日までは良かったが今日はダメだ、水温が高すぎるし、水量もこれではねなんて、同じような言い訳を聞く。結局釣れないのだ。
昨日は最初入ったところは全然ダメで、かなり下流に早い瀬が見えたのでそこまで移動したら一時入れ掛かりになった。これはいいぞと思い続けたがそれでパタリと止まってしまった。時間もお昼頃だし、少し休んでいれば回復するだろうと元の場所まで戻ってお昼にした。
午後、また戻ってやったが今度は全然音沙汰なし。釣れ出す時間もあるだろうとまたまた場所異動をしたが、結局小生はとうとう午後はゼロだった。仲間はそれでも4、5匹掛けた。
河原は石や砂が焼けていて灼熱で、川に入っていると涼しいが河原から竿を出すときはものすごく暑かった。
おとりやさんは釣れてますよなんて期待させたが、期待はずれだった。多分昨日まではよかったんでしょう。それでもいくつか釣って瀬での引き抜きの醍醐味を味わったので良しとしよう。
7月12日(火)
超熱帯地方
全く暑い。昨年もそうだった。熱帯地方のほうが涼しいのではないか?日本を超熱帯地方と名づけよう。
とはいえ被災地のことを思うとある程度は我慢しなくてはいけないと心優しい日本人は思っているのではないか。そのストレスがこの夏を乗り切ったところでいろいろな形で出てくるかもしれない。
同じストレスでもやっぱりというか雲行きが怪しくなってきたのが原発のストレステストとかいうものだ。すべての原発に厳しい耐性テストを施して、活断層が複雑に入りこむ地震列島日本からやがては原発をなくすというかつて民主党が主張していた政策にシフトするのかと思っていたが、どうもそうではなくなりそうだ。
ストレステストは原発再稼動のための単なるガス抜きかもしれない。菅総理は早晩辞任するのだから、今は原発利権存続派に負けずに自らの主張を貫くべきだ(主張があるならね)。その上で引き摺り下ろされるならそれはそれで仕方がないか。
もし解散総選挙があるなら、巷間言われているように原発の存廃を争点に総選挙をすべきだ。
どっちみち総選挙では公約を守らない民主党は惨敗だろうけど。
7月9日(土)
枝野官房長官
枝野官房長官は8日、原発のストレステスト後の再稼動に関連して「エネルギー供給の見通しは示さないとならないが、原子力への安全・安心の方が優先度が高い」と言明した。
ごく真っ当な考えだ。
枝野長官は早稲田と東北大学を受験し、早稲田は落ち東北大学に入学、法曹界を目指し弁護士になったらしい。
東京大学、早稲田大学、松下政経塾出身者が連なり牛耳る政官産界のみならず日本全体の閉塞状態を見る時、その流れに乗らない枝野長官の活躍がさらに望まれるのでアール。
東京大、松下塾出身者でないことだけで応援したくなっちゃうこの頃なのだ。
7月8日(金)
ストレステスト
このページ以外は家のパソコンで制作しているが、最近調子悪く突然消えてしまったりするので更新もままならない。新しいパソコンを購入したいが金はなし。昔テレビが故障したりすると叩いて気合を入れたりすると、アーラ不思議、また映ったりしたものだが、叩いて突然回復したりしないものかと期待しているのだがダメだろうなあ。
というわけでしばらくはこのページだけの更新になりそうです。

判官びいきというのは源義経が兄の頼朝にいじめられて滅んだことから、弱者に対するえこひいきを言うことだが、弱いかどうかは知らないが、今の菅首相は四面楚歌、天邪鬼の小生は菅首相ガンバレと言いたいのである。
ストレステストという語は初めて聞いたが、原発の負荷をテストして耐久性をチェックすることらしい。
報道ではいかにも菅首相の言動は唐突で一貫性が無いように言っているが、福島原発事故はいまだに収束せず、何万人の人たちが家を棄て、故郷を棄てる様になるのか分からない状況だ。そういう未曾有(みぞゆう、だっけ?)の出来事が現に続いている今、言動の一貫性を求めるほうが無理なのであって、ここは唐突であろうが思い付きであろうが原発再稼動の前に安全性を確かめ、やがては危険な原発に頼らない国家を作ろうとするのは当たり前だ。
それに政治家の言動の一貫性の無さは今に始まったことではなく、思いつきやその場限りの言動が多いのは体験済みだ。思いつきでも国民のためになるのならそれも許されよう。
何しろ電力会社の体質は嘘、隠蔽の構造的欠陥があるから電力会社の言うことを信用してはいけないのだ。信用してたらあの福島の大災害になったのだから。
菅総理も、「当初は電力不足が懸念され、玄海原発も再稼動のゴーサインを出したが、国民の皆さんが節電に取り組んだお蔭もあり、綿密な計算の結果電力不足は起こらないと確信したのでより安全性を求めてストレステストを実施することにした。これは欧州連合では既に6月から行われていることである」みたいに言えばいいのに。言っているのかな?
原発に頼らない電力を求めて国民は熱中症になる危険も顧みず節電に協力しているのに、早期の原発再開は納得行かなかった。節電協力はやめようと思っていたのだが、菅総理が全原発のストレステスト実施表明ということで、やはりしばらくは節電に協力だ。熱中症にかからなければね。
最初は菅首相のストレスがどのくらいなのかをテストするのかと思っちゃったのだ。
7月7日(木) 6/27の続き。
例えば冊子の表紙などにするレザックという用紙はいろいろ種類があってさらにそれぞれ厚さがあるので分かりやすく1種類を例に取る。。
ある厚さは1〜49枚までの単価を300円とすると、50枚〜包(100枚)未満が215円、包が108.7円、連(1000枚)が94円だ。つまり、必要枚数が49枚の場合49×300は14,700円だ。ではこれを100枚(包)注文すると100×108.7=10,870円だ。当然必要もないのに安いので100枚注文するのである。51枚は無駄になる。運よく残った用紙が使い道があればいいがもちろんそうは世の中甘くない。
大量注文すれば当然単価は安くなるのはどの業界でもあるのは分かるが、残ったものが使い道があればいいが用紙の場合はクライアントの注文が多様なのでほとんどない。
製紙会社は注文に応じて作るわけでなく大量に製紙しているわけだし、問屋もある程度まとめて製紙会社に注文しているはずだから端数注文でも損はしないはずだ。
結局お客さんが必要もない枚数の用紙代を負担することになる。この不合理は何とかならないものか。
今朝はちょっとはしのぎやすい気温なので、はしょったけど何とか書けました。でもしばらく書いてないと思ったことが端的に書けないなあ。フー!
7月1日(金) 早くも1年の折り返しか。それにしても暑いなあ。暑くて下の続きがなかなか書けない。節電でクーラーはOFFのままだし。
この欄は違うが、他のページは家の超旧式のパソコンで作っているので、最近の暑さのせいか、突然画面が消えてしまったりする。正常に作動するときもあるので仕方なく騙し騙し使っているが、なかなか更新できないのだ。
というわけで今日もこれでおしまい。
6月27日(月)
下の続き
髪、ではない、紙は簡単に言うと全紙という大元の大きさ(例えばA列本判が625×880o、B列本判が765×1085o)から必要に応じて切ってA3とかB5とかいう大きさにする。
冊子の表紙などにする模様やエンボス加工の施されたいわゆる特殊紙などを注文する場合、注文する枚数に応じて1枚あたりの価格が違ってくる。すなわち1〜49枚、50枚〜包未満、包、連でそれぞれ単価が違うのである。包みというのはその用紙の一包みの枚数で、特殊紙の場合100枚が多い。連というのは1000枚のことだ。
今日は月曜日、昨日の梅もぎ作業の疲れからか、どうもうまく書けない。この項さらに続く。
6月17日(金)
紙の値段
数量が少ないほうが多いより高額という摩訶不思議をご存知か。
それは紙の値段だ。
印刷用紙を紙問屋に注文するときに発生するまことに不合理な、というか紙屋さんにとっては合理的なシステム?なのだが、改められないか。
続く。
6月7日(火)
辞任の条件
菅直人がんばれ!
総理大臣はおろか、当たり前か、自治会長にさえもなったことがない小生なのでよく分からないが、総理大臣は本人が辞めると言わない限り辞めさせられないというのは本当なのか。
辞任の花道に法案成立なんていうことが与野党で話し合われるのはおかしなことで、それなら逆に菅総理は歴史に名を残す名総理大臣としてさらに強固に自ら辞任の条件を市民運動の原点に戻って主張すべきだ。
脱原発を言い出したとたんに反菅の包囲網をかぶせられた哀れ菅直人(敬称略、以下略)、かくなる上は辞任の条件の第1はあくまで脱原発だ。脱原発、自然エネルギー推進国家として再出発を国是にしない限り辞任しないと明言すべき。憲法遵守ももちろん条件だ。
大連立で増税、原発容認で石をもて追われる如く辞任ではあまりに惨めではないか菅直人よ。今こそ辞任の条件をあくまで主張し、国民のためにがんばれ(出来るかなぁ、でっきないだろうなあ)。
大体、辞任は原発事故の終息に一定の目処がついたらと言っていたんだからそれも主張すべきなんだよ。一定の目処って言ったって、あと30年もかかるかもしれないのであって、それまで頑張ってもいいくらいだ。この原発の惨状の元は政・官・業・学が手を結んだ自民党の原発政策だったとなぜか言えないのが菅直人としては辛いところなんでしょうね。
わが鳩山前首相は、現職の総理、しかも仲良しさんだったらしい菅氏をペテン師呼ばわりし、人間ウソをついてはいけませんだってさ。総理を辞めたら次の総選挙には出馬しませんと明言しておきながらやっぱり出ますとこれまた明言したウソつきは誰だっけ。普天間問題もそうだったしね。ぁ、そうか、まだ分からないんだ。総選挙になればだれが嘘つきさんなのかわかるので楽しみなのだ。
と言いながら鳩山総理と小生が握手している写真を飾ってあるミーハー印刷屋、お客さんがそれを見るたびに哀れそうなバカにしたような表情でこちらを見る。みっともないからもう外そう。話題になっていいと思ってたんだけどね。
政治家とは政治を知らない人達のことだなんて言われてるらしいけど、全くその通りだ。
なんて書いていたら増税をたくらんでいるのは官邸で、しかも菅内閣ではマニフェスト破棄なのでダメとかもうおじさんは何がなんだか分かりません。
国民は政治家に期待しても無理だというのは確かなようだ。
6月6日(月)
飛騨高山
4日、5日で非日常を求めて、なんて言うとかっこいいけど(よくないか?)飛騨高山へ仲間と行ってきた。年に2回中学時代の同級生と行く恒例の旅行だ。
天気に恵まれ人に恵まれ料理に恵まれ温泉に恵まれ、楽しい旅行だった。これで頭の内外もリフレッシュ効果が現れればいいけれど。
それにしても予想はしていたけれど往きの中央道下りの八王子ジャンクションからと、帰りの上り小仏トンネルあたりの渋滞はどうにかならないものか。
この項は別載します。
6月3日(金)
義捐金辞退
コンピューター監視法
全く変な話だ。超おかしな話なので詳細が分からないと書くべきではないかもしれないが、何がかと言うと原発事故で埼玉県加須市に避難している福島県双葉町は、同町出身の男性が児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されたのを受け、反省として町への義捐金を今後受け付けないと告知したそうだ。
この男は「自称!」霊媒師で、除霊と称して女子高生に裸の写真をメールで送信させたらしい。
出身者が犯罪を働いたからといって町が反省して義捐金を辞退するというのはどう結びつくんだろうか。まあ、百歩譲って、この男の家族が辞退するというんだったらある程度は理解できないでもないが(それも本来はすべきではないが)、この町の町長はどうかしてんじゃないのか。着の身着のままの被災者、原発被害者は喉から手が出るほど義捐金が必要なはずでいくらあっても足りないくらいだろうに。辞退したかったら町長だけ辞退すれば済む問題じゃないのか。

小生も不思議に思っていたのだが、なぜこの時期に唐突に内閣不信任案が出て、民主党内も内紛になったかが今朝の東京新聞「こちら特報部」に載っていた。菅総理が脱原発を主張しだした頃と反菅の動きが一致しているらしい。
自公は今までの原発推進政策を反省はおろか更に維持していくには菅首相を早く引きずり降ろさなくては世の中に脱原発の流れが加速して具合が悪いということらしい。民主党の中にも脱原発では都合の悪い輩がいるらしい。そういうのは率先して福島に行って原発内部で働いてもらいたいものだ。
菅内閣不信任案は否決されたけれど、今後の脱原発の動きは怪しくなってきた。どうせいつかは辞めなくてはいけない総理の座、菅総理には頑張ってもらって、被災地復興はもちろん脱原発の礎を築いてから辞めてもらいたい。

これも昨日だか一昨日の同欄に、この震災と菅降ろしのドサクサに紛れて共謀罪につながる「コンピューター監視法」なる悪法が可決されたと載っていて問題にしていた。審議はたったの3日、法務官僚に丸め込まれてあっさり通してしまったらしい。もちろん各弁護士会は反対。他の新聞は分からないが、テレビではこんなニュースは全然やっていなかった。
今でも既にメールやHPは監視されているが、そのうち権力の都合解釈だけで有無を言わせず没収、逮捕されるのか?
エイプリルフールのジョークも書けなくなるかも。
東京新聞もがんばれ!
6月1日(水)
quick response
本日から夏時間として営業時間を8時から18時としました。これでどの程度節電になるかどうか分からないけれど、とにかくやってみようと。
ソフトバンクの孫正義氏に感心、共鳴するのは「quick response」ということで、これはもともとマーケティングでメーカー・卸し・小売間で情報を共有し、商品の早期発注、納品を図るシステムらしいが、それから転じてとにかくすばやい対応をするということだ。
今度の被災地に対する100億円寄付の発表もそうだし、メガソーラーシステムの提案もそうだ。
小生も100億は無理なので、50億ぐらいは寄付したいけど、やっぱりそれも無理なので、できることからquick responseしようと。
というわけでよろしくお願いします。
5月27日(金)
専門家
流行り言葉ではないけれど、ひとしきり「自称何々」というのが盛んに言われた。自称だからなんでもいいので、自称プロサーファーとかいたっけ。小生の友人にサーファーがいるが「自称青年サーファー」なんて言っているけど、実際は正真正銘の老年サーファーだって言うのよ。
実際は違うのに「自称医者」なんてのがいたらもうこれは犯罪だが、当選もしていないのに「自称政治家」なんていうのはどうだろうか。
小生なんていろいろ付けられそうだが、最近母親の葬儀を出したばかりなので自称葬儀評論家とか、自称家族葬専門家とかね。そういえばこの間ベーコンを作って、これがまた美味この上なかったので自称べーコナー(「ベーコン専門家」の造語)とか、山椒の実で実山椒の佃煮もうまくいったので実山椒佃煮専門家とかね、これはサンショナー、じゃないか、サンショウアーって命名だ。ダメかね。
自称だかどうだか分からないけれど、3.11以降メディアにはやたらと「専門家」というのが出てくる。「専門家によると」というのが定番だが、その専門家の言うことがそれぞれ違っているので、専門家ではない我々一般人は一体誰を信じていいのか分からない。何しろ専門家が絶対有り得ないと言っていた原発事故があの通りだ。事故後の様子や対応も専門家によると結局分からないということだろう。困るのは本当は危険なのに「専門家によるとこの程度の放射線量では直ちに人体に影響はない」というやつで、直ちにはないけれど将来は危険になる可能性があるのか。あるいははっきりと危険だと言う専門家もいるし。
かくなる上は専門家判定専門家というのを認定して、この専門家の言うことは正しい、この人は自称だからダメとか判定して欲しいもんだ。こういう超専門家は観自在菩薩とか神様仏様しかいないだろうね。その神様仏様は何故このような試練を人間に与えるのか。いや、その答えは簡単だ。これは神の仕業ではなく、悪魔の仕業なのだから。
5月23日(月)
昨夜NHKで、鯨で生計を立てている和歌山県太地町が紹介されていた。反捕鯨団体シーシェパードは町に常駐し、鯨漁師に口汚く罵詈雑言を浴びせていた。シーシェパードによる反捕鯨の理由は一言で言うと鯨が高等生物だからということらしい。
チェコの作家カレル・チャベック(ロボットという言葉を作った作家)の「山椒魚戦争」では、家畜となった山椒魚が人間の言葉をしゃべる能力を得、やがて大繁殖し最後は人間と対立して人間を追い詰める物語だが、高等生物なら鯨も生態系のバランスを狂わすとやがては人間を家畜とするようになるかもしれない。「家畜人ヤプー」は鯨によって成し遂げられるかもしれないのだ。
シーシェパードは日本の伝統文化をいたずらに破壊しようとしないで、もう少し深く洞察できないのだろうか。
今は鯨がかわいそうとかいう心情的感情論より、もっと緊急で非常に危険な現実的事態に日本や世界は陥っている。太地の鯨漁師が鯨を殺す場面を盗撮して罵るより、福島原発の現場へ危険を承知で忍び込み、原発の危険を世界に知らしめて世界から原発を廃絶する運動に転換したらどうだろう。
今喫緊の課題は鯨より原発だよ。鯨を食べて原発をなくそう!
5月19日(木)
内閣参与
内閣参与っていう仕事はなんなんだ。事実を言ってからすぐ撤回すれば務まるのか。そんな仕事なら小生にも簡単に務まる。ウソをついて撤回ならまだ分かるが、多分事実と思われることを発言してすぐ撤回では品性を疑われるし、もちろん何らかの圧力がかかったことは容易に想像できる。
平田オリザ内閣参与が福島第1原発の汚染水の海への放出に関して「米国から強い要請があった」と発言したことだ。こんなことは知らないで勝手に発言するわけはないと考えるのが一般常識だ。
知らないことを勝手に発言してすぐ撤回すれば済むのだったら誰にでもできる。菅直人はデベソだ、まだ愛人とひそかに会っている、枝野官房長官の頭は実はカツラだ、(どうもいつものように例が下等だ)、なんて言ってからすぐ撤回して「不用意な発言で申し訳なく思っている」と謝罪すればいいのだったらなんとでも言える。しかし平田オリザ参与の米関与発言はどう考えても事実としか思えない。事実を発言してからすぐ撤回はより悪質だ。
内閣参与でもわが町内の近所に住む日比野さんのように役目をきちんと果たして現在は大学に復帰しているらしい立派な人もいるが。
5月18日(水)
計画停放送
爽やかな陽気になってまいりました。小生はこの時季に生まれた。だから爽やかなのかなぁ。
しかしやがて今年も猛暑になるのか。そして電力が不足するのか。
電力不足解消にはそれこそ五万の知恵がありそうですが、その一つはテレビを計画停放送にすることです。大手テレビ局だけでも各局一日数時間の放送にすればいい。「今日の午後7時からはNHKだけか、仕方ないニュースにでも付き合うか」とか「8時からはフジテレビだけか、くだらないお笑いよりラジオでも聞こう」、「何、今夜の7時は日テレでプロ野球巨人戦だけの放送か、バカバカしい、本でも読もう」てなことになるでしょう。
今までは見たい番組がなくてもなんとなくテレビのスイッチを入れている人が大部分だったのではないでしょうか。放送がなければいくら習慣でスイッチを入れたってザーッと雑音が出て黒い画面になってしまっては電源を切るでしょう。それとも今まで見たこともなかった「将棋の世界」なんて番組があると食い入るように見るのかな。
テレビは計画節電放送すべし。テレビ局の社員はそれで給料減っても何とか考えて下さい。何しろ被災地の人たちのことを考えたらたいていのことは我慢できると思います。
5月12日(木)
電力不足キャンペーン
東京新聞5月12日朝刊「こちら特報部」のコーナーに次のような記事が載っていた。(どうしても紹介したいので勝手に引用させてもらいました)

中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の停止決定を機に、またぞろ「電力不足キャンペーン」が始まった。中電による電力融通の打ち切りが理由のようだが、「こちら特報部」の調べでは、被災した東京電力広野火力発電所(福島県広野町)が七月中旬にも全面復旧する。そうなれば真夏のピーク時も電力は不足しない。国民を欺くような“情報操作”の裏には、なおも原発に固執する政府や電力会社の姿勢が垣間見える。 (佐藤圭)

これは前文なのでさらに詳しい記事が載っているので、続きは東京新聞でどうぞ。
あれだけの原発の被害を目の当たりにして政府民主党を始め、野党自民党、公明党までもがなぜ原発に固執するのか。利権なのか、単にバカなのか。東大、松下政経塾出身者ばかりじゃ無理ないか。
菅直人首相は11日、2030年までに総電力に占める原子力発電の比率50%以上を目指すとした現行のエネルギー基本計画について「白紙に戻して議論する必要がある」と述べ、再生可能エネルギーの比率を高める意向を明らかにした。
ガンバレ菅直人、さらに原発全廃を目指せ。平成大震災から日本を復興させ、原子力発電所を全廃して日本を救った総理大臣として名を残せ。無理かな? 
5月10日(火) 湯水のごとく使うという表現があるように、日本では水はただ同然で手に入る物とされていたのだが、ところがどっこい、今度の震災では金を出しても手に入らなくなった。
同じように今までは電気も湯水のように使いなさいと煽っていながら一方では節電しましょうと言ってきたのだから電力会社も政府もわけが分からない。電力会社が節電しましょうというのはポーズで、どんどん使ってもらって儲けましょうというのが本音だったのだが、もう日本では水も電気も思うようには使えなくなるし、騙されて電力会社に儲けさせてはいけないということなのだ。
東電を始めとする電力会社(業)と政・官・学の癒着のシステムが危険な原発の建設の暴走を生み出したのは論を待たないが、それでも我々市民は今まで原発を積極的にではなくとも認めてきて、その恩恵を大いに享受してきたのに、いざこんなことになると東電だけを大悪人にするのはどういうものか。
関東に住む我々は震災以前と生活がほとんど変っていない。もちろん不要な電気はこまめに消して節電はし、今まで車で行っていたところを自転車で行ったりしているのだが、その程度だ。もっと大幅に生活システムを変えないと日本は滅びるような気がしてならない。
掌を返すように東電や原発を批判するのも分かるが、自分たちの生活もどのように変えたらいいか、あるいは変えなくてもいいか考えることも必要だと思う。
ちょっと違うかもしれないが、先日の母の葬儀では一般的に行われている葬儀はただの義理の金銭のやり取りのような気がしてならないので身内のみの家族葬にした。もちろんいい悪いは別にして今までの習慣を変えようという意味もあってのことなのであった。
我々も反省し、今まで当たり前のように行われてきた行為を見直してみることも必要だと思う。
5月7日(土)
合掌
4月24日に母が他界した。99歳11ヶ月で老衰の大往生だ。病院ではなく自宅のベッドで安らかに自然に息を引き取った。生前賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます。
通夜葬儀告別式はかねてより予定していた通り一般会葬者は遠慮してもらい、ひ孫までの家族葬で行った。葬儀というものは僧侶へのお布施も含めて否応なしにどんどんお金が出て行くのに驚いた。印刷料金と大違いだ。このことについては追々記していきましょう。

アメリカ開拓時代、西部の正義の味方は丸腰の男は決して撃たなかった。まして女子どもはだ。決闘の時でも相手に先に抜かせてからすばやく抜いて倒したのである。それが正義のヒーローだ。西部劇映画ではしばしばどちらが先に拳銃を抜いたかが問題になったり、丸腰の男を撃った者は情けない腰抜け男と言われたりしたシーンがたびたび出てきたのだ。
今やアメリカにはその時代の矜持もなくなってしまったらしい。ウサマ・ビン・ラディンとその妻、子どもは丸腰で殺されたらしい。それをジェロニモ作戦というのが笑わせる。
テロリストと言われている丸腰の男が殺されてアメリカ国民が狂喜乱舞している画像がテレビに映っていた。時のヒーロー、超保守派のジョン・ウエインは生きていたらこれらをどう評するだろうか。
死人に口なし、真相も葬られてしまった。
4月20日(水)
歓送迎会自粛
近所の料亭の経営者が「この時季はいつもなら役所や自衛隊などの歓送迎会で不況なりにもそこそこやっていけるのだが、今年は自粛自粛でほとんどがキャンセルで困っています」と言っていた。こんな時こそ自衛隊員はともかく、特に役所関係は歓送迎会などは大いにやるべきなのに考えていることが「真逆」だ。
多分今まではほとんどの人が参加したくなかったのに慣習で仕方なくやっていたのが、今年は自粛ムードをいい事に取りやめにしたのだろう。
公務員よ、大いにお金を使いなさい。余計なお世話だなんて言わないでちょうだい。
4月19日(火)
山菜
久しぶりに日曜日に休暇が取れた17日は、仲間の怪しき山野活動家たち3人と市内の林や崖地に山菜の様子を見に行った。日当たりのよい場所には、私たちにはそうでもないが、一般には幻の山菜と呼ばれているシオデ(牛尾菜)がぐんぐん伸びていて、思った以上の収穫があった。
山ウドやタケノコはまだほんの出始めで、これからが盛期だ。山菜は平年より10日くらい遅れているようだが、それでもみんなで楽しむだけの充分な収穫はあった。
寒かった冬や春がさらにこの夏にどのように影響するのか気になるところだ。
最近では山野を歩いても何をしても東北の被災者に思いが行ってしまう。いつもとほとんど変らない生活ができる幸せを感謝しなければいけないと思っている。
山菜の画像は後日別掲。
4月15日(金)
システム転換
菅直人首相の震災対応に対する風当たりが強く、ここがチャンスとばかり野党はおろか与党の中からまでも退陣を要求する意見が出ているが、本当に今総理がやめていいのか。この状況下では日本国民一丸となって一致協力しなくてはいけない。与党、野党と言っている場合ではないのだ。
復興の道筋がつけば当然菅総理は退陣するであろうから、その時までグズグズ言わずに協力要請があったら受諾すべきだよ、谷垣君。今の政策に不満があったら中に入って自分の復興意見を実現させたほうがいいんじゃないの。
とにかくこれからの日本はシステムを総転換しなくてはやっていけないということが証明されたのが今度の震災で、特に原発だ。それが旧システムの代表格天罰知事石原都知事の圧勝と来た。結局日本は変れないのか。
例えば真夏の一番暑い電力を使うときに行われる高校野球、これなども何もクソ暑い時にやることもないのだ。冷房、暖房を使わない秋の涼しい気候の時にずらして開催すればいい。そのくらいのことはやらないと今後の日本は衰退の一途だよ。
現在(午後6時12分)の東電電気使用量は79%で、これを書いているのでパソコン使用中だ。こんな駄文を書くよりパソコンをオフにすべきかもしれない。FMラジオではビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」が流れている。ラジオは情報入手の必需品で、かけ放しでも電力使用量はほんのわずかなのでこれでいい。これからはテレビよりラジオだ。
昨夜知人のご母堂の通夜に参列したが、小生は近所の親戚と2人で乗り合わせて行った。見ると一台に一人というのが多かった。近所は声掛け合って乗り合わせて行こう。こんなことも簡単に出来るので即実行すべきだ。それより一番いいのは歩きか自転車だが。
この季節の楽しみは山菜採りだ。遠くに行かず近くの野山で普段食せない山菜を採取してちょいと一杯。こればかりは今までのシステムを持続したい、やめられない。今年は東北の酒だね。
4月2日(土)
自粛ムード
『東京都内の公園で花見・宴会の「自粛」が呼びかけられていることをめぐって、蓮舫・節電啓発担当相が「権力による自由な行動や社会活動を制限するのは最低限にとどめるべき」と発言した。』とネットのニュースに出ていた。
わが蓮舫大臣の言うことは当然である。そもそも自粛とは自ら進んで行いや態度を慎むことで、他人に言われてやるのは自粛とは言わない。まして権力に言われる筋合いはない。
世の中いまさら言うまでもないが諸行無常だ。近所でお葬式があったかと思えばまたあっちの近所では結婚のお祝いがあったりする。では葬式も結婚式も自粛せよか。自粛自粛では経済が麻痺する。
大体こんな世情の中で花の下でドンちゃん騒ぎをする人もあまりいないのではないか。いても顰蹙を買うだけで心から楽しめないだろう。
明日とその次の日曜は法事に招かれている。法事にはお酒もつき物だが、権力はまさか法事も自粛せよとは言わないだろうな。
前にも書いたがマスゴミの深夜放送こそ自粛すべきだ。
4月1日(金)
エイプリルフール
東京新聞「こちら特報部」の恒例のエイプリルフール特集が今年は中止になった。
この欄もそれにならい自粛しましょう。被災地の悲劇を考えるとバカも言っていられない。
一応書いたのだが、幻のエイプリルフールは後日。
3月30日(水)
裁判員裁判逆転有罪
大震災で他の出来事が忘れ去られているが、世の中は動いている。
覚せい剤を密輸入したとして、覚せい剤取締法違反などの罪に問われ、裁判員裁判で無罪とされた会社役員安西喜久夫被告(60)の控訴審判決が30日、東京高裁であり、小倉正三裁判長は「一審判決は証拠の評価を誤り、事実を誤認した」として、一審千葉地裁判決を破棄し、懲役10年、罰金600万円(一審求刑懲役12年、罰金600万円)の逆転有罪を言い渡した。
やはり危惧した通りになったかというのが小生の感想で、裁判員裁判の問題点はかつてこの欄で指摘したが、そのうちの一点は、裁判員裁判は一審だけで控訴審に裁判員がいないのは大いに問題ありと。
検察が起訴するのは有罪の確証(冤罪を作り出すことも含めて)があるからで、一審の裁判員裁判で無罪の判決が出れば検察は控訴するだろう、そして控訴審には裁判員はいないのだから一審が覆される可能性は大いにあると。今度の判決はまさにその通りで、最初のうちは話題になるので裁判員裁判に敬意を表する形で控訴しなかった事例が多いようだったが、マスゴミも裁判員裁判のことなどほとんど報道しなくなってしまった今こそチャンスとばかりに、検察の思い描く通りになってきたということだ。
一審で何日も安い日当で自由を束縛され裁判に強制的に参加させられた裁判員裁判の意義は何ぞや。何ぞやなんて言葉はもうないか、古いなぁ。
この裁判事案そのものの有罪無罪の判断はもちろん小生には分からないが、制度の欠陥が出てきたのは確かだと思う。裁判員制度を続けるなら2審にも導入しなければいけないのは当然だ。
そうでなければアメリカの陪審員裁判のように一審で無罪なら検察は控訴できず、無罪判決が確定するようにしないといけない。
3月29日(火) 大地震が起きてからもうすぐ3週間だ。テレビはNHKを除いてすっかり震災前の放送体制に戻ってしまってバカ番組を垂れ流し始めた。しかも深夜遅くまで。新聞のテレビ番組表を見るとそうなっている。
今日は温かくなりそうなので停電はないということだが、電気がないこの非常時に深夜までバカ番組を垂れ流すテレビ局は一体何を考えているんだ。かつてのオイルショックの時はやはり世の中は節電の号令一下、深夜テレビは一定の時間になると放送休止になった。今回の方が非常時なのになぜ放送休止にしないのか。日本にテレビ局はNHKとあと2、3局だけあれば十分だ。
今のバカテレビ業界を牽引してきた氏家氏も亡くなった。かつての栄光の時代は終焉したんだよ。
あの原発に象徴されるように、今までの日本のシステムは否定された。あらゆる面で根本からシステムを変えない限り再び大きな災厄を招くのは必至だ。
ところがどっこい、喉もと過ぎれば熱さを忘れる。結局日本も日本人も今までのぬるま湯にどっぷりつかっていた快感を忘れられなくて、何も変らないんだろなぁ。ぬるま湯どころかいい気持ちでぬるま湯につかっていたらだんだん湯が熱せられているのに気がつかなくて、気がついた時には既に遅く釜茹でになってしまったということなんだよ。
小生も今までの生き方を変えよう。一日一食、寒い時は布団をかぶって何もしないでただボーっと寝ていよう、いや本でも読んでいようか。暑い時は木陰でひたすら横になって動かずいよう。なんだい、それじゃ今までとほとんど変らないじゃないなんてね。そんなこともないけど、あんまり動かないので身体に苔が生えているというナマケモノの生き方を見習おうか。
ともかく、原発も含めて今後の日本のあり方、進み方をみんなで真剣に考えよう。東大出や松下政経塾出身の政治家に任せてはおけない。
3月26日(土) 各地の野菜類から放射性物質が検出されて出荷停止だの摂取を控えろだのと大騒ぎになっているが、よく聞くとこの値では1年間食べ続けても健康に影響ないと言っている。つまりトラック一杯程のほうれん草やパセリを食べ続けても健康には影響ないと。そんなに大量の野菜類を食べることはないのでこれって安全ということなんじゃないの。それならそんなことをいちいち報道することはない。本当に危険な数値になる可能性があるなら別だが、そのときは迅速に正確に報道すればいいのだ。
緊急地震速報に値しない津波の心配のない震度1や3程度の地震をいちいち報道している意味がないのと同じだ。風評に惑わされずにとマスゴミは言っているが、風評被害を垂れ流しているのはマスゴミだ。
小生が小学生の頃だったか、世界各地で核実験が行われていたので雨に濡れると放射能の影響があるから避けるようにとか言われた。全然濡れないわけにはいかないので、そのせいか最近少しだけだが頭髪が少なくなってきている。うちの母親はそんな放射能やらダイオキシンやらPCBやらDDTやら水道水やら身体に良くないといわれる物を摂取し続けてきたがいまだに自宅で生きている。5月で100歳だ。
正確な情報が必要だ。埼玉県の野菜からは何も検出されていないのに、入間市でも無人販売所の野菜が、ほうれん草などは売れ残っていたので娘は全然気にしないので買って来たと言っていた。このままでは本当は安全な野菜も東日本では売れなくなってしまう。いや、もう売れなくなっている。
今の野菜類や水道水から検出された放射性物質の値では、普段われわれが摂取しているタバコの副流煙や排気ガス、食中毒、一酸化炭素、アルコール農薬その他諸々の方がよっぽど身体に悪いと思うがどうか。
居酒屋も閑古鳥が鳴いてこのまま節約を続けていると日本経済は成り立っていかない。浪費をすることはないけれど、アルコールも適度にやりましょう。
3月22日(火) とにかく被災地に対して出来ることをと思い災害義援金の箱を作ってわが社に置いてあるが、他でも同様のことをしているところがほとんどなのでそれほど集まらない。
こんなときはスポーツ選手や芸能人そのほかの有名人の力は絶大だ。例えばイチローが1億円寄付だの、久米宏氏が2億円寄付だのと個人でも大きな金額の義援金を寄付していることもあるが、イベントなどでの集金能力は一般人がやるよりは傑出して高金額を集められる。この際売名行為でもなんでもいいから義援金を集めるべし。
今日も第1グループ停電はこれから2回あるらしい。機械が動かないのでまるで仕事にならないが、仕方がない。暗い中、手仕事で印刷物の包装でもやるか。
プロ野球セリーグの開幕がもめている。こんな時に夜煌々と証明を照らしてやるナイトゲームを行う気でいるとはなんという反国民的行為だ。どうせ読売巨人軍のお偉い爺さんの意向だろうが、こんなやつは早く引退してもらわないと日本は滅びる。。
3月17日(木) 避難場所でのプライバシーの問題が出て来ている。いつも震災のときは書いているがこれは段ボール箱を展開して衝立にすれば何もないよりは数段ましだ。今も続いているのか全然報道されなくなったが、新燃岳の噴火の際の避難所では低いながらもダンボールで区切りを作っていた。
次に、誰か考えるのではと思っていたがやはりいた。飲料水は川の上流の沢へいって水を汲んでくるのだ。自身も妻が行方不明の人がペットボトルやらポリタンを出来るだけ集めてトラックで沢の水を汲みにいっているという報道があった。
また、ペットボトルがあれば泥水でも汚い水でも沸かしてそれを入れて布で包めば湯たんぽができる。これは結構長い時間有効で、極寒の被災地のお年寄りには助かるのではないか。
いろいろ知恵を絞って生き抜こう!

昨日午後12時半ころより計画停電になった。入間市は3つのグループに属しているので分かりにくいがここは第1グループだ。7時より会合があって、第1グループの停電は終わったので近所の会場へ行ってみたら真っ暗だった。すぐ近所でもグループが違うらしい。非常時だ仕方がない、そのうち慣れるだろう。
今日もこれから(9:20より)停電の予定だ。寒いので炭を熾して暖をとるつもりなのだ。
3月16日(水)
相変わらずマスゴミは頓珍漢な情報を流している。計画停電で、ほとんどの人が知りたいのは居住地や営業地の今後の停電予定なのであって、NHKが放送しているように今現在停電している所はどこそこだと言われてもほとんど意味がない。現在停電しているところでは言われなくても分かるし、電池式ラジオでなければその情報さえ聞けないではないか。
入間市はほぼ第1グループだが、その第1グループの今後の停電予定が知りたいんだよ。
ネットで調べたほうが正確だが、それが出来ない人はたくさんいるのだ。
停電すると言ってしないし、こういう不確かな情報が情報不信を招き災害を生み出していく。
非常事態でみんなが我慢し協力していこうとしているのだから、何時から停電すると言ったら30分でも1時間でもした方がいいくらいだ。
左は地震時に物置の2階の棚から落ちたガラクタ類。
3月15日(火)
石原慎太郎大〇〇野郎がまたまた天に唾することを言ったらしい。今度の大津波を天罰だ、津波で我欲を洗い流せだ、無能な政治家が政権を担うとこんなことが起きるだとのような発言をしたらしい。我欲を一番に洗い流さなければいけないのはあんただよ。
真面目に営々と日々の生活をしてきた善良な市民がなすすべもなく一瞬のうちに津波にさらわれた事態を天罰と言うのかこの〇〇〇コンコンチキは。
大体この大先生は文学者でありながら基本中の基本の言葉を知らない。最初とか最後は一回しかないのは当たり前なのに最後のご奉公というのを3回目の出馬に当たっても語り、今度も同じことを言った。最後が何回もあるわけないではないか。こんなことは小学生でも分かる。「今日は今学期最後の授業」と言ったらもう授業はないことなんだよ。今度の4選出馬会見でも110%出馬しないと思っていたなんてことも言っていた。非常に言葉が軽い〇〇〇野郎だ。それとも「今度が本当の最後」とでも言うんだろうか。それに何がご奉公だ。本当にご奉公したのか。
どうせ今度の大失言もマスゴミの関心を自分に振る向けるためのパフォーマンスだろう。前後の文脈で判断していただきたいなんてことや、被災者にはほんとに気の毒に思っていると言ってるじゃないかとか言い訳するに決まっているんだよ。
そんな〇〇〇野郎の出馬会見にわざわざ都庁までノコノコ出かけて同席する上田埼玉県知事や、石原〇〇知事が出馬するとなったら自身は出馬を取りやめると言うこいつも超〇〇な松沢神奈川県知事の三〇〇トリオは都県民の税金で高額な禄を食んでいるのに、この非常事態時に他にすることはないのか。
国民がこぞって同胞のために不便を我慢し節約している。まさかこの会見は暖房なしで行われたんだろうねェ。
中国でさえ「日本加油(ガンバレ)!」の声があふれているというではないか。東京都民はこんな男を4度知事にする気なのか。東京都で災害が起ったときには天罰だと日本国中から言われるぞ。都民の良識が問われる。
(〇の中に自分の好きな言葉を入れて読んでください。)
石原都知事に天誅を!

大地震復興財源が足りないので増税だとかいう話が出てくるらしいが、宗教法人課税やペット税創設のほかにも財源はあるぞ。
この際世界経済が多少ぐらついても、アメリカ国債を売るべきだ。日本が何兆円保有しているかよく分からないけれど、こんないざという時のための国債保有なんじゃないの。やがて日本経済が復活したら買い戻せばいいんだよ。今まで売りたくても売れなかったがここはチャンスだ。
米軍への思いやり予算などもこの際カットするのは当たり前だ。逆に米国から思いやり予算をいただきたい事態なのだから。
ODA(政府開発援助)もしばらくストップだ。米国債の世界最大の保有国中国などへは永久にストップでもいいのではないか。
とにかく非常事態だ、今までの発想を変えて知恵を絞らなければいけない。
暖房なしでパソコンを打っているので寒いよう。
3月14日(月) さっそく「東北地方太平洋沖地震復興義援金 管理責任者シマザキ印刷島崎吏」と打った用紙を透明箱に貼り付けて募金箱を作った。透明の方が中が見えて高額な募金が集まるらしい。管理責任者名も入れておかないと誰がやっている募金なんだか不審がられるからね。既に当社へ来客の方がいくらか入れてくれたが、明日入間市の街作り研究会があるのでそこへ持っていって集めようかと思う。とにかく緊急事態にはビジネス用語ではないけれどQuick Responseが大事だ。

緊急地震速報が相変わらず頻繁に発せられている。でも全然揺れない。ラジオの視聴者のインタビューでも「速報が出ても全然揺れて来ないのでまたかと慣れっこになっちゃって警戒しない」と言っていた。
小生の店舗脇の国道のトラックの走行に伴う揺れのほうが激しい。
原発の事故情報も何が真実なのだか分からない。
再度言う。無駄な情報はいらない、正確な情報を迅速にだ。


日本のあり方を抜本的に変える一つの例がある。今回の地震では関西地方はほとんど被害がなかった。したがって電気は余っているだろう。ところがその電気を東日本に送ろうにも周波数が違うから送れないと言う。こんな狭い日本で2つの周波数があることが不思議だ。これを機に周波数を統一すべきだ。とにかく今度の大災害を機に不合理なことは改めるべきだ。

テレビでは相変わらず間抜けな地震情報を流している。震度1や3程度の情報をこの時点で流して何の意味があるのか。ついさっきもまた津波が襲来するので避難するようにとの報道があった。しかしこれもガセネタだったらしい。こんなのが続くと本当にまた大津波が来た時に復興に携わっている人に犠牲者が出る。役立つ情報を正確に迅速にだ。

計画停電がいつ来るかもしれないのでいつもより早く出社した。入間市は3つのエリアが重複していて、どの地区が何時からなのか分からない。突然電気が止まって気づくのだそうだ。文句を言ってもしょうがない、緊急非常時だ。
日を追うにつれて今度の地震のすさまじさが明らかになってきた。これは既に電気の通じている地域ではテレビで繰り返し流されているので知ることが出来るが、被災地では電気も通じず、何が欲しいかと問うと情報が欲しいと言う人が多いらしい。
普段くだらない情報ばかり垂れ流しているテレビを始めとするメディアはさすがに今は他のすべての番組が吹っ飛んで地震情報のみで、新聞のテレビプログラム欄は空欄が多い。ただし肝心の情報を欲しがっている被災地には電気が通じていないのだから情報源のテレビも見られない。
歩きながらうつむいてのべつのべたらメールやらなにやらやっている携帯電話もいざというときに役に立たない。
これからの日本は国のあり方、国民の生活のあり方を抜本的に変えなくてはいけないのではないか。電気が足りないと言うのに地震の後も昼日中からパチンコ屋は満員で、しかもあのまぶしいくらいの煌々とした無駄な照明はなんだ。ガソリンが不足して売れないと言うガソリンスタンドの照明も過剰だ。ユニクロも島村もイオンもその他すべての大型店の照明もまぶしすぎるほどだ。
前にも書いたがわが社の目の前にある某経理事務所の電光広告は24時間稼働中だ。しかもほとんど効果もないと思われるのに、無駄だ。
政府は多分いずれ復興増税を国民に提示するだろうが、それよりここで与野党こぞってやるチャンスなのは宗教法人課税であり、ペット税新設だ。さらに贅沢品への課税増等だ。特に宗教法人課税は与野党問わず宗教団体票をあてにしてやりたくても今まで出来ないでいた。宗教は困窮者の救済もその一義とするのであろう。それならば課税に反対する宗教団体はゼロであるはずだ。
さて話は前後するが、テレビや携帯ではやたらと緊急地震速報が流されているが、身構えていても全然揺れない。あれは狼少年で、やがて慣れて緊急でなくなってしまう。あの巨大マグニチュード9の後に震度3の地震がありましたなんていう情報も不必要だ。
3月12日(土)
大地震
東北地方で大地震が発生した。以下昨日のドキュメント。
金曜日の午後はいつもNHK FMのクラシック番組を流しながら仕事をしている。クラシックを聴きながら、さらに一念発起の般若心経の暗記を試みている。(昨夜もそうだったが最近黒服を着ることが多いので、ほとんど読経される般若心経を覚えようと、ただし昨夜の通夜は神式なのでお経はなかったが)。そこへ突然ラジオから異様な音が流れ、続いて緊急地震速報が流れた。東北地方太平洋に地震が発生、津波の発生が予想され、その予想高さ6メートル、直ちに避難してくださいということだった。阪神大震災のときも関東地方で揺れたが、それほどのこともなかったので、その例が頭にあるから震源が東北の太平洋沖ならこの辺はそれほど揺れないだろうと、しかし用心しながら待ち構えていたらすぐに揺れだした。
最初はそれほどではなかったが、だんだん揺れが大きくなってきたので外へ出た。隣近所の人たちも出ていて口々にすごい揺れだねと騒いでいた。家屋や電柱、樹木などが揺れているのが分かる。駐車してある軽トラックもユサユサ揺れている。歩道を歩いてきた通りがかりのご老人は「すごいですね、揺れで途中歩けなかったわ」と言っていた。そのご老人には「緊急地震速報で東北地方に地震があったらしいので、ここでこの揺れでは震源に近い東北では酷いことになっているかもしれませんね」と情報を教えてやった。
小生が今まで経験した地震の中で最大規模なのは確かだが、仕事場では思ったほど物の落下等はなく、ビスにちょこっと掛けておいた丸い架け時計が落下していた程度で、最近の時計は丈夫だ、落下のショックは全然影響なく正確な時を刻んでいる。不安定に積んであった試し刷り用のヤレ紙(印刷失敗紙)も崩れていたがこれは想定内だ。
驚いたのはスイートピーの丈の長いものを3、4本インスタントコーヒーの空き瓶に無造作に挿して棚の上に置いたのが落下もせずそのままの姿であったことだ。見た目では一番影響を受け倒れそうな不安定なビンだったのだ。揺れの作用はなかなか複雑なようだ。
車で外出していた愚妻が戻って来て、「怖かったわ、すごい揺れだった」と興奮しながら話していた。
心配なのは都内へ勤めに出ている娘のことで、妻は携帯電話をかけ続けたが全然つながらない。携帯電話もそうだが、わが仕事場の固定電話も不通になってしまった。肝心な時に役に立たない携帯電話、小生は持っていないので関係ない。携帯がダメなので最近見かけなくなった公衆電話に殺到しているらしいが、だからいざという時のために公衆電話のようなアナログ的発想が必要なんだよ。
結局娘には夜更けになって何とか連絡がつき、会社の同僚とホテルが取れたのでそこに泊まり明日帰宅するとのことで一安心。
昨夜は所沢市斎場で小、中学時代の恩師の通夜があって仕事を早めに切り上げて向かったが道は相当渋滞していた。帰りもかなりの混み様だったが何とか8時過ぎには帰宅できた。
その後テレビではほとんどの局で他の番組は吹っ飛んですべて地震関連。テレビを見ながら夕食を出来るのは幸せな関東地方だが、余震なのか誘発なのか地震が頻繁にあることが怖い。その後長野や新潟でも地震があったらしいので、関東大震災のような大地震がこちらにも誘発されないかと心配だ。
就寝している2階は1階より揺れる。余震があって何度も目が覚め熟睡できなかった。
今朝になって念のため亡父が残した骨董、ガラクタ類が保存してある物置を点検したら、1Fは多少の落下はあったが思ったほどではなかった。ただし2Fは相当揺れたらしくて落下物が散乱していた。狭い通路が足の踏み場もないほどだ。明日はその片付けになりそう。
今度の地震で被害にあった方にはお見舞申し上げます。亡くなった方にはご冥福をお祈り致します。
いずれ何らかの形で募金のお手伝いもしようと思っています。
五蘊皆空。合掌。
3月11日(金)
コント55号
コント55号の二郎さんが死去した。
とにかく面白くて、全盛期はテレビ欄を見てコント55号の文字があると次から次へチャンネルを回して55号のコントに熱狂、大笑いしたものだ。
名作がいくつもあるが、例えば「帽子屋」、「平馬が行く」。ボケとツッコミの間の取り方と、ほとんどアドリブと思われる笑いの取り方が絶妙だった。落語や漫才の笑いの名作は、何度聞いても次に来るセリフが分かっていてもまた笑ってしまうという不思議な力を持っているが、コント55号はネタが数限りなくあるらしくて、一度見た超絶熱狂爆笑ネタをまた見たいと思って次のチャンネルを回しても同じネタはほとんどやらず他のネタをやっているという次第で、その点がすごいというか残念というか。
小生の笑い、ギャグ、バカバカしいもの好きは漫画は赤塚不二夫、コントは55号に影響されたのだ。今夜は録りためてあるコント55号のビデオでも見て追悼しよう。
76歳で平和な古き良き時代と共に逝った二郎さんだが、78歳、超きな臭い時代の寵児石原都知事は一転出馬かと騒がれている。良き人は去り、自己中なやたらと怒る人が残るのは諸行無常だ。
合掌。
3月7日(月)
25万円
*前原外相が外国人からの違法献金問題で辞任した。中学生時代からの知り合いで近所の焼肉屋のおばちゃんからだという。
わが知り合いにも在日韓国人はたくさんおり、帰化した人もしない人もいて様々だ。在日かどうかなんて考えもしない。芸能人やスポーツ選手が活躍すると、こんなに活躍するんじゃ日本人じゃないかもなんて思うこともあるが。前原氏の場合は近所の知り合いの焼肉屋さんのおばちゃんが志の高い青年になんとか頑張ってもらおうと思ってなけなしの金を寄付したというところだろう。その額5万×5回で25万円だという。
こんなことで閣僚を辞任しなければいけないなら、交通違反をした政治家も全員辞任だ。40キロ制限の道路を50キロ走行で検挙されても法律違反には違いないのだから。政治と金の問題というが、それとは別問題だろうに。法律違反をしていない日本人はいないのだ。
25万円で外国人に有利な政策を遂行するとも思えないが、まあ、彼の場合は傷の浅いうちに早いとこ菅泥舟から逃げ出そうということなのだろう。
25万円で一国の外務大臣の首が飛ぶ。今度の案件は規制仕分けの対象にならないのか。
2月19日(土) 下の続き。
加賀乙彦の「宣告」を読んだのは何年前になるのだろう。この作者の作品は好きだが、キノコに関する物語を書いているとは知らなかった。しかもキノコにかなり詳しい。小生が思い浮かばないキノコの名前も結構出てくる。もっとも小生はもっぱら食べられる美味しいキノコが専門だが。
作中に出てくる『私』の大学時代の恩師、医学部附属脳研究所教授朝比奈教授が、趣味が高じてキノコ研究所を設立し、その後キノコの作用かどうか分からないがちょいと精神に異常をきたしたようでその種の病院に解放患者として入院するまでが回想として描かれている。
編者も書いているが、朝比奈先生が自宅を改造して設立した「日本キンルイ研究所」を『私』が訪ねて行ったときに先生と交わした会話が何とも嬉しいではないか。

「人間のやることでマジメなことは何でしょうか」と私は尋ねた。
「眠ること、喰うこと、排泄すること、性交すること」
「キノコを愛することは」
「前の4つよりは劣るが、まあマジメなことじゃ」
「そのほかのことは」
「おおむねコッケイじゃ」

なんという楽しい会話でしょう。特に、4番目より劣るというのが奥ゆかしい考えではないか。そりゃそうだよ、キノコを愛しても人間の子孫繁栄は出来ないものね。
キノコはことほど左様に、他のことがすべて滑稽に思えてしまうほど奥が深く我々を虜にしてしまうのだ。政治なんてものもキノコに比べれば滑稽以外の何物でもないのだ。
春にも出るけれど圧倒的に秋に出ることが多い愛すべきキノコたち、今から秋が待ち遠しいのだ。
2月16日(木) 下の続き。
この本が1版何ページ付けで印刷されているのか分からないが、用紙がその都度違う種類なので、替え版の手間が大変そうだ。用紙も厚さがまちまちなので複数枚送り防止のセンサーの設定をその都度やるようだし、印圧の設定も替えたり何とも面倒だ。もっともそれぞれの作品を別々の印刷機でやれば手間は食わないが、発行部数はどのくらいだろう、採算が取れるのだろうか。別々に印刷すると16篇あるので少なくとも16台の印刷機が必要だ。カラーあり、モノクロあり、蛍光2色あり、箔押しも抜き型もやるようだし、いずれにしても手間のかかる印刷であるのは間違いない。
制作、製版も大変そうだ。北杜夫の「茸」という小説などはページの下方に一段のみ印刷されていてそれが続いたかと思うと今度は本を横にして縦組みになり下から上へ上っていき、下から見ると縦組みのまま左から右へ展開する、つまり活字が逆になってしまうので本をひっくり返さなければ読めないレイアウトになっているのだ。この説明ではほとんどの人が分からないだろうなと思うほどややこしいのだ。制作する人はブツブツ言いながらやったんだろうなと同情するのだ。こういうのを百聞は一見にしかずというのだろう。
キノコは千差万別、食菌の美味しいのから毒キノコ、食毒不明菌や、大きいの小さいの、毒々しい色、さわやかな色、形もまちまち、そんな奥深い茸をイメージして制作された本だと思うのだが、何とも奇妙奇天烈、印刷屋や製本屋泣かせの本なのであるが、それでもキノコ好きの人や印刷屋にとっては永久保存版だ。
内容で秀逸は編者も「日本を代表する、というより世界的に見てもこれほど見事に練り上げられた『きのこ小説』は他にはないのではないかと思わせる作品である」と書いているが、加賀乙彦の「くさびら譚」だ。
続く。
2月15日(火) *下の続き。
興味津々、表紙をめくるとまたまた抜き型の厚紙だ。その裏に編者の前書きが穴を避けて印刷してある。読み難いよー!
さていよいよ本文だ。最初は萩原朔太郎の「孤独を懐かしむ人」という詩が100ポイントぐらいの大きさの活字でどーんと幅を利かせている按配だ。1ページに1行6文字、それが4行、しかも裏に印刷なしの片面印刷だ。つまりB6・1ページに最多で24文字しか印刷してない。何とももったいないのである。この部分の用紙はテカテカのコート紙だ。
それを読み終わると一転更紙のような用紙に黒文字と蛍光ピンクのイラストが印刷された夢野久作の「キノコ会議」という物語だ。
これをいちいち説明していたらきりがないので後は省略だが、こんな装丁編集の本をよく引き受けた会社があるものだと感心する(理由はあとで)。印刷製本はシナノ印刷とある。住所も電話番号もないのでどこにある印刷会社か分からない。定価は2600円+税だ。
キノコが登場する古今の日本の文学が集めてあるのだが、タイトルが変ると用紙もレイアウトも変り、ひどいのになると黒ベタに何にも文字のないページがある八木重吉の「雨の日」という詩や、シルバーの用紙に薄いグレー系のインクで印刷してある、まるでスパムのようなページもあって、こんなページは本を斜めにしたりして照明の光線の加減を調整しなければほとんど読めないという代物だ。
続く。
2月14日(月)
バレンタインデーに親戚身内関係以外の人からチョコレートをもらえなくなってから幾星霜、女性の皆さん、景気をよくするためだけの意味で身内以外にもどんどん贈りましょうね。これで、この奇妙な習慣がなくなったら製菓や菓子類販売業界にとっては打撃だろうからね。そのくらい根付いてしまった風習だが、反対に長年の習慣がどんどん衰退しているのが年賀状だ。皆さん、年賀状も暑中見舞いも生存証明の意味でもどんどん出しましょう。一番いいのは印刷は自分でやらないで印刷屋に頼むことですよ。小生はこれが言いたかったよ、バレンタインデーに。
下の続き。
きのこ文学名作選」は表紙カバーや表紙からして凝っている。表紙カバーは黒地に白抜きでキノコの線画イラストと表題が描いてあり、その文字を無視してキツネノチャブクロかなんかをイメージしたのかどうか梨型や不規則な円形が切り抜かれており表紙の金色が見えるようになっている。表紙はグレーの厚紙に金の箔押しでその上に表題が黒で押されているのだ。表紙の裏が目次になっている。
ああ、もうその説明だけでも頭がこんがらがってしまいそうだ。こんな印刷を請け負った印刷会社はさぞかし苦労しただろうなと察して余りある装丁なのだ。
続く。
2月12日(土)
「きのこ文学名作選」
HPを最近更新していないので、毎日見るのが習慣になっている知人から、体調不良で入院でもしているのではないかといった心配やらの電話が届いたりしているが、まあ何とか体調は維持しているのですが、最近アウトドアでの活動が鈍くなっているのでネタがないのですよ。
忘れられるといけないので書評でも書きましょう。
きのこ文学名作選」(飯沢耕太郎編 港の人発行)を読んだ。まことに奇妙奇天烈な編集の本で、読みにくいったらなかったのだ。
本日はこれから寒ブリ(元は12キロ!)のシャブシャブ会なので(知人の誕生日なのだ)この項続く。
1月19日(水)
マイブーム
もっかのマイブームはドライフルーツ柿酢作りだ。
ドライフルーツは柿、リンゴに続いてキウイもやってみた。完成品は柿ほどではないがそこそこ美味しい。酢っぱ味が絶妙で、健康に良さそうな旨みが凝縮されている感じだ。
ただし乾燥品といってもパリパリにはならないので、食べた際歯間にまとわりつくのが難点といえば難点だ。入れ歯の人は要注意かな。
次は何をやろうかな。バナナなんかも良さそうだ。乞うご期待。
柿酢は昨年仕込んで、現在発酵がほぼ終わって熟成中だ。カビもクリアできたので後は時々かき混ぜて春頃になるだろうか、濾せば出来上がり。果たしてどうなるか。
1/4  1/10
1月14日(金)
下の続き
野ウサギのうさ子ちゃんを亡くしてからどのくらい経ったろうか、住居も近所に移ったあるとき、知人が今度はパンダウサギを持ってきた。白黒のかわいいウサギで、子どもも小さかったので情操教育にいいと思い飼い始めた。
飼い主の住居もウサギ小屋みたいなもんだが、これは室内で放し飼いでなく、戸外に一応ウサギ専用の小屋を造ってそこで飼った。
そしてある日事件が起こった。
パンダウサギの小屋の金網が破れていて、パンダうさ子ちゃんがいないのである。野うさぎうさ子ちゃんは窓を少し開けておいたのでそこから逃げ出した模様だが、金網が破れているとはただ事ではない。破れてというより破られていたのだ。
やはりあちこち探し回ったらなんと隣家の窓の下に死骸があった。そこは隣家が飼っている猫の出入り用に窓を少しだけ開けているところだから、犯人はその猫とみて間違いないだろう。見ていたわけではないから確証はないが。犯人じゃなくて犯猫か。
隣家の猫は放し飼いなのでウコッケイはやられるし、我が家の庭の乾いた場所に来て糞をするし(これがまた臭いのなんのって、ハエも来るし)、まことに始末に終えない動物なのである。
それからである、小生が放し飼いや野良猫を目の敵にするようになったのは。猫がいると石は投げるし(全然当たらないが。猫は図々しくて、投げる寸前までバカにしたようにのんびりと歩いているが、いざ投げようとすると一目散に逃走する。カラスもそんな傾向がある。)、猫除けのスプレーをあちこち撒いたり、灯油を撒いたりいろいろやったのである(これもすぐ効果がなくなるし、その前にその臭いで人間様が気分悪くなってしまう)。
猫を飼っている皆さん、猫の放し飼いはやめましょう。ものすごく迷惑します。
というわけでウサギ年の今年の年頭物語はうさ子ちゃんから憎っくき猫の話でした、ジャンジャン。
1月13日(木)
下の続き
結局野ウサギのうさ子ちゃんは我が家へ戻らず、行方不明のままになってしまった。
ペットを飼っている時はいいが、このように行方不明になったり、特に死んだ時などは結構悲しい。
いつだったか小生が段ボール箱の中で電球の熱で卵から孵化させたウコッケイのヒヨコをやはり室内で放し飼いにさせていたことがある。動物は自分が生まれて初めて目にする生き物を自分の親と思ってしまう刷り込み現象というものがあるそうで、このウコッケイも小生が大事に孵化させたくらいだから、小生が親だ。室内で放し飼いにさせていると小生にヨチヨチと着いて来るのが何とも愛らしくかわいかった。
それがちょっと目を離した隙に小生の足元近くに来てしまっていた。小生はそれに気づかず何かの拍子に振り返った瞬間にヒヨコを踏みつけてしまったのだ。振り向いた瞬間に足元にいるのに気づいてとっさの判断で全体重は掛けずに済んだのだが時既に遅く、ああ、哀れわがピヨ子ちゃんは瀕死の重傷を負い、手厚い看護を施したのだがしばらくして死んでしまった。その時もがっかりしたなぁ。
続く。
1月8日(土)
下の続き
飼い始めてから半年位しただろうか、季節は夏であった。当時小生一家はかつてのいわゆる米軍ハウスに住んでいた。米軍ハウスははき出しの窓というものがなく、すべての窓は床からほぼ3尺位上方なので、非常に風通しが悪く、おまけに安普請だったので夏は暑く冬は寒いという劣悪な住環境だった。
そんな風通しの悪い家の窓でも仕事から帰ってくるまで締め切っておいては毛皮をまとっているうさ子ちゃんは暑くてつらいだろうなと思い、網戸のついてない窓をほんの10センチばかり開けて仕事に出かけたのであった。
さてその日仕事を終えてかわいいうさ子ちゃんの待っている我が家へ帰宅した。当然小生になついたうさ子ちゃんは小生をお出迎えしてくれると思っていたのだがどこにもいない。さては暑さでまいってソファーかどこかの隅にうずくまっているのかとあちこち探したがどこにもいない。
そうです、うさ子ちゃんは開けておいた窓から多分外に出てしまったのです。室内からはソファーに乗れば窓の敷居にピョンと飛び乗れるけれど、外からは高いのでさすがのうさ子ちゃんでも飛び乗れない高さなのです。
うさ子ちゃんは外に出て冒険でもしようと思ったのはいいがいざ帰ろうとしても家に入れなかったに違いありません。そうこうしているうちに憎っくき野良猫かなんかに襲われたのではないかと推測しています。
続く。
1月5日(水)
ウサギ
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
かなり以前に野ウサギのうさ子ちゃんを飼っていたことがある。
知人が「奥多摩の植林山で作業中にまだ乳飲み子の野ウサギを見つけたが、多分親にはぐれてしまっているのでそのまま放って置くと死んでしまうだろうと思って持って来た」と言って小生に預けていったのだ。
それまでウサギなどは飼ったことがないし、かといってウサギ鍋にするにはまだ小さすぎるし、もう少し大きくしてから、いや、そんなことは考えもしなかったが、とにかくまだ餌も自分では食べられないような赤ちゃんウサギだったのでミルク(普通の牛乳)から与えたのだった。そのミルクも最初はスポイトで与えてやるような始末だったが、しばらくするうちに成長して自分の力で皿に注いだミルクを飲めるようになった。
そうなってくると小生になついて非常にかわいくなってきた。小さいので家の中で放し飼いにしていたのだが、まるで自分の子どもの成長を楽しみに見るのと同じような気持ちになってきたので、帰宅が楽しみだった。
続く。