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Love and Peace 2010年 その時々のオサムカラムコラム
Imagine all the people living life in peace John Lennon
               
(赤字はワンポイントイメージのためで、リンクではありません。 

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12月24日(金)
柿酢
イブに柿酢の素をお届けしましょう。
大きい甕がないので、一斗樽に糖度抜群の甘柿のヘタを下向きに詰め込んだところ。あとは時々カビが発生してないか見て、ひたすら酢になるのを待つのだ。その後頃合を見て濾すだけだ。来春に滋味豊かな柿酢になるかな?
アーメン。
12月22日(水)
干し柿
干し柿だ。干し柿は渋い柿でも甘い柿でもいいらしいが、どちらかというと渋柿のほうが良いというのがネットでの情報である。
この柿は甘と渋が混在して実り、個体も部分的に甘いところと渋いところがある。全体が渋いのと部分的に渋いのの両方を皮を剥いて吊るした。果たして結果はどうなるのだろうか。
チップスと違って干し柿は丸ごとなのでなかなか出来上がらない。干し始めて10日くらいだ。
12月21日(火)
柿チップス
柿もそろそろ終期だが、種類によってはまだ実っている木もある。うちの柿も取り切れない実がまだわんさかあって、ムクドリなど野鳥の餌になっている。今まで取った実は何とか保存できないかといろいろ考えていたのだが、記事ばかりだったので画像も載せておきましょう。
これは柿チップスだ。皮を剥いて輪切りにして乾燥させれば出来上がり。パリパリの乾燥品にはならず、しっとりしたチップスだが生の柿と違った美味しさがあります。画像は乾燥途中のものだ。
12月20日(月)
 a liar
今年のシングル版ヒットチャートベスト10はAKB48が独占した。10曲のうち日本語タイトルは4曲で、6曲は横文字タイトルだ。おじさんたちには何がなんだか分からないが、とにかく人気があるんだろう。
嵐やAKB48と違って人気がないのが民主党で、その設立者鳩山由紀夫前首相がまたまたやってしまった。この人の言葉の軽いのは定評のあるところだが、お坊ちゃんだからしょうがないや、物事をあんまり深く考えないで今まで生きてこられたからね、などと思っていたのだが、今度ばかりはひどすぎるぞ。総理を退任するとき、次の総選挙には出馬しないと明言していたのに、どっこいここでその言葉を撤回したのだ。
鳩山氏はいい人なんだよねー、というのが氏を知る人の誰でも言う評価らしいが、明言したことを軽く撤回したり実行しない人のことを世間では嘘つきと言っている。いい人でも嘘つきではいけない。嘘つきは泥棒の始まりという格言?も世間では誰でも知っている。
知人が「今度超カワイイ若い女の子を紹介するよ。その子は相手が禿げてても貧乏でも腹が出ててもそんなことはお構いなしさ()」なんて言ってたのが全然なしのつぶてだったり、紹介してもひどいブスで、高齢、しかもそっちの女の方がハゲでデブだったりすると、そいつは嘘つき!ということになるのだ。まあ、鳩山さんの場合はそういう例とは違うけれどね。():小生のことではない、念のため。
今度の前言撤回は民主党の体質を図らずも表している言動で、ますます民主党は信用されなくなる。
永遠のポピュラーソング"It's a sin to tell a lie"は邦題名は「嘘は罪」で、小生はパット・ブーンの歌で覚えた。これは鳩山氏のような政治家のことを歌ったものでは、もちろんなく、ラブソングだ。この歌の内容は甘い愛だが、題名だけで言うとまさしく嘘をつくのは罪だ。
AKB48や嵐流に横文字で「嘘つき」を言うと、"a liar"というのかな。
嘘つきからも税金をがっぽり頂こう。
12月15日(水)
新課税
法人税を5%減税すると菅首相が決断した。景気回復の特効薬はなく、いろいろな学者がいろいろな案を出しているが、こちら立てればあちらが立たず、要はどんな案でもいいから決断して実行することが大事なのだ。
TPPだって各省庁で締結の場合とそうでない場合の試算が違っているのだから何がいい結果になるかは誰にも分からない。
何しろ予算や政策が通らないねじれ状態は参院選で国民が望んだことで仕方がないのだから、出来ることは思い切っていろいろ実行すべし。
財政再建や景気回復には無駄の徹底的削減など歳出を抑えることも必要だが、同時に歳入増も考えるべきだ。財源は他にもあるのではないか、みんなで考えよう。
まず考えられるのは宗教法人への課税だ。本音はやりたいのだけれど、政治的思惑で宗教法人への課税はなかなか出来ないというのが真相らしいが、そんなことでは抜本的改革にならない、思い切って課税すべきだ。
言われていることだが、ペット課税も実行すべきだ。ペットを購入するときに課税すれば、棄てられたペットを育てている奇特な人に重荷になることはない。
イルミネーション課税なんていうのはどうだろう。世の中なかなか難しくて、景気のためには消費が必要だというし、節約生活こそこれからの日本を救う道だという考え方も多い。イルミネーションなんて一昔前にはそこここにはなかった。今は猫も杓子もチカチカピカピカだ。結構皆さん余裕があるらしいので課税だ。
まだまだありそうだ。タバコにはもっと高額の税金をかけるべきだし、携帯電話に何かと理由をつけて課税すれば相当の税収になること間違いない。1メールいくら、1会話いくらとか、被災地援助のやり方で簡単に出来るんじゃないの。もう既にやっているのかなぁ。
ネイルアートなんていうのも別になくっても困らないので親指は5円、小指は3円25銭とか課税だ。足の爪はより高額課税にしたり。
セックス課税なんていうのも必要だ。子どもを作る目的以外でセックスするときには一回につき1000円課税とかね。だけど密室の秘事に誰が申告するものかって言うのよ。課税調査員がいて見張ってるっていう手もあるぜ、ないか?小生を夜だけ調査員に雇ってくれないかなあ、雇用促進だ。
というわけで、今回の課税対象はすべて小生に関係ないものばかりだったが(もちろん携帯電話なんぞも恥ずかしながら貧乏なので持っていないのだ)、庶民が困らない新税をみんなでいろいろ考えよう。
12月14日(火)
干し柿チップ
またまた柿である。丸ごと干し柿のほかに、柿チップも試しに作ってみたら、これがなかなかいけるのだ。
皮を剥いて適当にスライスして乾燥させれば出来上がり。乾燥させるのがちょいと面倒だが、サーキュレーター代わりの扇風機の風に当てたり、陽に干したり、電子レンジに入れたり、とにかく乾燥させるのだ。
干し柿の風味があって、噛んでいるとそのうちジワッと甘みと旨みがしみ出て来て、つまみになかなかよろしい。これなら丸ごと干し柿と一緒で、保存に適していると思うのだ。
おじさんも季節ごとの収穫物でいろいろ考えているのだよ。
12月11日(土)
ネット情報
我が家の狭い敷地のあちこちには亡き父が植えた柿が7本もあって、そのほとんどが違う種類だが甘柿だ。甘柿でも木によって甘さやコクが異なる。中に甘と渋が混在して実る木があって、今では見分けがつくようになったが、間違って渋い実を食べようものなら口中がジュワッと皺になるような感じで閉口したものだ。しかしこの木の甘い実の甘さは天下一品だ。
野鳥除けのおまじないも効果なく、連日ムクドリやらヒヨドリ、メジロ、スズメ、カラスなどが啄ばみに来る。届かない高いところにある実はそれはそれでまあいいのだが、実らせっぱなしでただ野鳥の餌にするのももったいない、今仕込んでいる柿酢の他に何か利用できないものかと考えたのだ。で、今までやってみなかった干し柿を作ろうと思い立ったのであった。
柿酢は、渋でも甘でも硬くても熟していても丸ごと器に放り込んでおいて、カビ除けにたまにかき回すだけで超簡単なので作っているのだ。ただし濾すときが一番手間がかかるが。
干し柿も渋柿の皮を剥いて干せばいいだけと思っていたのだが、ここで疑問が湧いた。渋柿でなく甘柿ではダメなのか?何しろ上記の木の実はひとつの個体でも半分甘くて半分渋いなんてのもあるからだ。
ここで便利なのがインターネットだ。調べたら、結論は甘柿でももちろん出来るが渋柿のほうが甘くなるということらしい。甘柿はわざわざ干し柿にしなくても甘いからそのまま食べたほうがいいから作らないというようなことが書いてあったところもあったが、いくら甘柿でも一度にそう何個も食べられないし、近所に配ってもそれでも余ってしまうから保存用にと思っているのだ。
紙媒体で食っている印刷屋がこういうのもおかしいが、本だとこうはいかない。ネットだといろいろな情報が居ながらにして出てくるから、後はその中からこちらに都合のいい情報を選択すればいいだけだ。柿酢を初めて作るときもそうだったがネット情報は大いに役立ったのだ。小生の場合はいろいろな情報の中から、とにかく簡単に出来そうなやり方を見つけてそれを実行しているのだ。

村上龍氏が電子書籍を制作販売する会社を設立した。普段のんきな娘までが「ますます印刷業は仕事がなくなるね」なんて言っていたが、衰退を余儀なくされるのは確実だ。時代は急速に動いているのでこれも仕方がないことか。
景気も悪いし、あとはお得意さんを増やしていくしかない。皆様、いくらネットが便利だといっても紙媒体の情報もまだまだ棄てたもんじゃないですよ。印刷業者に愛の手を!
Wikileaks?世界中の国民の利益になればいいんじゃないの。どこの国でも主権者の国民に背信して政府・国家が暴走しているからね。
12月9日(木)
暁は暗かった
テレビや新聞で何兆円とか何千万とかの天文学的数字がポンポンと出てくるご時世なので麻痺してしまったが、250億円というのは何に比しても決して小額ではなく、超途方もない金額だ。何しろ小生なんかはご他聞にもれず何とか節約しておかずを一品でも増やそうと思ってこまめに照明を消したり、寒い日も暖房もなるべく節約して耐え忍んでいる毎日なのだ。柿が実ったといえばこれで柿酢を作って(このところ毎朝庭の柿をもいでせっせと仕込んでいるのだ)酢の購入を減らそうとか、宴会も会費を払うのはバカバカしいので断り、何とかタダ酒を飲めないものかと画策し人に嫌がられたりして涙ぐましい努力をしているのである。海老蔵なんぞのように夜中に飲みに出かけて行くなんていうような浪費はもってのほかだ。
で、何が250億円かというと金星探査機あかつきプロジェクトにかかった金額である。マスゴミも国民も誰も批判しないようなので仕方ないので小生だけでもこんな壮大なムダはやめようと主張するのである。
金星探査が今のところ失敗に終わったから言うのではないが、かねてより主張している通り地球どころか日本にも解決しなければいけない問題はわんさか有る。はっきり言って金星なんかに関わっている余裕はないのだ。他の惑星のことは余裕が出来てから取り組めばいいのだ。しかも今度の失敗で明らかになったのは、日本の技術がまだそこまで行ってないということだ。成功するまでにはさらにどれほどの巨額を投入しなければならないのか。
つい最近小生の友人の母親が急性心筋梗塞で倒れた。近所の病院2件で受け入れを拒否され、3件目でいろいろと手を打って何とか受け入れを納得させたのだが、それもすんなり行ったわけではなく紆余曲折があってからのことだ。そんな危機が身の周りにいくらでもある。金星探査より身近な介護、医療、健康、福祉、災害救助、教育その他に巨額を投入するべきではないのか。
金星探査プロジェクトも事業仕分けしよう。
12月8日(水)
成田屋!
John Lennon死して早くも30年か。John Lennonの音楽とわが広島カープは永遠に不滅だ、いまさら言うまでもないが。
一方日本の芸能界は将来の人間国宝海老蔵の事件で騒然だ。週刊誌やマスコミが海老蔵バッシングを始めたので相手方が出てくる前に先手を打っておこうという魂胆かどうか知らないが、左目を充血させて90分もの会見に応じたのが果たして吉と出るかどうか。
前にも書いたが、日本伝統芸能文化の歌舞伎といったって、直接観劇することもないが、日本独自の貴重な文化を存続させていくのは大変重要なことだとは思う。それを思い上がっていてはいけないのであるが、会見はさすがは歌舞伎界のエース、イヨ、成田屋!の掛け声もかけたくなる出来栄えだ。隈取をして現れればそのまま歌舞伎だったが、テレビでチャラチャラして早口のくだらないお笑いばかりにさらされている今日、姿勢を正し、体をあまり動かさず、言葉をゆっくりはっきり発声する姿は見習うべきだと思ったのだ。事実はどうであれ。
海老蔵も今後真面目に精進すれば、今でも相当に評価されている役者であるから、さらに大化けする可能性がある。殺されなくてラッキーだったね。
12月4日(土)
地球外生命体?
NASAは2日、猛毒砒素を食べて増殖する新生命体を発見したと発表した。当初、「地球外生命体の探索に影響を与える宇宙生物学上の発見」との声明が出されていたので、地球外生物(宇宙人とか)に関する発表かと騒がれていたものだが、発表してみれば地球外生物ではなく、地球上の新種の細菌だという。
NASAの発想からすると炭素、水素、酸素、窒素、硫黄と並び生物に欠かせない元素「リン」の代わりとして猛毒砒素を取り込み成長する細菌は大発見らしいが、そんな考え方からすればそういう生物は既に我々の日常生活にも五万とあるのではないか。
生物学や化学、物理学等の理科系はからっきしダメな小生なので全然考え違いかもしれないが、ある生物には有毒な物質がある生物には無毒どころか有用であったりするのと考え方は違うのだろうか。
例えば身近なところでは、人間が食べると有毒で命を落とすこともある猛毒キノコも、結構虫が好んで(かどうかは分からないが)食べて生きている。
強酸性の胃液がある人間の胃の中では細菌は生きられないと言われていたが、ピロリ菌は胃の中で生息し胃がんの原因とされている。
クマムシなんぞは
乾燥 : 通常は体重の85%をしめる水分を0.05%まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。
温度 : 151℃の高温から、ほぼ絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える。
圧力 : 真空から75,000気圧の高圧まで耐える。
放射線 : 高線量の紫外線X線等の放射線に耐える。X線の致死線量は57万レントゲン。(ヒトの致死線量は500レントゲン)
宇宙空間に直接さらされても10日間生存していたことが発見され、動物では初めての発見となった。(Wikipediaより)
のように人間では考えられないような生命力だ。
人間や虫のような高等生物からしてこうなのであるから、下等生物?の細菌ではそういう現象は当然あると思えるのだが、それとこれとは全然違う話で、所詮門外漢の素人の考えなのだろうか。
小生にとっては有毒な酒だが、毎日飲んでも元気な友人が結構いるぞ。そいつらは飲まないとダメみたいだ。
12月2日(木)
ムクドリ
島根県安来市の養鶏場で鳥インフルエンザに感染したと見られる鶏が見つかり、すべての鶏を殺処分したという。野鳥が鶏舎に侵入したのが感染の原因と見られている。
我が家の周りには超豊作の柿が今でもたわわに実っており、野鳥のムクドリやヒヨドリが群れを成して食事に来ている。何の手入れもしない放ったらかし柿だが、非常に甘くコクがある日本でも一番美味しいと自負している柿なので、ムクドリの餌になるのはかなわんということで、いろいろと鳥除けを工夫しているが余りパットしない。不要のCDをぶら下げればいいと聞いてやってみたがぜんぜん効果なかった。先日NHKで木酢液をペットボトルに入れ、小さい穴をあけて吊るしておけばその匂いを嫌がって来なくなるという報道をしていたのでさっそく実行してみた。野鳥はまだ硬い状態の柿は食べず、やわらかくなったものを食すので、まだ硬いのが多いせいか、あるいは木酢液が効いたのか、その後、確かに被害は少なくなったようだが、今朝は数匹のムクドリが来ていた。匂いに慣れてきたのかもしれない。
木酢液と同時に昨年庭に来た、小鳥を襲って食べる猛禽類のオオタカの画像を引き伸ばしてファイルに入れてぶら下げてもいるが、この効果は分からない。とにかくいろいろと試しているのだ。
そんな野鳥天国の我が家の周りだが、鳥インフルエンザはやって来ないのだろうか。たまに硬い柿をつついた痕があるが、もったいないのでそんなものも食べることがあるが、人間には影響ないのだろうか。
スズメやメジロもしょっちゅう来ているが、この小鳥たちは木酢液もオオタカ画像も全然気にならないらしい。これらの小鳥たちはそれほど大量に食すわけではないしかわいいのでいいが、ムクドリは許せないぞ。
12月1日(水)
市川海老蔵
ヒエー、もう12月かぁ。そういえば超豊作の柿の木もここで急に葉をほとんど落とし、冬の装いになっている。
相変わらずテレビでは海老蔵様(そう呼んでいた年配のファンがいた)の話題で持ちきりだが、海老蔵があまりにも普段から高慢ちきで調子に乗りすぎていて、生意気で、いい気になっているからちょいと懲らしめてやろうということになったのが今度の事件だろう。その証拠に相当の負傷をしているのに店側では誰も救急車も警察も呼んでない。
歌舞伎という名は知っていても本物の舞台は見たことがないというのがほとんどの日本人の現実ではないかと思われるが、かく言う小生もいつだったか国立劇場で若手歌舞伎俳優の習作会を見たことがあるくらいで、歌舞伎座へも行ったことがないのだ。そんなものだよ日本の代表的な伝統文化歌舞伎ったって。
それより、海老蔵は最近超かわいい美人の女子穴じゃなかった、アナと結婚したばかりではなかったのか。あんなきれいな若い聡明そうな妻が待っているのになぜいかがわしい店でどこの馬の骨だか分からない連中と朝まで飲んでいるのかが分からない。普通ならどんな誘いも断って一時も速く家にかえるのが新婚家庭だ。しかも超きれいな若妻だ、家に帰ればその若妻となんでも朝まででもやりたい放題だ。そう、将棋でもトランプでも、ラジオ体操でも、しりとりでも、ム、尻取り?とにかくなんでもできるのに、新婚家庭に何か不満があるのか歌舞伎界のエース、海老蔵。
美人は3日で飽きるというが、もう飽きたのか海老蔵。贅沢すぎるぞ海老蔵。
先日行った西伊豆の民宿で出た伊勢海老は美味しかったぞ、海老蔵。
10月19日(火)
毒キノコ
シーズン当初の不作から一転して、マツタケの近年にない豊作が伝えられているが、毒キノコの誤売事故も相変らず多発している。
報道によると、間違えるはずがないという例もあるから不思議だ。生椎茸というラベルの貼ってある袋に毒の「クサウラベニタケ(草裏紅茸)」が入っていたというから驚きだ。どうやったらシイタケと似ても似つかないクサウラベニタケを間違えるのだろう。短い時間の映像だったので確認はもちろんできないが、シイタケなどは一つも入ってないようだった。しかもその袋の中の2本くらいは苦いがその苦さが癖になる食茸の「ウラベニホテイシメジ(裏紅布袋占地」)のようだった。
前にも書いたがキノコを覚えるのはまず、食べると致命的な超猛毒キノコ、次に命を落とすこともあるが何とか助かるという猛毒キノコ、さらに下痢や吐き気の症状が出る毒キノコ、次に図鑑では毒とされているが少しなら食べても影響のないキノコ、そして正真正銘食べられるキノコの順に覚えていけば中毒も少なくなるのではないかと思う。
ただしこれはキノコ採りをする人に対する注意で、スーパーでキノコを買う一般の人にはそんなことは興味ないだろうから毒キノコをそこらの店で売っていたら始末におえない。
また、キノコの名前を正確に覚えることも大切だ。できれば漢字名を覚えれば理解が早い。漢字には意味があるので分かりやすいのだ。キノコによっては地方特有の呼び名が有って、例えばわがキノコのページではおなじみの「ヤマブシタケ(山伏茸)」は山伏の衣装の前にある房に似ているのでその名がついたという。奥多摩ではこのキノコを上品にも「シカノキンタマ」と呼んでいる。鹿の金玉を見たことがないのでこちらの方は何とも言えない。橅針茸はブナに出る針茸という意味だ。針茸というのはキノコの傘の裏のヒダが針状になっているからだ。また、このキノコは「カノシタ」と呼ばれている。これがややこしくて、正式名の「カノシタ」は別のキノコだから混乱してしまう。カノシタは「鹿の舌」らしいが、鹿の舌も見たことがないので何とも言えないが、たぶん鹿の舌はそれほど針状になっていないと思われるので、誇張であろう。ウラベニ・・・はヒダがほんのり紅色をしているのでそれと分かる。栃木で人気の「チダケ」は「チチタケ」で乳茸だ。傘などを傷つけてみると乳状の液体がにじみ出るのだ。
今朝の東京新聞のキノコの事故の記事では「クサウラベニタケ」は「ホンシメジ」と似ているので間違いやすいと書いてあったが、ウラベニホテイシメジには確かに似ているが、ホンシメジには全然似ていない。また、ウラベニホテイシメジのことを「イッポンシメジ(一本占地)」と呼ぶところもあるらしいが、図鑑によるとウラベニ・・・とは別の正式なイッポンシメジは毒とあるからまことに複雑な命名だ。記者はキノコの知識がなくて伝聞で適当に書いたのだろうが、事は命に係わる問題だ、正確を期してもらいたい。
テレビでクリタケ(食)とニガクリタケ(毒)が並べてあって、名前の札がなかった。娘があのキノコの名は?と訊いたので即座に右がニガクリタケ、左がクリタケ、ただしニガクリタケの方の手前の株はクリタケに似ているが現物を見ないと何とも言えない、と答えたらそのあと名前の札が出てその通りだったので面目を保ったのであった。
我らが日曜ごとに通っている山はマツタケが出ない山だ。数年前までは一箇所出るところがあったのだが、最近は発生していない。今年はと期待したのだが今まで出ないところを見ると期待薄だ。
マツタケよりマイタケなのだ。
10月15日(金)
人命救助
南米チリの鉱山落盤事故では33名が最先端技術によって予想より早く2ヶ月あまりぶりに救出された。一人の犠牲者も出さず全員が救出されるというニュースに世界中の人が喜んだ。生命尊重という人間の普遍的思想の勝利だ。
この喜びのニュースは世界中で報道されたであろうから、当然アフガニスタンその他で今なお戦争をしている人たちにももたらされたであろう。老人子ども弱者を含めて情け容赦なく爆撃している米軍その他の殺戮従事者も33名救出に歓喜拍手し喜び、その同じ手で連射の引き金を引き、爆弾投下のボタンを押しているのか。
有史以来一方で人命尊重の行動をして、一方で殺戮を繰り返している人間という動物は、やっぱり愚かという他ないのだ。
また、常々言っていることだが、地上にも、今回は地下にも災厄があふれている地球だ、宇宙ステーションなんてものに金をかけている余裕はないはずだ。地球の災厄を取り除いてから宇宙に進出しても遅くはない。別に他の惑星がどう出来たなんてことは1000年後にでも分かればいいことだと思う。他の惑星の研究をすれば地球の災厄が早く解決するというなら別だが。
昨日は小生の小・中学時代の友人の通夜に参列した。現在の最先端医療を施したが、腎臓→肺→脳と癌が転移し、長い闘病生活の末にとうとう帰らぬ人となってしまった。
重ねて言う、宇宙を何年も旅して帰ってきた何とかいう小惑星探査機開発より、地球上の人の命を救う医学その他を進歩させることに金はかけるべきだ。蓮舫さん、事業仕分け頼むよ!
10月8日(金)
村上春樹「1Q84」続き
9/18「1Q84」の続き。
で、例によって村上比喩ワールドだ。今年の受賞はならなかったけれど、ここ何年かノーベル文学賞に一番近い作家といわれている村上春樹の華麗?にちりばめられた比喩はこのBOOK3でも随所に見られる。
例えばこうだ。編集者小松を拉致した男が小松に言う言葉は丁寧だが有無を言わせぬ響きがあり、その声は冷蔵庫に長い間入れっぱなしにしておいた金属製のものさしのようにどこまでも硬く冷ややかだった、とある。比喩というのはそのものを直接描写形容しないで例えを用いて理解を容易にし、あるいは逆にそのものを強調する場合などに使われるのだ。しかし上の例の冷蔵庫に入れっぱなしにしたものさしなんていう物は有りそうだがない。無理やり例えを作り出したような感じがしないでもない。もちろん想像はつくが、それでも他の例えはないのか。ものさしを例えに使うんだったら、「吹雪が続く雪国のアパートのベランダに、多分夏の間にでもなにかの作業で使われたままで放置されている金属製のものさし」とか何とか。しつこいけど、冷蔵庫にものさしねぇ?
しかも小松が拉致された原因がBOOK3ではさっぱり分からない。
もう一つ引用しよう。牛河が見張っている天吾の住むアパートの無人の玄関を形容するのに、「公演が不入りのうちに終わり、誰からも見捨てられ忘れられた舞台のように、玄関は無人のまま静まりかえっていた」。アパートの玄関というのも理解しがたいが、アパートだけでなく玄関というところはほとんど無人の場合が多く、見捨てられ、忘れられた舞台を例えに出すのもどうかと思うのだ。無理やり村上比喩ワールドだ。
思うに、ほとんどの小説は文章と文章の間に比喩を入れることで成り立っている面がありそうだ。比喩を入れれば入れるほど描写が分かりやすくなる効果もあるが、村上ワールドは随所に極端とも言える比喩を用いているので比喩そのものが芸術になっているということなのだろう。
ということで、シマザキ比喩ワールドを用いれば、「村上春樹は超人気者ではあるがその人気がどこから来るのか本人にも分からないのであった。三振記録以外なんのタイトルも取れなかったプロ野球界の清原和博のように」なんてね。いや待てよ、清原のような過大評価とは全然違うか?これこそ無理やり比喩ワールドだ。
いずれにしてもBOOK4と来年のノーベル文学賞受賞を期待しましょう。
10月6日(水)
キノコの話は続くよどこまでも♪・・・
高濃度食塩水
の効果は抜群だった。昨夜帰宅後さっそく高濃度食塩水をにっくきナメクジに噴霧してみたら、霧状なのでナメクジの身体全体にかかり、ナメクジは七転八倒だった。身悶えて原木に張り付いていられず落下したのでその後は多分融けてしまったのではないかと思われる。塩が直接かけられない原木の隙間にいるナメちゃんにもかけられるのでこれはGOOD IDEAであった。こんな簡単なことがなぜ今まで気がつかなかったと思う次第なのであります。
ただし霧状なのでシイタケにもかかってしまうが、この影響はまだ分からない。もしかしたらシイタケも浸透圧で水分を吸われてしまい成長しないかもしれない。塩の粒が直接キノコにかかるとその部分だけ穴が開いたようになるので、それが噴霧で全体にかかるとキノコはどうなるか、あと何日か経過してみないと分からないが、とにかくナメちゃんには効果があると分かったので今夜からのナメクジ退治は楽チンになるのである。
たまたま台所にあった中身のない洗剤かなんかの容器が噴霧できるものだったのでそれを使用したが、もしシイタケそのものにも悪影響が出るようだったら、今度は霧状でなく水鉄砲のように一直線に出る容器を見つけてやってみよう。それならピンポイント・ライフル攻撃、シイタケにかかる確率が低くなるというわけだ。
こんな話題、ほとんどの人には興味ないだろうなあ。
左の写真のシイタケ3枚は幸いナメちゃんの餌にならなかったので今朝採取した。きれいだった。
10月5日(火)
ナメクジ退治
本日もキノコの話だ。
昨年は栽培キノコの大敵ナメクジが少なくラッキーだったが、その原因はコウガイヒル(笄蛭)ではないかと書いた覚えがある。コウガイヒルはナメクジやカタツムリを食べるらしいのだ。
ところが今年は既にかなりの栽培シイタケの幼菌がナメクジの被害にあっている。そういえばコウガイヒルの姿を見かけない。コウガイヒルよおいでなさいと言いたい。
あの夏の猛暑と少雨が嘘のようにこのところ雨が多いのでナメクジが一斉に活動を始めたのだろうが、あいつらは豆粒ほどの出たばかりのシイタケを食べてしまう。しかも活動時間が夜間なので始末に終えない。小生は印刷業で別にシイタケ栽培を生業にしているわけではなく、趣味でほんの数本の原木を庭の片隅に立ててあるだけだが、それだけにかえってやっと出た数個のシイタケがナメクジの餌になるのは許せないのである。
ナメクジは銅の出すイオンを嫌うというので周りに十円玉を置いてみたりしたがなかなか効果が現れない。やはりこまめに夜中に塩を直接ナメクジに振り掛けるのが効果抜群でいいのだが、夜中に懐中電灯を持って塩を撒くというのも情けないスタイルだし、そうそう出来ない。また、原木と原木の間に隠れているナメクジにうまく塩を命中させるのも難しいのである。そこで考えた。塩の高濃度水溶液を作ってスプレー式にかければいいのではないかと。スプレー式なら木と木の間に忍者のごとく潜んでいるナメクジにも命中させられるぞ。というわけで今朝早速作ったので今晩試してみるのが楽しみなのである。
ナメクジに塩をかけるのが楽しみなどという人間は日本中探してもそうはいない、そんなの探す暇な人もいない。それよりナメクジが夜中に化けて出てきたら恐ろしいなあ。
世の中にいなくていいと思う物はたくさんあるけれど、ナメクジはその筆頭格だ。あとゴキブリ、人のうちの庭へ来て芝や乾いたところを狙って糞をする放し飼いや野良の猫も要らない。猫好きさんゴメンナサイ。その割には当社には表の招き猫を始めとして猫の置物が3体もあるのはどういうわけだ?
とにかく今はナメクジ退治だ。
10月4日(月)
毒キノコ
秋が深まるにつれて各地で毒キノコのニュースが報じられている。昨日の朝刊にも墨田区の錦糸公園で行われた「すみだまつり」で毒の「ニガクリタケ」がなんと、販売されたという。
また、先日は山形のショッピングセンターでやはり毒のクサウラベニタケを販売して実際中毒したというニュースが報じられたばかりだ。
似たような食茸と間違えやすい3大毒キノコはニガクリタケ(苦栗茸)、ツキヨタケ(月夜茸)、クサウラベニタケ(草裏紅茸)だ。この3つはそれぞれによく似た食茸があり、しかも同じ場所に同じ時期に生えていたりするから紛らわしい。よく見れば判別できるのだが、素人は間違える可能性大だ。
キノコは出る時期や場所、さらにはその個体の大きさや、群生しているか単体かなどによっても同じ種類でも全然違って見えることがあるからかなりの注意が必要だ。山の現場で生えていればたいていは判別可能だが、それでも種類が同定できない場合がある。そういう時は採取してこないことだ。分からないキノコは採らないことだが、お店でパックにして売っていたら誰でも毒キノコだとは思わないから厄介だ。新聞の写真で見る限り、小生が見れば一発でニガクリタケだと分かるような形状をしていたが、これが調理済みの料理などに入っていたら食べて下痢になるまで分からないのではないか。
一昨日も山の中で下の方に鮮やかなキノコの群生があったので何かなと思って近づいていったらニガクリタケだった。ニガクリタケは割合小型が多いのだが、その時のは結構笠の径も大きく、その辺の道端にあるのとは形状が異なっていた。その辺が間違いが多い原因と思われる。
ニガクリタケに似ている食茸はクリタケ、チャナメツムタケなど。
ツキヨタケに似ている食菌はシイタケ、ムキタケなど。
クサウラベニタケに似ている食菌はウラベニホテイシメジなどだ。
キノコの図鑑に出ているのとは形状が著しく違う場合が多いので、キノコを覚えるのはよく知っている人に現場で教わるのが一番だが、まず食べると致命的な毒キノコ、次にかなりの食中毒を起こす毒キノコ、さらに軽い中毒を起こすキノコ、そして食べられるキノコの順に覚えていけば中毒を起こす可能性が少なくなる。
キノコの世界も奥が深い。山で出遭うキノコは知らない種類の方が多いくらいだ。食べられるキノコだけでなく、いろいろな種類のキノコに遭えるのもキノコ採りの魅力の一つなのである。
と書いてyahooのニュースを開いたら北海道で重さ5キロの舞茸が採れたという。5キロとはうれしくてそれこそ舞い上がってしまいたいが、持ったままでは重すぎて舞い上がれないか。
北海道はあまり今年は舞茸が取れてないらしくて、その時も採ったのはその5キロの株一つだったらしい。本州は豊作のようだが。
9月27日(月)
舞茸
今年は舞茸の当たり年だ。他のいわゆる雑キノコは今のところほとんどないが、舞茸だけは毎年出る木や数年毎に出る木の他に今まで毎年見ているが出たためしがない木にも発生していて、しかもミズナラの根元を囲むように数株出ている例も多い。
昨日も山梨県旧塩山市の山中へ5人で出かけ、先週残してきた幼菌を目指して急斜面を這いずり回って、予想通り大きくなっていたものを多数採取した。そのほかに先週は幼菌も出ていなかった巨木の根元にも多数発見した。舞茸の1週間の成長は早い。先週5センチくらいの幼菌が30センチくらいに成長していた。
マツタケの不作は伝えられているが、今のところ舞茸の発生はすこぶる順調だ。ただし、黒舞茸が少ないというよりほとんどないというのと、幼菌を残してきて1週間後に行ったらすでに老菌になっているというような例もあって、個体の生育には異変と見られるような状況も散見される。
その詳しい状況は近日別ページにアップします。
9月24日(金)
お墓参り
郵便不正事件でFDを改竄したとして最高検から取調べを受けている前田主任検事だが、この冤罪を作り出そうとしたらしい検事は、FDは間違って日付を直してしまって故意ではない旨の供述をしているというが、この検事に冤罪の可能性はないのか。今後行われるであろう最高検からの捜査状況発表を本当に信じていいのかということだ。何しろ検察という組織には冤罪を生み出す構図があることが改めてはっきりしたわけだから、最高検だろうが高検だろうが内部で取調べをやって、一方的な発表に終わるならこれはやはり疑ってかかる必要がありそうだ。つまり、そのくらい検察は信用をなくしてしまったということですね、今度の事件は。
これで凶悪殺人犯の真犯人で逮捕されている人は、オレははめられた、冤罪だ、これはすべて検察のでっち上げだなんて叫ぶ悪人も出てくるだろうね。

仏様ご利益を!
昨日は小降りになってきたので夫婦で墓参りに出かけたら途中で大降りになってきてしまった。近所にあるとはいえ引き返すのもなんなのでお花とお米を供えただけで早々とお参りを済ませてきた。お線香に火をつける余裕もないほどの降りだ。墓所全体を見渡しても人っ子一人いない午後3時頃であった。もっとも他の人たちは既にお参りを済ませたらしくてほとんどのお墓には新しいお花が供えてあった。
仏様、ついでといっては申し訳ないですが神様、雨の中お参りに行ったこの敬虔の念が深い夫婦に有り難いご利益をお願いしますだ。髪が増えますように、舞茸がたくさん採れますように、買ってないけど宝くじが当たりますように、なぜか分からないけれど空から小生の家にだけ大金が降ってきますように、その他すべてうまくいきますように。言うことがどうもセコイね。
9月22日(水)
証拠偽造改竄
郵便不正事件をめぐり恐るべき冤罪の構図がさらに明らかになりつつあるが、最高検察庁が即刻前田主任検事を逮捕したのは外部との接触を不可能にして内部で処理し、大阪地検の特捜部だけでなく、腐りきった日本の検察そのものの体質を隠蔽して前田検事個人の責任で終わらせようとする意図があるかもしれない。国民は今後の進展をしっかり監視する必要がある、といっても情報はマスゴミからしか伝わってこないわけだから、メディアはここが日頃の汚名返上、名誉挽回の見せ所だ、しっかり取材して検察の腐敗を追及してもらいたい。多分今度のようなことはどこの検察や警察でも日常茶飯事に行われていたであろうから。そう思っても不思議ではないほど今度の証拠改竄事件は衝撃的だ。
日本の最高権力は政府ではなく逮捕権を持った検察、警察他だ。さらに今までそれらと連携して数多くの疑問点があり冤罪の可能性があるにも拘らず公判でほとんどベルトコンベアー式に有罪を垂れ流し続けてきた裁判所は今度の事件を契機に猛省し、公平公正、真実の追求に全力を挙げてもらいたいものだ。
今後は裁判員も検察の主張をかなり疑ってかかる必要がありそうだ。何しろ有罪の証拠を創作してしまうのだから。
しかし、世の中考えられないようなことが次から次に起こるものだ。
9月21日(火)
財務副大臣
19日は転落したら命も危ないがけ山に分け入り天然舞茸を5人で計12株程採取した。暑さのせいか他のキノコはほとんど見当たらなかったが舞茸だけはけなげに成長していた。
20日は彼岸の入りなのでその疲れを癒すべく、家で庭の手入れをしたりしてのんびりとしていたら五十嵐文彦衆院議員の秘書から「五十嵐先生が財務副大臣に内定したので至急名刺を作成してくれ」との連絡があった。へーそれはおめでたい、屈指の政策通だが控えめな五十嵐さん、やっと認められる時が来たか、ここはひとつ休日でも協力せねばなるまいと気合を入れて名刺作成をしたのであった。
財務副大臣に内定ならテレビでも報道しているだろうと思い見てみたが、本当にどこのテレビ局もバカばっかりで、報道するのは相変わらず反小沢か小沢系かの一辺倒で、その副大臣の報道しかしていなかった。こんなことばっかりやってるから実際の政府の政策も国際情勢も冤罪の構図もいつでも国民に正しく伝わらないのだ。財務省といえば国家の財務を司る最重要な役所だ。特に現在の財政難の時代では真っ先にクローズアップされてしかるべき人事であるはずなのに、相も変らず他の省庁の小沢か反小沢の人事しか報道しないのは、前にこの欄で小沢氏が負けた事で続くであろう事態を危惧したが、その通りになってきた。
マスゴミ、特にテレビの報道はともかくとして、難問山積の財務省、五十嵐さんには財務副大臣としての実力を遺憾なく発揮してもらいたいものだ。ちなみに五十嵐さんは先の代表選の投票先は非公表ということです。それもどうかと思うけどね。
9月18日(土)
1Q84
9/13「1Q84」の続き。
もちろん何年生きていても世の中の森羅万象は知らないことのほうが多い。「1Q84]にいきなり出てくるヤナーチェクという音楽家の存在も彼の作曲した「シンフォニエッタ」という曲もぜんぜん知らなかった。ヤナーチェクはチェコの作曲家で最近はよく知られるようになったらしいが、何しろ音楽の教科書に載っていなかったと思われるので知らなくても当然か。ベートーベンやモーツアルト級じゃないと馴染みがない。「1Q84」で知ってからFM放送を聴いているとたまにヤナーチェクの名前が聞かれるようになった。こんなことも読書で知識が増えた例だろう。
わが高校時代の恩師の故中平浩司先生は哲学者のヴィトゲンシュタインの研究者で「論理哲学論考」を翻訳されていた。それでやはりヴィトゲンシュタインという哲学者の名前を知ったのだが、この著作が難解で、以前にも書いたことがあったかもしれないが「世界は出来事たる一切である」なんてことがいきなり出てくるものだからいい睡眠薬になったりしたのである。「1Q84」の228ページに青豆とタマルの会話で、よく意味が分からないがタマルが「直感に対して俺は敬意を払う。しかしいったん自我がこの世界に生まれれば、それは倫理の担い手として生きる以外にない」と青豆に言うシーンがあり、青豆が誰がそんなことを言ったのという問いに対してタマルは「ヴィトゲンシュタイン」と答えるのである。後に冷徹な殺人者としてまた登場するタマルがヴィトゲンシュタインを持ち出して倫理の担い手を言うとは驚きだった。村上春樹はヴィトゲンシュタインも研究しているのか。
もうこうなってはさっぱり分からない。中平浩司先生は既に亡くなっていてヴィトゲンシュタインと村上春樹の関連を訊くこともできないし、ヴィトゲンシュタインの名前を聞くだけで眠くなってくるし、まあこの場面はサラッと読み流すしかなかったのだ。
なお、中平先生はウィトゲンシュタインと表記している。
続く
9月15日(水)
民主党代表選
マスゴミの思惑通り菅首相が再選された。あれだけの反小沢キャンペーンの中、党員、サポーター、地方議員票は6:4で菅氏、議員票はほぼ互角と出た。
これでマスゴミは当分小沢ネタで飯のタネに困らない。シメシメというところか。小沢氏にとっても議員票を半分取ったので負けても勢力温存、いや冷存か、唯一検察審査会の決定が心配の種だがさし当たって他に悩みはなく、いざというときに備えればいいだけで安泰だ。
大変なのは菅首相だ。党内には小沢支持勢力が半分存在するし、ねじれ国会で法案はどうなるか分からない。経済は好転せず、雇用はどうする、普天間も八方ふさがり。八ッ場も拉致問題もあるし、マニフェストを実行するのかしないのか、消費増税はどうするのか、財政再建は、年金は、外交はとかその他問題山積だ。
今度の代表選勝利は菅首相にとって終わりの始まりだ。菅氏にとってはそれでいいかも知れないが、民主党や日本をそんな風にすることだけは絶対に避けてほしいのだ。
9/1の欄に小沢氏にとって勝っても負けても終わりの始まりだと書いたが、この負け方では政治的権威は落ちるとは思われないので、まだまだ終わりは来そうにない、訂正なのだ。
9月14日(火)
獅子舞
一昨日は奥多摩のパワースポット、温泉神社・小河内神社の例大祭で、例によって獅子舞を奉納してきた。慢性のメンバー不足なので、夏の疲れが出たのか稽古中からメンバーの何人かが風邪症状で熱が出たり頭痛がしたりしている人がいたのだが、何とか頑張って無事一日を終えたのであった。笛吹きの師匠などは朝体温を測ったら38.4度あったというので急遽病院に行き薬を処方してもらってからの出番だった。室外はかなりの酷暑でさすがに辛そうだったが、そこはパワスポの例祭、エネルギーを頂いて頑張り通したのであった。
小生も暑い中頑張ったのであるからご利益として頭頂部の髪の毛にパワーを貰いたいと思った次第なのであります。
今回は練習中から成城大学大学院生が専門の日本常民文化を研究しに密着取材していた。他にも各地の獅子舞を撮影しているカメラマンが数人原の獅子舞を取材撮影に来ていた。
原の獅子舞ではいつでもメンバーを募集中。すぐ出演可能です。田端や川口の旦那、酒ばかり飲んでないで、やらない?
次の原の獅子舞の出演は小河内山のふるさと村で11月6日(土)なのだ。
乞うご期待。
八ッ場の皆様、ダムができた時の行く末を見学がてら見に来ませんか?
9月13日(月)
1Q84
9/10「1Q84」の続き
BOOK4ですべて完結し、疑問が氷解するのだろうか。例えば天吾のセフレの人妻は突然天吾の前から不思議な男の電話とともに消え去ったが、一体どういうことなのか謎はそのままだ。
小生のような教養がなく格別村上春樹の熱心な読者でない者にとっては、氏の描く宗教の仮想性やSF的表現と現実的描写がどうもうまく結びつかず理解できない。それは一読者の理解能力のなさといってしまえばそれまでだが、空気さなぎやリトルピープル、宗教団体リーダーの予言的言辞、国家の比喩というNHK集金人の存在、ふかえりの存在の意味、元弁護士の調査員牛河の過剰ともいえる登場などで頭の中は混乱するばかりだ。
他の読者はこの複雑なストーリーをすんなり理解し納得して愛読しているのだろうか。
続く。
9月11日(土)
冤罪の構図
郵便不正事件の厚労省元局長村木厚子被告への無罪判決で検察の冤罪を作り出す構図が白日の下にさらされた。今回の事件は間違って冤罪が生み出されたというような生易しい結果ではなく、まさに冤罪を創作するという恐ろしい構図だ。権力に身柄を拘束され長期間孤立無援の中で無実の主張を貫き通し無罪を勝ち取った村木元局長は賞賛に値する。
それにしても検察は怖い。検察の描くストーリーに沿って取調べをするのであるから気の弱い一般市民なら簡単に犯人に仕立て上げられてしまう。しかも冤罪を無理やり生み出すその行為に対してなんら責任を問われないからどんなことでもやり放題だ。
14日にある民主党代表選。先の総選挙で民主党は取り調べの全面可視化をマニフェストでうたっていたがいつの間にか片隅に追いやられた感じがしていた。今回の代表選では菅、小沢両氏とも可視化法案については言及していないように思われるがどうなんでしょう。
善良な無辜の市民が警察、検察により犯人に仕立て上げられないようにするには取調べの全面可視化が必要なことは火を見るより明らかだが、両氏の見解やいかに。
9月10日(金)
「1Q84」BOOK3
村上春樹「1Q84」BOOK3〈10月ー12月〉をやっと読了した。BOOK1、2の続編だが、物語はそれとはいささか異なる進行内容で、言ってみれば新作映画が大層評判が良かったので続編を作ったはいいがうまくいかなかったような感じで、1、2のように一気に読了というわけに行かなかったのだ。
映画「猿の惑星」の一作目の衝撃が次作からは感じられないにも拘らず、どつぼにはまって続編を作り続けたようなものだ。
しかしこれもさらに発表されるであろうBOOK4を待たなければなんとも言えないが、多分もう物語はどうにもできない展開になってきているので、無理やりつじつまをあわせる格好になるのではないかと危惧するのだ。フィクションというのはどのようにでも物語構成をできるから、作者にしてみればお手の物かもしれないが。
BOOK3で結局天吾と青豆の出会いでラブストーリーを完結させるのに「1、2」で長々と仮想世界を描くことによってお膳立てをして作者が訴えたいものは「愛」なのか「恋」なのか。
直接肉体接触がないのに青豆は天吾の子(だと青豆は確信する)を身ごもるという一軒荒唐無稽の物語に仕上げて、仮想世界の1Q84年から1984年に戻し、さてその後はどうなるのかという期待をBOOK4に持たせるという手法だ。
続く。
9月2日(木)
若ノ花
我らが時代のヒーロー、若ノ花が亡くなった。我ら男子は小学生の頃は校庭や空き地に即席で丸く土俵を描き相撲をとって遊んだものだ。なんの道具も使わず片足でまん丸の大きな土俵を描くのが得意だった。小生は栃錦より若ノ花ファンで、結構強かったので若ノ花の大技ゆり戻し(呼び戻し)なんぞのまねをして楽しんだものだ。小生と争って強かった小松崎君、小学卒業以来会ってないけど元気かな?そんなことで同級生の名も覚えているものだ。
あの頃は娯楽もあまりなく、プロスポーツも相撲や野球ぐらいしか人気がなかったような気がする。。当時創刊された少年サンデーの表紙は長嶋で、少年マガジンは朝潮だった。今は様々な娯楽・スポーツがあるし、相撲もかつてより取り組みそのものが面白くなくなったので人気が出ないのは仕方がないことだろう。
それに何でもヒーローが出ないと人気が出ない。相撲もできれば日本人のヒーローが出れば人気も盛り返すに違いない。石川遼や本田圭祐タイプのヒーロー、つまりイケメンで実力を兼ね備えている選手を作り出すことが人気回復の一手段だと思うのだ。ヒールも存在すれば申し分ない。
若乃花は最初若ノ花と名乗っていたと思うのだが記憶違いだろうか。
合掌。
9月1日(水)
代表選
民主党代表選は結局菅対小沢の勝負になった。党規約に則って行われるのであるから当然の帰結だ。これで小沢氏は種々の自身にまつわる問題を天敵マスゴミにより白日の下にさらされるわけで、勝ってもマスゴミや面従腹背の官僚機構と戦わなければいけないし、負ければ当然政治的権威は落ちるので、いずれにしても終わりの始まりだ。小沢氏は当然それはいやというほど理解している上での立候補なので、政治的にも肉体的にも死を覚悟した相当の決意と見た。裏で辣腕を振るっていると言われてきた小沢氏が表に出て来、近い将来小沢的政治手法の負の部分が消滅していくのであれば日本にとっていいことだ。
この代表選の結果によって党分裂のようなことになればそれはそれで民主党が政権を担う実力がなかったということなので仕方がないことだと思う。
東京新聞の一面の囲みには「民意なき権力闘争」という文字が躍っていたが、マスゴミは民意を操作しておきながら民意なきとは恐れ入る。かつて民意を煽って戦争に突入して行ったことをすっかり忘れているらしい。その一方「こちら特報部」の面にあるコラムで精神科医の斎藤学氏はこの代表選を見せかけのチキンレースで菅氏が続投という筋書きだと言っているが果たしてそうかな。
いずれにしても2週間後には結果が出る。両氏とも国民の生活が第1を基本理念に、リップサービスではないしっかりした政策論争を展開してほしいものだ。
8月31日(火)
民主党代表選
あーあ、何があーあだか分からないけれど、今日で8月も終わりか。暑さで息子はバテ気味だというのに(息子ったって、あの息子じゃないよ、もっともあっちのはとっくの昔に元気なくしているけど)、母親は各地の高齢者の所在不明の報道を横目に食欲バリバリだ。人間歳をとると暑さ、寒さもそれほど感じないようだ。それにしても200歳の人の戸籍が残っているとは恐れ入りました。日本の戸籍制度ってすごいなと感じたのでありました。でも、もしかしたら200歳で本当に存命なんじゃないの。
9月12日は奥多摩のパワースポットと言われている小河内神社、温泉神社の例大祭が行われるが、今年は暑さで獅子舞も熱中症になる演舞者が出るかもしれないなあ。神に奉納するのも命がけなのだ、格別なご利益を期待してますよ。
14日は民主党代表選の日だが、選挙を回避してトロイカ体勢云々の報道が昨日今日見られる。言葉の軽い鳩山さんが奔走しているらしいが余計なことだ。トロイカ体制になればマスゴミの格好のになるのは間違いなく、早晩行き詰ってくるのは火を見るより明らかで、メディアに飯の種を提供するだけで、国民のためにならない。
今まで選挙をやっている場合ではないと言っていたコメンテーターと称する輩はさっそくトロイカ体勢では裏で小沢さんが云々と前言を翻していたが実際はよしよしと思っているはずだ。
とにかくマスゴミはどんな立ち位置でもいいから小沢さんには残ってもらいたいのである。小沢さんに党をかき回してもらいたいのだ。党が一枚岩になると困るのだよ。そんなマスゴミの影響を受けて代表選をやれば党が分裂するとか危惧する民主党議員や党員も情けない話だ。
ここはスッキリ代表戦を行ってはっきり白黒つければいいのだ。その結果小沢さんが豪腕を発揮することになったり、あるいは党が割れたり、また小沢さんが引退することになったとしても、それはそれで日本の政治の成熟度を高める過程で仕方がないのだ。本当に仲の悪い夫婦が無理に一緒にいてもかえって子どもに悪影響だからね。
しかも、民主党の党員・サポーターは代表選に投票できるからとのうたい文句に釣られて参加した人も多いのであるから、ここは政策論争する選挙ではっきり決めることだ。
8月30日(月)
サッカー・民主党新監督
サッカー日本代表新監督が決まったらしい。ザッケローニ氏とかいうイタリア人で、さっそく、ふざっけろーになんて言うやつが出てくるんだろうなあ、オレだよ。
なぜ日本人ではいけないのかという意見はあるようだが、小生も外国人ならマラドーナにやってほしかったのだ。
サッカー監督は何とか決まってよかったけれど、民主党の代表選びはどうなっているのか。
マスゴミは菅対小沢を格好のネタとばかりに、こんな非常事態の日本で党の代表を選ぶ選挙をやっている場合ではないとかあれこれ好き勝手に言ってるけれど、話し合いでの選挙回避や、あっても対抗馬が単なる形式づくりの無名の党員でワンサイドの結果だったりしたらこれはこれで密室の談合での代表選びは国民の支持を得られないとか何とか書いたり放送したりするのに決まっているのだ。
規約に決まっている代表選挙を実力伯仲している候補者が争うのは至極当然のことで、どちらかにスッキリ決めて国民の生活のために働いてもらえばいいことだ。この選挙ではっきりさせないといわゆるマスゴミの言う小沢的なる政治が永久に続いてしまうぞ。小沢氏の去就をはっきりさせるには代表選挙を政策を戦わして粛々とやればいいのだ。
それにしても東大法学部卒業の岡田外相の発言はいただけない。起訴される可能性のある人が代表戦に出るのはどうかと思うみたいな発言をしていたが、東大法学部の認識はこの程度なのか、恐ろしい認識不足だ。起訴=有罪=悪人というおよそ法律を学んだ者とは思えない短絡的な発想の発言であるが、明大法学部出身者はこんなバカげた発言はしない、(と思う、としておこう)。
起訴される可能性だけで選挙、しかも単なる一つの党の代表戦にも出られないとなると、すべての被選挙人は検察や、たった11人の検察審査会の意向に左右されるではないか。検察が立候補者も決めるのか?東大法学部は一体どういう教育をしているのだ。司法試験パスオンリーの法学教育はこれなのか?。
8月18日(水)
日本代表次期監督
サッカー日本代表次期監督が決まらないが、候補者として名前が上がっているのは外国人ばかりだ。日本人監督ではなぜいけないのか。
W杯直前壮行試合で敵の目を欺くためわざと実力を出さずに戦い、見事作戦をずばり的中させ?、決勝トーナメントまで駒を進めた岡ちゃんは見たところ日本人だぜ。
日本人監督のほうが日本語で指示を的確に出せるし、指導もやりやすいと思うがどうなんだ。
日本は経済的にも苦しい。大枚はたくのなら日本人に使ったほうがいいと思うよ。
候補者?監督候補の条件、規則があるかどうかわからないけれど、いきなりカズなんかじゃダメかなぁ。それより案外高校野球の監督なんか抜擢してもいいかもしれない。野球よりサッカーの球の方が大きいし、扱いやすいぞ、そういうことじゃないか?
8月17日(火)
散水の法則
散水、洗車の法則
お盆休みも終わり営業再開だが暑すぎてやる気も出ないなぁ。日本人は勤勉なので暑さ寒さをものともせず働く。こんな暑い中働いたり受験勉強したりするのは日本人くらいじゃないの。
この暑さでは庭の植木や鉢植えに水をやらなきゃ枯れちゃうので水撒きは大切なので、今年は水不足はどうなんだろう、思い切り撒いていいんだろうか、と思いながら散水するのだが、すると必ずといっていいほど雨が降る。なんだよ撒かなきゃよかった、もったいなかった、ということになる。夕立の予報は埼玉県全域に雷雨注意報とか出ていても確立30%くらいなので降雨がない場合もあるので撒くと雨が降る。実際は必ず降るという訳ではないのだが感覚として必ず降るように思えるのである。
また、1年に一回くらい超高級車(と言っても日産リバティー)の洗車をするのだが、これは決まって翌日くらいに雨が降る。これは人間の脳に気圧や湿度などが影響しているように思われる。一種の予知能力だと思う。
心頭滅却しても暑い!
8月5日(木)
所在不明その2
100歳以上の高齢者の所在不明が続々報告されているが、現在の調査はあくまで100歳以上であって、これが例えば90歳以上というように年齢を下げて調査すれば日本国中だと相当の数になるのは間違いない。
毎朝年寄りに見送られて出勤する小生は一体どうやったら親が所在不明になるんだかできるんだか不思議なのであるが、そういえば行政側が我が家へ来たことがないのも確かだ。
100歳になっていないけれども目前だ。市の高齢者福祉課等からは母宛に頻繁にいろいろな通知が届くが、郵便で来る通知で、職員が直接届けに来るわけではないので、確かにこちら側がまだ健在ですと主張すれば生存とみなされてしまうのは仕方ないかもしれない。市の職員もいちいち高齢者の存在確認なんてやってる暇はないからね。しかし親子や兄弟間家族の絆や情の問題はさておいても、存在していないのに年金等を受領しているのは問題なので、行政側も早急に高齢者の厳密な所在、生存確認に歩く必要に迫られるだろう。
所在不明のお年寄りの中には、いずれ子どもたちに棄てられるよりはまだ元気で動けるうちに自らどこかへ身を隠すという人も多いのではないか。
極貧庶民の生き抜くためのある意味究極の知恵と言っては悲しいが、かつての姥捨て山伝説の時代と現代版姥捨ては似ているようで全く異なものだ。
8月4日(水)
所在不明
暑い暑いと言っていてもあと1ヶ月もしないうちにキノコの季節がやってきて、舞茸を求めて道なき原生林の急斜面を這いずり回るようになるのだ。
山に入って不思議なことは、山中いたるところに鹿の糞は見られるし、さすがに本体には出くわしたことはないけれど、猪や熊のヌタバなどの形跡はあちこちにあるのにその動物たちの死骸に出合ったことがないことだ。たまに、何かに襲われたのか、鳥の羽がまとまって落ちていることがあるがやはり骨などの残骸はない。熊や鹿、猪はかなりの大型動物だ。肉は小動物に食われてなくなってしまっても、骨は残っているはずだ。しかし骨も一度も見たことはない。
山は深いので我々の到達できない人跡未踏のどこかの場所に象の墓場ではないけれど動物の墓場でもあるのだろうか。それにしても我々の行くところに野生動物たちの行動形跡はあるのに死骸や骨も一切ないというのは不思議なものだ。ゲゲゲの鬼太郎たちの仲間が動物葬儀屋でもやっていて密かに埋葬しているのかもしれない。
なぜそんなことを考えたかと言うと、人間の高齢者の所在不明が相次いでいて問題になっているからだ。所在不明ったって野生動物ではないんだから、もし生存していなかったらだれが埋葬したんだ?埋葬しなかったら先日の白骨化して布団の中にいたお年寄りのように骨はどこかにあるはずなのにどうなんだ。
わが100歳目前の母なんて1分だって所在不明のことはないよ。そうか、ここで30年も所在不明にすれば129歳、世界最長寿間違いなしだが、一体どうやって所在不明にするんだ?その方が難しい。それに、こっちの方が先に所在不可になってしまうかもしれないし。
文明が進んでも文化が衰えた日本の現実。わが敬愛する深沢七郎が「楢山節考」で描いたように家族の食い扶持確保のためにお年寄りは山に棄てられるほうがまだ幸せか?そうすれば少なくとも所在は分かる。
「所在不明」って言葉、我々も都合の悪い時に使えそう。いや、もう既にちょいちょい使っているか。
変な世の中になったもんだ。
7月29日(木)
バイアグラメール
例によって暑いと文章を書く気にもならなかったが、今日は雨で蒸し暑いけれどそれでも昨日までの猛暑は一服したので何とかパソコンに向かっている。クーラーはあるけれどもったいないのでつけないのだ。ついでに鮎のページも更新しといたぞ。
ところでメールを見ると毎日相も変らずバイアグラ売り込みの英文が踊っている。迷惑メール削除の設定をしているのに何でだ?そうか、小生には迷惑だと思ってないんだな、敵もプロバイダーも。
バイアグラ購入したって相手もいないんだから宝かどうか分からないけれど、持ち腐れなんだよ。それに相手が変ればバイアグラも必要ないと思うしね。
とにかく小生にバイアグラのメール送ったってムダだからね、言っとくけど。
7月13日(火)
議員籤引き当選法案
我が家の母親は今年99歳だが、その生命力には驚くばかりだ。この何日か体調を崩し体温も38度近くになって食欲も落ちたがあいにく土曜日曜だったのでかかりつけの病院には行けず、いよいよお迎えか、まあいざとなったら救急車かと思っていたのが、昨日になったら熱も下がり食欲も出てきてケロリとしていた。念のため近所の医者に往診してもらったら風邪だがもう治っているので一応抗生物質を処方しておきますがこのままなら飲まなくてもいいでしょうとのことだった。
なんだよ、葬儀屋はどこにしようかとか、葬儀費用は出せるんだろうかとか、予定通り家族葬にしようとか、その間の仕事はどう段取りをつけようとか、親戚にはどう連絡しようか、知人には連絡すべきかどうかとかあれこれ考えていたら夜も寝付けないかと思っていたわりには日頃の疲れからかよく寝られました。余計な心配をして損しちゃったよ、違うか?
100歳近くになると何時どうなってもおかしくないと言うのが医者の見立てだが、これならまだまだ行けそうだぞ、小生と人生の我慢比べがまだまだ続きそうだ、息子と比べてどうする。
我慢比べと言えば政界も同じで、今が菅政権の我慢のしどころ、今度の参院選で敗北したのも消費税発言の問題はあるにしろ、鳩山政権のままだったらさらに深刻な敗北の仕方だったろう。
あの頃の政権総スカンに比べたらよくやった方だと言う論調はないのか。
選挙に出る候補者は本当に大変で、1票差でも負けは負け、それまでに使った費用やエネルギーは水の泡と消えていく。実績もあり本当に真剣に国民の幸せを考えていると思われる候補者ほど落選したときのショックは大きく、よほどの強靭な神経の持ち主でないと堪えられない。
公営選挙とはいっても国政選挙となると候補者も莫大な費用がかかる(と思う)し、落選すれば本人もスタッフもただの人、極端に言えば翌日から失業だ。しかも参議院は任期が6年なので同一選挙で捲土重来を期するには6年間待たなければいけない。しかもやっと当選したらしたでいくら懸命に活動しようが華やかでない議員はマスゴミにも取り上げられず、歳費が高いだのいろいろと批判され全く割に合わない職業だ。それなのになぜあの厳しい選挙に打って出るのか、それは本人の政治に対する意識の高さだと思う。そうでない人もいるだろうけれど。
さてそんなことを考えていると、事業仕分けの究極は選挙ではないかと。
選挙には莫大な税金が投入される。もったいないではないか。当選者はくじ引きで決めればいいのではないかと思う。
人の生死をも決めることがある裁判員制度の民間裁判員も無作為抽出で、まあくじ引きみたいなものだ。一般国民が裁判員ができて議員ができないはずはない。むしろより簡単ではないかと。
高速道路無料化の社会実験が行われているが、首長や議員くじ引き当選方式の社会実験をどこかでやってみればいいと思う。入間市でやらないかな。
7月12日(月)
W杯 参院選
さすがに新聞は参院選一色で、サッカーW杯決勝も朝刊に間に合わないこともあって、新聞は記事なし。テレビも選挙結果優先であちこちチャンネルを変えていたらやっとスペイン優勝のニュースが出てきた。タコの何とか君は予想した全試合の勝敗を的中、偶然にしては出来すぎている。きっとタコには予知能力があるに違いない。これを地震などの災害予知に役立てればいいんでないのかなと考える今日この頃なのであります。
参院選は民主党惨敗の結果が出たが、それでも比例は圧倒的に民主党支持が多く、埼玉選挙区でも二人出た民主党は得票数を合計するとトップの一人の自民を圧倒している。しかし当選者は民主党は一人でしかも三人目を民主党同士で競り合い、結局は新人の大野氏が当選し非常に有能な現職のわが島田知哉子候補は54万票余りも取ったのに1万3千票差で落選してしまった。
候補者を複数立候補させて相争わせて過半数を確保しようという民主党の選挙戦術上やむをえない戦いではあったが、鳩山政権の迷走、菅首相の消費税発言等が響いたのだろう、負けは負けだ。
それにしても政党の指導者はなぜああいう不用意な発言を繰り返すのだろうか。選挙前に消費税の言葉を出せばそれがアップするしないの真意に係わらず、マスゴミは消費税という言葉を聞いたとたんにパブロフの犬のごとく条件反射で「消費税アップ」と見出しを打つに決まっているのに。
マスゴミ対策が重要なことはこの欄の6/3にも書いたことだ。
現場で選挙運動をしていると、菅総理が「消費税・・・」を言った直後に、「ああこりゃダメだ、総理はこの時期に何を言っているんだ」という声が充満したものだ。理工系は言葉の重みが分かってないなあなんてこともね。
今後は政権は国民のための法案を粛々と出すことだ。そうすれば改めて政権交代した意味を国民に理解してもらえるに違いない。それがすべて参院で否決されて廃案になってもそれは国民が決めたことなので仕方がないことだし、そうなれば野党も闇雲に反対ばかりしていられないだろう。ただしその法案が大多数の国民にとって真に有益なものでなくてはならない。100%の国民のためになる法案なんて物はありえないので大変難しいことではあるけれど。
6月30日(水)
W杯 
ブブゼラ 
たち日
残念、残念、健闘むなしく岡田ジャパンは惜敗だ。PK戦で負けというのがまた悔しいね。
PK戦でなく、疲労困憊して倒れる者続出してもどちらか点が入るまでひたすら延長にしたらどうなんだろうね。延長時間が5時間を越えたら後はサドンデスとか、それでも決まらなかったら11人でジャンケンとか。まあ、どんな方法でも負けたほうは悔しいのだから同じか。
今後の日本サッカーの行き方は、身体能力は明らかに諸外国に劣るのであるから、ひたすら堅固な守備に専念し、少ないチャンスがあったらそれを生かして突進しファウルを誘ってセットプレーで得点、それしかないぞ。セットプレーの精度を高めるために止まったボールでひたすらシュートの練習だ。動くボールはどうせ決定力がなくて入らないんだからハナから諦めるのだ。

さて今大会の会場で鳴らされるブブゼラなるラッパ、最初は超うるさいと思ったけれど慣れるとあの音がないと寂しいように感じるから面白いものだ。
ゴルフだって携帯電話の音なんかにいちいち反応してイライラしないで、もっと集中力を養わなければいけないんじゃないの。それにはあのブブゼラが適任だ。練習中にあのブブゼラを100人ぐらいに吹いてもらってラウンドすれば、もうめったなことで動じなくなること請け合いだ。遼君、そうしなさいって。

ところで今参議院選挙の真っ最中だが、テレビを見ていて政党名の略称で笑っちゃったのが「たち日」だ。誰かが亡くなったのか、立ち日はいつかななんて思っていたらそうではなくて「たちあがれ日本」の略称らしい。亡くなった日を言う立ち日とは生きな、じゃなかった、粋な略称をつけたものだ(違うか?)。これでは立ち上がるどころか元気な候補者でもお亡くなりになっちゃうんじゃないの。もっともこの政党は略称を「日本」としたくて物議をかもしているらしいので、たち日としたのはテレビ局で勝手にやったのかな。
6月25日(金)
祝岡田ジャパン
祝!決勝トーナメント進出。眠いよー。
3時半に起きてテレビを見ようとしていたのが、前半35分になってやっと起きてテレビつけたらなんと既に2点も入ってるではありませんか。この時点で決勝トーナメント進出を確信して安心して応援したのでした。
なんだよ岡田ジャパン、結構強いじゃんよ。引き分け狙いなんて言っちゃって小生も困っちゃったよ。何が困っちゃったんだか。
何しろ大多数の専門家も、当の岡田監督自身も拮抗した試合になるなんて言ってたのを3-1とは恐れ入りました。
1次リーグの勝因分析すると、GK川島起用と中村俊輔を外し本田のワントップに松井と大久保を左右に起用したのがズバリ当たりましたね。
W杯前の4連敗と岡ちゃんの進退伺いは何だったのか。そうです、5/26のこの欄に書いたようにやっぱり敵を欺くための高等戦術だったのです。あの頃のジャパンとぜーんぜん違いすぎるもんね。
次も頑張れ!
6月22日(火)
しつこくW杯
残念オランダに惜敗だったが、決勝トーナメント行きはデンマークよりは断然有利だ。
それでは例によって作戦を授けましょう。
日本は引き分けでも決勝トーナメント進出なのだから、「勝つと思うな思えば負けよ」だ。
ほとんどのサッカー解説者やその他自称サッカー解説者やサポーター(日本全国民?でもないか)は、引き分け狙いでは負ける、勝つつもりで戦わないといけないと言っているが、そうではないのだ。
日本はメンバーをほとんど入れ替えないと思うので第2戦までに相当体力を消耗しているから、前半死力を尽くして点を取りに行くと後半一気にデンマークに攻められゴールを許すことになりかねない。身体能力体力はデンマークのほうが上のようなので、下手をすると北朝鮮が大敗したようになる可能性があるのだ。
だから前半は攻撃で走り回らないでひたすら防御だ。本田も松井も大久保もひたすら防御だ。デンマークは点を入れないと次に進めないのでがむしゃらに先取点を取りに来るはずだ。ということは前半で相当疲労する。そこがつけ目で、ひたすら引き分け狙いで何とかデンマークの前半の猛攻をしのげば、後半余力の残っている日本は数少ないボールを奪ったときのチャンスを本田が先頭に大久保、松井を引き連れて例によってひたすら三角波ドリブル突進だ。デンマークは前半の攻撃で疲労困憊しているので三角波について行けない。そこで日本が1点取れるのだ。そうすれば引き分けでもいいのだから決勝トーナメント進出だ。めでたしめでたし。
ゆめゆめ前半に先取点を取ろうなんて考えて無理をしてはいけない。
でもなぁ、引き分け狙いでその通りになるほど世界は甘くないしなぁ。防御一方では偶然の失点というのもあるしなぁ。しかしだ、そこをクリアできないとベスト4なんて夢のまた夢なのだ。
6月16日(水)
やっぱりW杯
日本がカメルーンに勝ったというので欧州のメディア、特にデンマーク紙などは「今大会最低の試合」などと酷評し、日本が勝ったのは大番狂わせだとしているらしいが、これは依然としてW杯直前の4試合の日本の敗戦が相手を油断させるため逆ブラフを仕掛けた岡ちゃんの高等戦術だということに気がついていないためだ。
これならオランダも当然日本をまだまだ舐めていると思われるので、勝つチャンスはあるぞ。
ホント?
6月15日(火)
W杯日本快勝
やった、やった!日本快勝だ。期待通りの展開になってきた。勝ち点3は大きいぞ。
勝因分析は専門家や自称専門家の皆さんに任せるとして、小生は浮かれてないで次のオランダ戦の対策を考えたのだ。といっても下の欄にも書いたがトルシエ氏の戦略だが、第3戦のデンマーク戦を考えるとオランダ戦は捨て試合でいいと。
しかしただ捨てに行くのももったいない。負けて元々、引き分けで御の字、勝てば万々歳なので、ここはひとつ冷静に考えて、いやとっくに指揮官は冷静なのだろうが、カメルーン戦の先発メンバーを外して休ませ、ベンチ組を起用すべきということだ。
控え組と言ったって先発組メンバーと遜色ない選手ばかりだし、選手はめぐってきたチャンスにようし頑張るぞとモチべーションが上がるし、カメルーン戦出場選手は見たところ相当疲労したに違いないので休ませられるし、最低でも引き分け、うまく行けば勝つという好結果を招くかも知れない。
まだまだ厳しい戦いが続くのはもちろんだが、頑張って何とか決勝トーナメントに進めば、菅内閣の支持率もさらにアップだね。関係ないようだが日本国民の世論調査なんてそんなものさ。
6月11日(金)
サッカーW杯
いよいよサッカーW杯が始まる。日本はどうも予選リーグ敗退の予想が多いようだが、どっこい、小生は必勝の秘策を考えたのだ。秘策って言うほどのもんでもないけど、今のままでは負けるのは分かっているので何とかしなければいけないのだ。
今朝もフジテレビには元代表監督トルシエ氏が出ていて、初戦のカメルーン戦に勝つか引き分けなら次のオランダ戦は捨てろと言っていた。ではカメルーン戦に勝つにはどうしたらいいか?
昨夜だったか、やはりテレビで現アルゼンチン監督、神の子マラドーナの5人抜きの映像を流していたが、そうだ、これだと。マラドーナは確かにうまい!、すごい!でもあれって豆タンクがただ突進していくのを相手ディフェンダーが恐ろしくて止められなかっただけなのではと。
そこで小生は考えたのだ。どうせ日本はカメルーンより劣っているのだから残る戦術は突進しかないと。本田をワントップにして左右斜め後ろに大久保と松井を従わせ、ボールを持ったらドリブルしながらひたすら突進していくのだ。仮に本田が止められても流れてきたボールは後ろの大久保か松井が拾ってまたまた突進だ。
ゲームセンターなんかにあるボールを弾くとまたあちこちのバネ仕掛けのところに跳ね返っていくようなあんなせこいパスなんか出さないでひたすら突進だ。さらに秘策がある。選手全員が顔に歌舞伎の隈取をしてさらに鬼の形相で試合に臨むのだ。試合直前まで顔マスクをしていて隠し、試合開始になったらマスクをとって隈取を現す。カメルーン選手はびっくりして顔を白黒するぜ。それはないか?
ボールを奪ったらひたすら突進、しかも「どけどけー!このやろー!」とか何とかあらん限りの大声出して突進すれば、何しろほとんど見たことがないだろうあの歌舞伎の恐ろしい隈取人間がわけの分からない大声出して突進して来るんだから「オオ、神風、侍、怖いよー、命だけはお助けを」ってビビッて後ずさりすること請負だ。でもいくら大声出してもあの何とかいうラッパの音で聞こえないかな。
幸先良く先取点をとることができたら後は欲張らないで全員で今度はひたすら防御だ。
もうこれしかないって。これでカメルーン戦は勝ち点3、めでたしめでたし。
必勝を祈るのだ。
6月3日(木)
鳩山政権
常々この欄では政治家の言葉の重要性を書いているのだが、またしてもそれが原因で総理が辞任に追い込まれた。鳩山総理の言葉は確かに軽かったが、理想・真意は当然沖縄から米軍基地を無くしたいということだ。5月末という日限を正直に口にしてしまったことが命取りになった。
もともとこの問題の本質は日本に米軍基地があるということの是非なので、根本の原因は米軍、米国にあるのだが、その問題の本質を棚に上げて、「5月末まで」の言葉に待ってましたとばかりに食らいつくマスゴミにとうとう命をとられてしまったというところだろう。
マスゴミの報道に相当左右される我々国民であるから、鳩山政権は野中元官房長官が言っているように旧自民党政権にならって官房機密費をマスゴミにばら撒けばよかったのにしなかったのが敗因であるというブラックジョーク(こういう場合もそう言うのかな?)もある。そうしていれば毎週執拗に繰り返される各マスゴミの反政権世論調査ももう少しいい結果も出ていたろうに。
短命に終わった鳩山政権だが、側近の人選も悪かったということや、官僚を制御できず使い切れなかった、超スピード時代で早急な結果を期待する国民にとってマニフェスト実現が半ばまでいってなかった、超お金持ちの総理の金銭感覚、小沢問題、等々あるが、やがてこの政権の功罪が明らかになってくるだろう。
次の民主党政権はマニフェストに掲げた政策の実現は言うまでもないが、それには相当の覚悟を持って官僚支配の体制を打破すること、マスゴミ対策を真剣に考えること、が重要になってくる。これをまずやらないと政策実行など覚束ない。
それにしても衆院の任期が4年、参院が6年、政権が代わってまだわずか8ヵ月半、支持率が72%から20%へというのはいくらマスゴミが反鳩山キャンペーンを続けていても性急過ぎる国民世論ではないか。
総理をやめた人が次の選挙に出るべきではないという公約通り、次期総選挙には出馬しないことを言明した非常に「いい人」の鳩山由紀夫氏。いろいろな面でこういう人が総理でいられる日本にしなければいけない。
5月26日(水)
月探査

またまたW杯
国の「月探査に関する懇談会」は25日、2020年に月の南極に電力の供給機能などを備えた無人基地を建設し、ロボット探査を進めながら、岩石の地球回収を目指す月探査戦略の報告書をまとめたという。
戦略は2段階で、まず15年をめどに車輪型の探査ロボットを月面に軟着陸させて送り込む。さらに5年程度のうちにロボットを使って拠点基地を設営し、周囲100キロ圏の探査を試みるんだとさ。
そして戦略全体の予算規模は総額2000億円と試算したってさ。
今の日本にそんな余分な金があるのか?しかもなぜ「戦略」なんだ?
災厄の日本列島から牛や豚を連れて月へ逃げるというのか懇談会よ。何百年後に逃げることができてもまたそこで予期せぬ新たな問題が発生するぞ。月探査に2000億円も掛けるんだったら地球上の今の災厄を除くことに使った方がいいと思わないのか懇談会。月の岩石の回収なんて地球の庶民の生活には何の役にも立たないんじゃないの?
口蹄疫で悲惨な目にあっている酪農家はどう思うであろうか。
地球以外の星の探査なんて地球上に災厄がなくなってからでも遅くはない。
「月探査に関する懇談会」より「地球上の災厄根絶に関する懇談会」を発足させよう。懇談会というのがどうにも甘ちゃんだけどね。

サッカーW杯日本代表岡田監督が進退伺いを立てたのが冗談だったとかいろいろ物議をかもしているが、これは岡ちゃんの高等戦術ではないかと思うようにしよう。
ここ何試合かの日本のふがいない敗戦は敵を油断させるためで、決して実力ではないと。おまけに監督までやめるのどうのこうのということになれば、相手国のカメルーン、オランダ、デンマークは勝って当たり前で既に楽勝ムードではないか。そこが弱小国といわれている日本の付け目で、何も本番前に本当の実力を披露することもないからね。
W杯前哨戦は実戦だけでなくプロパガンダも含まれる。権謀術策を弄して相手の油断を突く、これこそが戦いに勝つ秘訣だ。
中国春秋戦国時代後の史上最強の戦略家項羽背水の陣をしいたりして快進撃を続け覇権を手にしたものの、おごり・油断で劉邦に負けた例もある。
頑張れ日本代表!ベスト4だ!そんなに甘くないか?やっぱり予選3連敗か?
5月25日(火)
サッカー日本代表
やることもやらず、まっすぐ家に帰ってサッカー日本代表対韓国の壮行試合をテレビで応援したが、0-2の乾杯じゃなかった、完敗。チャンスはほとんどなく、数少ないチャンスも相変わらずの決定力不足でものにできず、守備も完全に落第点。
さすがの岡ちゃんもしょげ返っていて、試合後進退伺いを出したらしいが、こうなるとかえって岡ちゃんが気の毒に思えてくる。
これは監督がどうのとか、戦術がどうのとか、代表の選び方がどうのとか言うより、日本サッカーの現時点での実力だから仕方がないと見るしかないのではないか。
あとは幸運を祈るだけですな。
5月11日(火)
W杯日本代表
岡ちゃんはやっぱり小野伸二を選ばなかったか。移籍先清水エスパルス躍進の原動力で、最近好調なのになあ。必殺のソフトパスが列強を翻弄させるのに残念でした。
FWの大久保や玉田は本番で結果は出せないぞ。川口や稲本もいまさらという感じだ。
しかし後はまあ順当で、何とか頑張って最低決勝トーナメントには残ってほしいのだ。
頑張れ日本代表!
5月6日(木)
W杯日本代表
サッカーワールドカップ日本代表が10日に発表される。
いまや予選全敗敗退の危機にある日本、誰が選ばれるか大いに興味があるのだ。
結論であります。清水エスパルスの天才小野伸二を代表復帰させるべきなのであります。
岡ちゃん、首を小野伸二にかけよう!
4月20日(火)
普天間基地
例の米軍普天間基地移設問題。
どうも解せないのは、中にはそうでない人もいるのかもしれないが、マスゴミの報道によると日本全国どこでも移設に反対なのに、なぜ政府、あるいは日本国民あるいはマスゴミは「ここは日本です。日本国土に米軍基地は要りません、それが日本国民の総意ですから仕方がありません。ついては米軍の海兵隊はじめ米国軍隊はお引き取りください」と言えないのだろう。
それが言えないのだったら横田でも入間でも三沢でも岩国でもどこかが我慢して移設を認めるしかないし、米軍基地が必要だと主張して鳩山首相を非難する人は移設先はここがいいと指摘するべきなのだ。
鳩山首相も「日本国民の総意で米軍基地は置けません」とはっきりアメリカに言うべきだ。
だってしょうがないじゃない、日本全国が反対していて米軍の行くところはないんだから。
そう言うとどうせゴミ評論家は「総理は外交が分かってない」だの、「日本の防衛はどうするのか、日米同盟にヒビが入る」だのと無責任に批判するんだろうなあ。
わが知人が移設先は硫黄島が最適だと言っている。滑走路はあるし、住民もいないから迷惑はかからないしと。ところが他の人にうかがうと、それではダメだ、米軍は歓楽街がなければ承知しないからと言う。なーんだ、移設先にはそういうものも必要なのか。
4月16日(金)
オオタカ?

わがHPに先日「トビ」の写真を載せたら(3/21)あれはトビではなくオオタカの幼鳥だという指摘を、アウトドア仲間の市役所勤務のK氏から頂いた。
オオタカの幼鳥は茶色く胸の模様も幼鳥時は縦だが、成長すると横で白くなるらしい。
まさか我が家の庭にオオタカが鳩を掴んで飛来するとは思いもよらず、オオタカという文字は頭の中から欠落していたし、ネットでトビを調べたら似た画像があったので載せたのであった。
氏によると我が家の近くには自衛隊入間基地があり、うっそうとした雑木林が残されているのでそこらから来たのではないかとの推測だった。
この歳になって、と言ってもまだまだ十分若いのだが、オオタカを間近に見られるとは思わなかった。案外これからの方が今まで経験してきた以上の感動を得ることがあるかもしれない。次は熊かなんかが庭に現れたりして。そんなバカな!そんなことはもちろんあり得ないが、それじゃ感動じゃなく恐怖だね。
4月7日(水)
JOHNNY CASH
年度初めでそれなりに忙しい日々を過ごしているが、それでも徹夜という日はなく、心は若いと自覚しているのだが実際は老い行く身には程々の忙しさが助かるのである。
この1年過ぎ来し年月の疲れがどっと出たのか、肩の痛みで整骨院に通院、それが終わったら舌に炎症ができて熱い物、辛い物がまるで駄目になったのでその原因を探るべく内科、耳鼻咽喉科、歯科、消化器科と通い、挙句の果ては胃カメラまで飲んだら胃が結構荒れていることが判明、これと舌とは関係ないらしく、結局は原因が分からないまま今に至っているが、慣れたせいなのか、ビタミン剤摂取が効いて少しは良くなっているのか、以前よりは改善しているような気もする。
歯科にはついでにまだ歯の治療に通っている始末だ。
そんな昨今の夜間、忙中閑ありとばかりに凝っているものがある。それはレコードをCDにダビングすることだ。
死蔵の古いレコードが結構あるがなかなか聞く事ができない。何とかデジタル化できないかと思っていたが、通販サイトでレコードやカセットをCDに録音するプレーヤーが売り出されているのを知って、さっそく大枚はたいて購入した。
小生が若かりし頃最初に買ったレコードはTHE BEST OF PETER PAUL AND MARY(PPM)のLPだったかTHE MODERN JAZZ QUARTET(MJQ)のTHE BLUES AT CARNEGIEHALLだ。さっそくこれらもCD化した。PPMのレコードジャケットを見たら42年前のものだった。なんと物持ちがいい。少し傷があったが保存がいいので結構聴ける。
特筆すべきは先日NHK BSでも「I WALK THE LINE」を放映していたがJOHNNY CASHのレコードがかなりあることだ。兄がカントリー アンド ウエスタンをやっていたのでその影響で集めた日米のLPだ。ほとんどがアメリカからのもので、日本のはCBSソニーのAT FOLSOM PRISONAT SANQUENTINの刑務所での実況録音版だ。
FOLSOM PRISON版での奥さんのJUNE CARTERとのデュエットは傾聴に値する。
いろいろなジャンルのレコードがあるがもうひとつ特筆すべきは広沢虎造の清水次郎長伝だ。中でも「石松と三十石船」が秀逸だ。例の「飲みねぇ、飲みねぇ、寿司を食いねぇ、江戸っ子だってねぇ」「神田の生まれよ!」の掛け合いのやつだ。これもさっそくCD化した。
今年は様々なジャンルの青春の古いレコードを聴いて若返りだ。それとももっと老けてしまうかな。
3月3日(水)
あぶらちゃん
アブラチャン」というとなにやら深海魚の名前の響きがないではないが、これがなんと樹木の名前なのである。「油瀝青」と書き、チャンは瀝青、つまりピッチのことだと言う。要するに油分を含んでいるのでこういう名になったとネットで調べたら書いてあった。
しかもこれが普段親しんでいる薫り高いクロモジの仲間だ。
わが世捨て村にも珍しくなく生えているが、名前が分からなかった。
知人に杖つくりに凝っている人がいて、小生もそれを真似しようと山の中を歩き回ったらちょいと珍しい形の木があったので採取したのである。もちろんこれは採取していい場所だ。
アブラチャンは粘りがあって杖に良いともあったので皮を剥き、偶然が幸いして左のような杖が出来上がった。題して「合体!夫婦杖」。いかがなもんでしょうかねぇ。
あぶらちゃん、なんとなく親しみが湧くネーミングだ。地方名が「ズサ」ともあって、奥多摩では確かにズサとよんでいる。
コシアブラ」という最近人気の食べられる木の芽があるが、これも濾して油を取ったことからのネーミングらしいし、昔の人の生活は万物を利用して成り立っていたんだなぁと。
そう言えばわが身を振り返れば、この杖の形が羨ましく思える今日この頃なのであります。ズサ!
3月2日(月)
地震速報
災厄の星地球、チリではまたも大きな地震に見舞われ、欧州では暴風雨被害との報道もある。
チリ地震による津波の影響は日本にもやはり漁業関係にかなり深刻な被害をもたらしたようだが、人的被害がなくて不幸中の幸いと言うべきか。一方、結果的には無事で済んだが、今回の津波警報による避難勧告指示にも従わず家に残っていた人、また第1次津波の後避難所から退去する人がほとんどだったと伝えている。
津波情報も当初気象庁が予想した3メートルよりかなり下回っていたのは良かったと言うべきであろうが、報道に接する国民にとってはこのての不正確な予想や情報過多が慣れを生む。
避難しなかった人も避難所から早く帰ってしまった人も、「気象庁やテレビではああ言って騒いでいるけれど、どうせたいした津波は来ないに違いない」と思った人が大半だったのだろうと考えられる。
日々テレビやラジオの報道から天気や地震その他の災害情報を得るわれわれは、あまりにも多くの、それこそ情報の洪水に飲み込まれている。
どんな番組の途中でも地震速報というのが頻繁に流される。それがたいした震度ではなく、津波の心配もありませんというのがほとんどだ。被害もなく津波の心配もない地震の情報を必ず流す必要があるのだろうか。あまりにこの種の情報を流されると受け取るほうではどうせ大したことはないと無意識に思ってしまう。狼が出たというウソを何回もついた少年はついには誰も助けに来てくれず狼に食べられてしまうという寓話があるが(この寓話は諸説あるらしい。ついでだが狼は人を襲わない)、年がら年中「震度3の地震が北海道根室沖でありました。津波の心配はありません」「震度2の地震が茨城県中部地方でありました。この地震による被害はありません、津波の心配もありません」てなことを聞かされていると慣れっこになってしまって、「どうせ大したことはない」といつも思ってしまう危険がある。
地震速報のありかたを見直すべきだと思う。
2月25日(木)
NHK
民放どこでも冬季五輪の長島長島、加藤加藤、高橋高橋、葛西葛西、浅田浅田ばっかりで、特に女子フィギュアなんて何日も前から同じ大股開きの映像ばかり流しているのでさすがの小生もうんざりだ。そこへいくと我らがNHK、もちろんオリンピックにもかなりこだわっているがきちんと他のニュースも取り上げている。
今朝も北の拉致被害者の横田めぐみさんのことや、薄いリチウム電池が開発されたことや、民放では絶対報道しないだろうと思われる冬活動するというフユシャクガという蛾とそれを研究している元高校教師の話題等を取り上げていた。
若い頃はNHKはつまらなくて親父たち年寄りどもはなぜNHKばかり見るんだろうと思っていたが、最近当時の年寄りの気持ちが分かってきたような気がするなぁ。ああ、俺も歳をとったんだなぁ。NHK総合とNHK教育テレビがお勧めですが、民放でもなかにはバカバカしくて面白いタレントの出る番組がないことはない。それは「珍獣ハンター」イモトアヤコだ!
2月16日(火)
冬季五輪500m
ただいま冬季オリンピックの真っ最中、今現在はスピードスケート男子500メートルの前半が終わったところでリンクの整氷中だ。日本選手の活躍が期待されるが、今朝のフジテレビ小倉智昭の番組はひどかった。男子500メートルはこれから太田、加藤、及川、長島の4選手が出場するが、この番組は太田を除いた3選手しか紹介しなかった。競技なんていうのはどうなるか分からない。特に一瞬のタイムで決まる短距離スケートは誰でもメダル候補だ。小倉氏の番組は太田選手の活躍期待は除外していた。日本の有力3選手の他にも10選手ぐらい出場するなら分からないでもないが、全部で4選手しか出場しないのだから4選手すべて紹介して期待報道したらどうなんだ。
団塊小倉氏は、いつも、「オレは音楽とスポーツは詳しいんだもんね」の態度で鼻持ちならない。
スポーツに詳しいんだったら太田選手の紹介もしろ!
太田選手の身内や親戚縁者、地元の人はもうフジテレビは見ないだろうな。
この文章は仕事の合間に書いているのだが、どうもリンクの整氷が長引いているようで、これからの日本選手の活躍は仕事しながらラジオで応援しましょう。
2月15日(月)
我が家の庭にはいろいろな野鳥がやってくるが、時々見たこともないような鳥がタラの木に止まる。窓を開けると逃げてしまうので窓ガラス越しに撮影する。
知らない名前の鳥はネットで調べられて、ずいぶん便利になったものだ。
左の鳥を調べるのに、まず大きさや体の色で大まかに調べ、似ているのが出てくるとその鳥だけの画像がたくさんあるページがあるので入念に調べられる。
そうして調べた結果、この小鳥の名はカワラヒワ(河原鶸)と同定したのだがどうだろうか。違うかな?(違っていたらどなたかお教え下さい)
植物でも魚でも動物でも何でも、知っている人からみればなんてことはないだろうが、知らない人にとっては何かもどかしく、村上春樹的比喩とはもちろん言わないが、ゴムひもの切れたパンツのようで、どうも締まらない。
逆に鳥でもキノコでも調べた結果その通りだと、なかなかうれしいもので、強からず緩からずのピシッと決まったゴムひものパンツを履いた時のような気分だ、違うか?しつこいって?
河原は近くにないのにどこから来たのかカワラヒワ。
2月13日(土)
リコール
新型プリウスその他の車のブレーキのリコール問題で大揺れのトヨタだが、新型車を発売する前には相当の手間隙金掛けてテストを繰り返し、特にブレーキなどは入念なチェックを行うはずなのになぜそれがなされていなかったのだろう。
高速走行で急ブレーキを踏みドライバーの思うところに停車できないというならまだ納得行くが、低速走行でブレーキを踏んでそれができないとあっては明らかに欠陥だ。
さらに分からないのは、その制動距離のトヨタ言うところの「違和感」はコンピューターの設定変更で簡単に直せるのだったら、なぜ最初からその設定にしなかったのかということだ。
マスゴミはここぞとばかりにあることないこと報道してトヨタ悪玉論を展開しているが、綿密な取材でこのような細かい疑問点も報道してほしいのだ。
2月12日(金)
1Q84続き
というわけで、ってどういうわけって聞かれると困るけど、「1Q84」は読み終わり、一体小説というのは何なんだと思った次第なのであります。
例えば反戦小説が大長編だとして、やっと読み終えた時に「戦争反対、平和が大事」という一言が結論ということになると、その長々とした内容は総て必要あるの?ということにならないか。
単なるエンターテインメントではなさそうな「1Q84」の内容の意味は単細胞の小生には分からないので、書評も文芸評論家に任せるとして、続編が出るらしいのでそれを期待しましょう。
2月9日(火)
悼 立松和平
同年齢の作家立松和平氏が亡くなった。
その昔、永島敏行、石田えり主演の氏の原作の映画「遠雷」を小手指のドライブインシアターで見たのを思い出す。
合掌。
2月8日(月)
続き
比喩=ひゆ=物事を説明するとき、相手のよく知っている物事を借りてきて、それになぞらえて表現すること。(大辞林)
村上比喩ワールドの一例がこれだ。「手入れの悪いサッカー場を思わせる陰毛」(BOOK1 204ページ)。これは青豆がシャワーを浴びてから鏡に自身の姿を映しているときの形容だ。
どこかのおっさんの頭頂部の説明に使うのはいいが、わが完璧な暗殺者青豆の陰毛を手入れの悪いサッカー場と比喩する村上ワールド。ウーン、納得行くような行かないような。
2月6日(土)
4日の続き
村上ワールドは比喩の世界だ。何かというと「・・・のよう」のオンパレードだ。
BOOK1の出だしからして、渋滞に巻き込まれたタクシーの運転手を「まるで舳先に立って不吉な潮目を読む老練な漁師のように」ときたもんだ。
この比喩の洪水を明治学院大学専任講師の小野正嗣氏は「『春樹的』と形容するほかない魅力的比喩の数々」と評しているが、春樹的比喩ワールドがそんなに魅力的なのか?
続く
2月5日(金)
朝青龍 小沢幹事長
悪役も いなきゃいないで 寂しがり
続投で ますます豪腕 幹事長
いずれにしても当分テレビや新聞を始めとするマスゴミの格好の飯の種が続きますね。
2月4日(木)
1Q84続き
下の続き
物語は青豆という珍しい姓のスポーツインストラクターと同時に暗殺者でもある女性と、小説家志望の予備校講師天吾という男性を軸に二人に係わる人物を織り成す筋立てで、青豆と天吾の章が交互に表現される。物語が進むにつれて次第に二人の接点が明らかになるという手法をとっている。
現在有力なノーベル文学賞候補とも言われる村上春樹氏であるが、小生のような無教養人にとっては文章は読みやすいが何を言おうとしているのかがさっぱり分からない箇所がある。
青豆の次のターゲットのカルト教団のリーダー(この人物も他の登場人物と密接に絡んでいる)との会話がさっぱり理解不能だ。多分小生の能力不足だろうが、あるいは理解できなくてもいいのかもしれない。というのはカルト教団と青豆の殺人集団は互いに自らの主張を正当化しているだけとも取れるし、青豆が自らの組織のリーダーの指示に盲目的に従い殺人という究極のリセット不能な行動に出ること自体が現代の混沌を表しているとも言えるからだ。
続く
2月3日(水)
1Q84
今年もあと11ヶ月を切ってしまったか。早いものですなあ。
村上春樹「1Q84」は長編なのでPART3が出る4月頃までに読めればいいやと思っていたらそれがどっこい、何がどっこいだか。それまで読んでいた吉川英治「三国志」に較べて読み易いことこの上なく、床に就いて横になって読む習慣の小生は最近すぐ眠くなってしまうので読むページの数は限られているにも拘らず、あっという間に上下卷読了してしまった。
この小説の中途半端な終わり方は、PART3があるということなのでそれを待つとして、今のところ高名文芸評論家の言うような高評価はどうも与えられない。
まず、この作家の特徴とも言えると思うのだが、性描写が必要以上に多くどぎついことだ。物語の進行上からいってほとんどのセックスシーンは必要ない、つまり必然性がないのだ。無理やり登場人物の性的関係、性描写を物語に挿入!したかのようだ。挿入!すればいいってものでもないぞ。
続く
2010年1月1日(金)
読書
謹賀新年。今年もよろしくお願いします。
昨年例によって本棚の奥から親父の蔵書を引っ張り出して読んだ吉川英治著「三国志」、内容は中国魏、呉、蜀の時代の覇権争い。勝っては負け、負けては勝っての繰り返しの物語で、すぐに斬首が出てくるという凄惨な歴史物語だった。
三顧の礼」や「泣いて馬謖を斬る」なんていう故事成句も諸葛亮孔明の名とともにここから出ていたんだといまさらながら知った次第だ。
やっと読み終ったら暮れのニュースで中国で魏王曹操の墓が見つかったと報じられていた。もっともこの曹操の墓は怪しいとする説もあるのだが、いずれにしても中国何千年の歴史も現代中国とともに無視できないものだと感じた次第なのであります。
ルビは振ってあるのだが見慣れない漢字もやたらと出てくる三国志、非常に読みづらかった。
続いて読んでいるのが例の村上春樹の「1Q84」だ。三国志の後に読んでいるので読み易いことこの上ない。まだ物語の導入部でこの先どうなるのか期待大だが、今朝の新聞にPART3が4月に刊行決定と出ていた。最近読み始め出したばかりなのにそんなにあわてないでくれたまえとも思うが、なかなか売り出し方が上手で、またまたベストセラー間違いなしだろう。
「三国志」や「1Q84」の内容が今後の生き方のヒントになるかどうかは分からないが、100年に1度の不況と言われながらも工夫、やり方しだいでは本に限らずモノは結構売れるんだというのが最近の実感である。それを今後の商売の糧としたいと思う年頭所感なのであった。多分やらないと思うけど。