テングチョウ この時期、田んぼの各所でこの蝶の姿を見かける。栗の花へ訪花する個体も多いが、一昨年駐車場の湿地に吸水に集まっていたおびただしい数の集団は記憶に残っている。蝶としては長生きで、翌年の春まで生き続けるのに2週間もするとすっかり姿を消してしまい、今がまさに盛りの頃である。
キマダラセセリ ヒメキマダラセセリより一足遅れて発生するこの蝶は、まだ新鮮な個体を見かける。両種とも小型で飛翔も早いため中々見つけにくいが、クローバーなどの花によく吸蜜にやってくる。 この写真は息子が撮影したものだが、デジカメの進歩には驚くものがある。
ミドリシジミ♂ オスの翅表は美しい。この美しい翅を見せてくれるのは、晴天の午前中が良い。と言ってもチャンスはそんなに多くない。また、撮影や光線の角度によって翅表の緑色が変化し、この撮影角度では後翅は緑色に発色しなかった。
ミドリシジミ♀ ようやくメスも発生し始めた。この2日間で確認出来たメスはA型も混じるが、ほとんどO型(翅表全体が黒褐色)。以前はかなりB型(前翅にブルーの紋がある)を見かけたが、今年は見かけない。B型の遺伝子が少なくなってしまったのだろうか。
トラフシジミ 春型に比べ、夏型は翅裏の白帯がクッキリ発色しないためトラ模様とは言いがたい。ミドリシジミのいるこのポイントでは、飛翔中はミドリシジミと混同しそうになる。