アオバセセリの幼虫(10月19日撮影)
普段は枯葉を綴った巣の中にいるため、全体を撮影する機会は少ないが、この時は巣から出て袋掛けしていたネットの底で蛹化しようとしていたため、アワブキの葉に移したところをパチリ。自然状態ではこんな機会は滅多にないと思うが・・・

アオバセセリの蛹
結局、自宅の庭のアワブキで蛹化させることにことになり、幼虫は持ち帰った。もちろん袋掛けし、袋の底にはアワブキの枯葉も敷いて、てっきりその中で蛹になると思っていたら、数日後、青葉を綴った中で蛹化していた。

アサギマダラの幼虫
狭山丘陵で繁殖行動が見られるケースは珍しい。南方から渡ってくる初夏の頃ならまだしも、南方に渡っていくこの季節に幼虫を確認出来たことは貴重だ。この幼虫は現在3齢程度で大きさも2cmに満たない。早く成長しないと食草の葉も枯れるし、寒い冬を迎えてしまう。今後、この幼虫は成虫まで成長できるのだろうか。

コミスジの幼虫
マメ科植物の葉に変わった幼虫を見つけた。この幼虫の正体は直ぐに分かったが、その異様な形態に改めて感心した。外敵から逃れるために普段は枯葉などでカムフラージュするのだろうが、この状態でもそれ程目立つと言う印象はなく、葉の一部が枯れているようにも見えた。

アカボシゴマダラの幼虫
最近はゴマダラチョウの幼虫より見かける頻度も高く、すっかり定着しているようだ。このエノキも樹高が1m程の幼木であったが、こんな木を
ホストに繁殖していると考えると、この先ゴマダラチョウより明らかに勢力を拡大していくだろうと思われた。

アオスジアゲハの幼虫
公園などの植栽に多用されているクスノキが、珍しく山中に自生?していた。南方へ行けば決して珍しくないクスノキも、この丘陵内では珍しく、見るとアオスジアゲハの幼虫がすぐに3頭ほど見つかった。