アカボシゴマダラとオオムラサキ
昨年から狭山丘陵で目撃例が出始めたアカボシゴマダラは、今年になるとクヌギの樹液などで吸汁する個体が確認されるようになり、私としては、これが狭山丘陵での初見となった。
今後、さらに個体数を増すと考えられ、何れはこの丘陵でも普通種となってしまうことだろう。

カブトムシ
息子にせがまれて、夜、樹液を見に行くことがしばしばある。カブトムシは、昼間より夜間の方がよく樹液に集まるためだ。
ところが、このクヌギの樹液には、昼間でも10匹近くのカブトムシが集まっていて、驚きと同時に子供の頃を思い出した。

ルリタテハ
この時期、カナブンやスズメバチなどと一緒に樹液を吸っているルリタテハを見かける。翅を閉じた状態では、色彩が樹皮に同化して見つけにくいが、時折翅を開くとブルーの翅表がよく目立つ。とりわけストロボを発光すると、その翅表は藍色に発色し大変美しい。

クロコノマチョウ
クヌギの樹液に大きなヒカゲチョウの仲間がいると思ったらクロコノマチョウであった。10年程前から狭山丘陵でも確認されるようになり、個体数こそ増えないものの、すっかり定着したようだ。