スミナガシ
田植えに参加していた2人の女子学生が、珍しいチョウがいると声を発していた。近づいてみると、なんとスミナガシが獣糞にきている。写真を撮らせてもらおうとしたが、突然翔び立ってしまい、近くの桑の葉に止まってしまった。

スミナガシ吸汁
暫く待っていると再び獣糞にやってきた。画としては良くないが、ここでスミナガシを見たのは20年振りぐらいになり、貴重な写真となった。最近、田んぼの近くで食樹のアワブキを数本見つけたので、幼虫なども探してみたいと思う。

ウラゴマダシジミ
毎年この蝶の卵や幼虫などを観察するイボタが、蛾の幼虫の大量発生により、ほとんど丸坊主されてしまった。そのため、この蝶の発生が心配されたが、上流部では程なく姿を見せてくれた。幸い複数を確認でき、来年の発生も心配なさそうだ。

ウラナミアカシジミ
翅の傷みが少ない個体を逆光で撮影すると、縁毛がブルーに輝き大変美しかった。近年、アカシジミよりこの蝶の方が個体数が多いように感じるが、あと一週間もしてクリの花が咲き揃うと、そこには両種がたくさん吸蜜にやってくる。