入間の高倉祇園太鼓、独でお披露目決まる


入間市高倉地区の郷土芸能「高倉祇園太鼓」=入間市指定無形民俗文化財=が、同市の姉妹都市、ドイツ・バイエルン州

ヴォルフラーツハウゼン市で2000年4月に開かれる 「2000イザール・ロイザッハ勧業博覧会」で披露されることになった。

保存会員13人が5回公演

公演するのは、高倉郷土芸能保存会(山畑仙吉会長)のメンバー13人。木下 博同市長らと4月27

日に日本を出発。4月28日から4月30日までに博覧会で合計5回公演し、5月6日に帰国する予定

4月開催の勧業博覧会

同保存会は、昨年5月、入間市を訪れたヴォ市民オーケストラ一行の交流会に出演。今回は、ヴォ市側  

から4年に一度開かれる同博覧会への参加要請があった。入間市は同博覧会に過去2回参加している。

高倉祇園太鼓は、江戸時代後期から、高倉地区の氷川神社夏祭りの行事として伝わる。底抜け屋台に

直径約60センチの太鼓を取り付け、約20人が「ヨーイ、ヨーイ」と声を掛けながら地区内を回る。太鼓は

古く1815年に初の張り替えをした記録があるという。ヴォ市はミュンヘン南部にあり人口約1万6千人。ド

 イツ・アルプスの玄関口として、バカンス客やスキー客でにぎわう。入間市とは1987年に姉妹都市提携した。 

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2000年3月6日(月)埼玉新聞 まちふれあい 県西版記事より抜粋