ヴ ォ ル フ ラ ー ツ ハ ウ ゼ ン 市 勧 業 博 覧 会 に 参 加 し て

高倉郷土芸能保存会 芸能部長 田 代 甲 平

2000年4月27日雨の中、隣近所の人々に見送られ、保存会員13名は、入間市長さんと共に

入間市の使節団として、指折数えて待ちに待った姉妹都市ヴォルフラーツハウゼン市へ出発した

ヴォ市で開催される勧業博覧会(イロガ2000)に参加するためである。11時間、長い空の旅は

大半がシベリア上空だ、私の席は窓際なので、雪また雪の大陸がよく見え、何時間も無人地帯を

ぞっと見張っていた。美しく静かなバルト海から、やっと中央ヨーロッパへ入ると、菜の花の真っ黄

色と緑のモザイク模様や、所々にかたまる村々が見え、見とれる。ミュンヘン空港に、ヴォ市関係




者数人が出迎えてくれ、なかでもレットナー氏は入間市の万燈まつりの鉢巻姿で現れてくれてとても嬉

しかった。バスがヴォ市に着いたのは午後8時、こちらはサマータイムでまだまだ明るく、それに時差7

時間も加わり、長い長い1日が無事終わった。4月28日、博覧会1日目は、入間市ブースの設営に大わ

らわ、祇園太鼓諸具も厳重な梱包を解き飾りつける。間もなく博覧会場正面入口で地元の吹奏楽団と

3分交替で30分間競演して、博覧会の開会を告げた。その後開会式に列席し、以後は所々で

祇園太鼓の演奏をした。夜は、フランスの姉妹都市の式典もあり、3市の市長の挨拶等々があ

った。私たち年配組5人は明日の為にと、庄先生・吉野副参事の計らいをいただき、11時に一

足先にホテル・フムプルブロイへ帰りバタンキュー。博覧会第2日目は、半纏から長着のおしゃ

れに着替えて臨んだ。ホテルから会場まで、道行く人もめずらしそうに、私たちの団体に笑顔を

送ってくれる。この日も、博覧会場入口、ロイザッハホールの中庭等で何度も演奏をしました。

博覧会場入口 ・ ロイザッハホール中庭での演奏風景

地元市民も高倉祇園太鼓に飛び入り参加

第2日目の夜は、金曜日ということもあって、博覧会の大パーティー、午後8時頃から始まり食

事が終わると、ダンスパーティーが始まり、延々とつづき、翌朝4時頃まで行われていました。

下の写真は、パーティー会場の様子と地元の高校生によるチアリーディングの演技です。

おかめ・ひょっとこのお面をかぶったヴォ市市長さんご夫妻

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