小説

伊藤たかみメモ
伊藤たかみ伊藤たかみの略歴
1971年兵庫県生まれ。95年早稲田大学政経学部在学中に、「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞しデビュー。2000年「ミカ!」(理論社)で第49回小学館児童出版文化賞、06年「ぎぶそん」(ポプラ社)で第21回坪田譲治文学賞を受賞する
芥川賞の伊藤たかみ 直木賞の三浦しをん 森絵都

八月の路上に捨てる『八月の路上に捨てる』(2006/8/26)
暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。愛していながらなぜずれてしまったのか-。現代の若者の生活を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を明るく軽やかに描く表題作のほか1篇収録。

ぎぶそん『ぎぶそん』 (2005/05)
中2のガク、かける、マロ、リリィは、バカやったり喧嘩したり恋をしたり。そんな4人が、ガクの熱意に押されてバンド練習を始めて…。14歳、それぞれの音がはじけて響く! 胸が痛くなるほど鮮やかでフレッシュな物語。

ミカ×ミカ! 『ミカ×ミカ! 』 (1998/06)
「女らしいってどういうこと?」ある日突然、男勝りのミカがユウスケに聞いてきた。青いインコによれば、ミカはどうやら振られてしまったらしい。恋をして変化するミカに戸惑うユウスケ。そんなユウスケにも告白してくる女の子が現われて…。中学生になった双子の日常を爽やかに描く「ミカ!」第二弾。

アンダー・マイ・サム『アンダー・マイ・サム』(1998/07)
いびつな、長すぎる僕の左手の親指は携帯メールの早打ちが出来る。そして、他人の心に触れることも。顔に傷を負ったみゆき、家族から孤立する清春ら友人たちと、「いまいましい若さ」を共有しながら過ごした十七歳の日々。『ミカ!』『ぎぶそん』等、児童文学でも注目を浴びる芥川賞作家が描く鮮烈な青春小説。

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