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世界平和の祈りに対する質疑応答編

「世界平和の祈り」と念仏
No.2108 2000/09/11 (月) 02:46 富士宮市
世界人類が平和でありますように

Q.
「世界平和の祈り」と唱名念仏と同格と考えてよいのでしょうか?

A.
「五井先生、五井先生」と呼んで、神霊の五井先生に統一してゆく称名方法と、「世界平和の祈り」は、もちろん同格です。「世界人類が平和でありますように」と祈っている時、表面意識として意識はしていなくとも、五井先生を呼んでいることになり、五井先生に感謝していることになるのです。また、浄土宗系のように「南無阿弥陀仏」という念仏も、これは「阿弥陀仏さまに帰一します」という意味なのですが唱えつづけておりますと、実在する阿弥陀仏の心に通じて、阿弥陀仏と一体化してまいります。

「世界平和の祈り」を中心に神集いした救世の大光明霊団の中には、阿弥陀仏もおわしますから、阿弥陀仏の心と一体になれば、「世界平和の祈り」と同じ心境になります。また「イエス様、イエス様」とキリストを慕い呼びつづけてゆけば、やはりイエスと一体化できます。ですから個人の祈り方としては、どちらでも、お好きな方法でおやりになればよいのです。そして、自己が実際に阿弥陀仏と一体になり、イエスと一体になりますと、その瞬間に「世界平和の祈り」を広める天命を授かることになっているのです。

五井先生は、「神様、ありがとうございます」という平易な一言の祈り言に想念を統一し、ついに神我一体化をなし遂げたのでありますが、その境地に到達しますと新たに「世界人類が平和でありますように」という「世界平和の祈り」を広める天命を、神から授けられたのです。現代においては、真実に神我一体になりますと、一人の例外もなく「世界平和の祈り」を祈り始めるようになるのです。それは現代においては、「世界平和の祈り」が最もふさわしい祈り言であり、釈尊もイエスも老子もその他の聖者も、神界の神々は皆「世界平和の祈り」を勧めているからです。

「世界平和の祈り」と念仏とは同じ原理であり、念仏も個人だけの救われに止まらないのですが、なんと申しましても、「南無阿弥陀仏」という表現がいかにも古く、鎌倉時代にはふさわしかった念仏も、現代人の意識には、だんだんと合わなくなってきているのです。よほど深い宗教縁がある若者以外には、「南無阿弥陀仏」を毎日唱えている若者は、少なくなってきているのではないか、と思います。古い伝統があり、そのため多くの人々に信頼されてはいるのですが、日常生活の中で「南無阿弥陀仏」を常に唱えている人は、専門の僧侶か、宗教心の深まったご老人くらいなものでしょう。昔は栄えた山村の寺が、しだいに廃れてゆくのは、祈り言の古い時代表現が原因であるのです。

それに対して、「世界平和の祈り」は子供にでも理解できる現代語で書かれており、個人人類同時成道の祈り言でありますから、世界と自己とのつながりが密接になり、世界平和を強く願うようになった現代にふさわしい祈り言といえます。目的や内容は同じであっても、鎌倉時代の念仏よりも「世界平和の祈り」のほうが現代人には理解しやすいのです。しかも、「世界平和の祈り」は、その発音に把われずに、世界中の各国の言語に翻訳できます。外国語の祈り言をそのまま唱えるよりも、自国の言語に翻訳して唱えることのできる祈り言のほうが、理解者が多くなり、その祈り言を唱える人が増えるのは当然です。

それでは、「世界平和の祈り」もまた、五百年後には古い表現の祈り言になってしまうのでしょうか。それは、否と言えます。現代の日本語は、明治、大正、昭和、平成と少しずつ変遷しておりますが、昭和の時代に、漢字とひらがなまじりの現代日本語の表記が確立し、言葉の乱れはあっても、今日まで基本的な日本語文法はほとんど変化してはおりません。五百年後の日本も、外国語の使用頻度は高くなるでしょうが、現在の日本語とほぼ同じ日本語を話しているはずですから、「世界人類が平和でありますように」という祈り言は、いささかも時代遅れの表現とはなりません。「世界平和の祈り」は、現代にふさわしい祈り言であるばかりでなく、遠い未来においても、少しも古びたりせず、その輝きを失わないのです。

「世界平和の祈り」と念仏は、その原理や内容は同格とはいえ、「世界平和の祈り」が鎌倉時代に現れても、世界との国交がほとんどなかった時代のことですから、宝の持ち腐れとなって、その価値は発揮できなかったでしょうし、科学の発達した現代において、西方極楽浄土に住む阿弥陀仏の存在を説いても、素直に信じる人は少ないでしょう。現代においては、現代の祈り言、「世界平和の祈り」が最もふさわしいのです。そうした時代背景を考慮すれば、今は「世界平和の祈り」は念仏とは同格ではなく、念仏以上の祈り言である、といえます。「世界平和の祈り」は、現代という時代に最も適した祈り言であるのです。