タチツボスミレ
丘陵内では最もポピュラーなスミレで、道端などでたくさん見かける。春に発生する昆虫にとって欠かせない蜜源だ。

マルバスミレ
丸みのある葉と白い花が特徴。タチツボスミレに混じって白い花がよく目立つ。

シュンラン
小道を奥に入っていくに従い株数も増え、思った以上にたくさん見かけた。山野草人気は多少下火になったのか、以前よりたくさん見かけるように感じる。

ミヤマセセリ
まだ個体数はそれ程多くはないが、小道の開けた日当りの良い場所などで見かける。丘陵内の谷は、風当たりも少ないためか
、林縁などに比べて発生が早い。

スナヤツメ
小川の中で複数がもつれ合う場面に遭遇。本当かどうか「目の薬になる」ぐらいしか知らなかったが、調べてみると、無顎類(円口類)の名の通りアゴがなく、また、幼生は砂の中で暮らし藻などを食べ成長するが、成体になると消化管が退化し餌を採らなくなるなど、形態的にも生態的にも変わった種のようだ。

トウキョウサンショウウオの卵のう
支流や水溜りを探してみたが、例年に比べ卵のうの数は少ない。ここ2週間ほど降雨がなく、産卵に出てきていない成体が多いのかも知れない。一雨あれば産卵数も急激に増えると思われる。この卵のうは、西久保田んぼの奥で撮影したものである。