ミドリシジミの卵
溜池の近くに植樹されたハンノキは、一昨年、管理上の都合で下枝を切られてしまったため、卵は見つけにくくなった。そのため少し離れて自生しているハンノキを探してみると、下枝の北側面に卵が見つかった。

ウラゴマダラシジミの卵
田んぼの脇を流れる小川の縁にはイボタが点在しているが、例年よく産卵されていたイボタが下草刈りされてしまった。樹木の陰にあって幸い刈り取りを逃れたイボタに卵が見出せた。

アカボシゴマダラの越冬幼虫
エノキの葉はすでに落葉し、土着のゴマダラチョウならすでに地上の落ち葉の裏で越冬体勢に入っているところだ。外来種であるアカボシゴマダラは、この時期地上まで下りずに幹の途中の窪みなどに留まるものを見かける。その後、寒さがさらに厳しくなると落ち葉の裏に移動して寒さに備えるようだ。

アオスジアゲハの蛹
蝶の幼虫は少なからず食樹から離れて蛹化することが多い。このアオスジアゲハも近くのクスノキを離れあずまやの壁で蛹化していた。
この蛹は頭部の突起が変色し欠けてしまっているので、無事羽化できるか心配だ。