畳のメンテナンス


畳の正しい使い方とアドバイス

1. 畳の目に沿って掃除機でマメに掃除してください。

2. 畳は呼吸しています。
    畳の上にジュウタンやカーペットの重ね敷きをしないでください。

3. なるべく室内に風を通すよう心掛けてください。

4. 時々畳を片方だけ持ち上げて、缶などを挟んで風を通すと
    より一層効果があります。
    (畳の角の方にマイナスドライバーを差込むと上げやすいかと思います。)

5. 新しい畳表のうちは、水や洗剤での拭き取りは絶対にさけてください。
    変色の原因となります。拭き掃除はから拭きでお願いします。

6. 畳表の変色、痛みを早めますので直射日光はなるべくさけて下さい。
    レースのカーテンや障子を使い、やさしい光を入れるようにしてください。

7. 冬場の加湿器の過剰使用は畳を湿気らせ、カビの発生をまねきます。 

8. ピアノや机などの足のある重いものを畳の上に直に置くと畳表も畳床も
   痛みます。板などを敷いたりして処理を施してから置きましょう。

9. 家具類を畳の上にびっしり敷き詰めると、風の通りが悪くなり畳が呼吸できなくなります。
   また、家具は壁から少し離して頂くと家具の裏側にも風が通ります。

10.特に梅雨時など、除湿機やクーラーのドライで除湿すると室内のジメジメした
    空気が無くなり、カビやダニの問題が解決できます。

上記のことが一般的に言われてますが、個人的に思うことは

  1. 直射日光は極力さける。
  2. 部屋が湿っぽくならないように風を通す。
  3. 掃除機をこまめに、畳の目に沿ってかける。

以上3つの事を心がけてもらえれば、使い方次第では畳のもちが全然違ってくると思います。


畳のお手入れ・汚れの処置法

インクをこぼした時 牛乳で湿らせて拭き取る
灯油・醤油をこぼした時 こぼした上に粉末の洗剤・クレンザー・塩・小麦粉・ベビーパウダーなどをふりかけ、充分に液体を吸い取らせてから掃除機で吸い取る、その後固く絞った雑巾で丁寧に拭く。
クレヨンがついた時 クリームクレンザーをごく少量、乾いた布につけ丁寧にこする。残ったクリームクレンザーは歯ブラシや亀の子たわしでブラッシングする。
サインペンがついた時 油性のものはマニキュアの除光液で拭き取り、水性のものはクリームクレンザーで拭き取る。
畳のカビが生えた時 亀の子たわしなどのブラシでカビをよく掻き出し、その後掃除機で丁寧に吸い取る。それから、エタノールなどのアルコールを布に染み込ませカビの生えていた所を拭き、その後に乾拭きし、風通しをよくして乾燥させる。
畳にダニが発生した時 霧や薫煙タイプの薬をお部屋全体に行き渡る様にしてその後窓を開け風通しをよくしながら、掃除機で何回か吸い取る。畳に直接刺すタイプの殺虫剤はあまり使用しないほうがいいでしょう。藁床の場合でも刺した箇所数cmしか効き目がなく、建材畳床に刺した場合、その箇所が融けてしまう可能性があります。
焼き焦げを作った時 タバコの様に小さい場合は、オキシフルで漂白し、ロウをたらして穴を埋め、セロハンテープを貼って焦げ穴を大きくしない様にする。
家具の跡がついた時 凹んだ所に適度に霧吹きして、濡れタオルを当ててアイロンをかける。その後風を当てて充分に乾かす。
日焼けを少し消したい時 水とお酢を7:3で混ぜ合わせ、固く絞った雑巾で拭く。

上記のことは大体が小冊子から引用させてもらったものなのですが、やりすぎは危険だと思います。
1畳位でしたら、色味が合ったジロ表(裏返しのしていない畳表)を見繕って、張り替えたりする事も出来ますので掲示板やメールなどで、ご相談してみてください。