お地蔵さん


テレビで大変興味深い話を聞いた。

長野県美ヶ原の村がドライバーによるゴミポイ捨てに困った末に、

住民が1m程の木彫りのお地蔵さんを3体造り

お地蔵さんの横に「ゴミ無し地蔵」と記した板を立てた。

するとそのお地蔵さんを立てた道路際には

ゴミを捨てなくなったので、

更にもう1体お地蔵さんを造って立てる予定だという。

ドライバーによるゴミのポイ捨ては

行楽地だからではなく、

都会のあちこちでも起きていることだ。

広いグリーンベルトがあれば

ゴミが捨てられひどい時は

信号待ちする目の前の車がドアを開け、

灰皿から煙草の吸殻を道路に捨てたのを見た事もある。

さてテレビでは

美ヶ原のドライバーにマイクを向けると

「お地蔵さんが見ているのでポイ捨てはとても出来ない」と語っていた。

日本人は欧米人と異なり

それ程信心深い人種ではないような気がする。

キリスト教の人もいるが

大半 は仏教徒で、

それでも正月には神社にお参りする人種である。

けしてキリスト教徒でもないのに12月24、25日には、

キリスト教徒と同じようにツリーを飾り

プレゼントを交換し

この日がなんの日なのか知らなくても愉しく祝う人種である。

しかし

「ゴミ無し地蔵」のお地蔵さんの前では

けしてゴミを捨てられないと言うのだから、

これが日本人のアイデンティティなのかもしれない。