ふーみんのイタリアレポート

last updated: Jan/22/2002


本内容は NIFTY-Serve SWINVA 19番会議室 (オリベッティユーザーズグループコーナー、その後はFOLIV 13番会議室に移動)に掲載された、私(ふーみん:KFA04216)のイタリアレポートをまとめて加筆修正しHTML化したものです。

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from ITALY

イタリアからアクセスしています。
梅雨の日本をぬけだして太陽さんさんと輝くラテンの国・・・のはずっだたんです。
所が私が着いたとたんに雨がふりだして土曜から月曜まで降っていました。
イタリア人からは「ふーみんは日本から雨雲を持ってきた」と言われるし、
傘は持ってきてないし、まったく私は”アメフラシ”です。

日曜日はAOSTAまで列車で行って、そこからバスでCOURMAYERまでいきました。
そこはかの”MOUNTE BIANCO”の麓町です。
前日まで晴れてたらしいのにアメフラシの私が行ったので、雨でした。
おまけに雷はなるは、霧でかすんで何もみえないは寒いは、もう散々でした。
でもそこでお昼に食べた野菜スープと、ハム・きのこ・ツナ入りのスパゲッティは
最高でした。

今日はぬけるような青空がひろがっています。

 by ふーみん  Scarmagno,Italy

'94/06/30
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@ZUCCHERO@

"ZUCCHERO"とはイタリア語で、砂糖のことです。
イタリア人はコーヒーに砂糖を沢山いれるのが好きなようです。 どのくらい沢山かというと、日本でいう所の6g入りのスティックシュガーを 二本から三本くらい、見ていて思わず
 「わかった、私が悪かった、だからそんなに砂糖をいれないで。」
と、謝ってしまうくらい入れるのです。
地元の工場の中にあるコーヒーの自動販売機でさえも、底に砂糖がよどんで います。その底にたまったのをスプーンでおいしそうになめているのです。
工場の自動販売機はよく「はずれ」があります。砂糖しか出てこないでコーヒーは 無しとか、いっしょに出てくるスプーンが飛んでいってしまうとか、ここでもイタリア しています。そのせいかどうかわかりませんが、Ivreaの街角には自動販売機は テレホンカードの販売機以外は全然ありません。コーラも煙草もすべて対面販売です。 おかげで夜は調達できません。

 by ふーみん  Ivrea,Italy
'94/06/30

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Mr. G.L.Bertino氏のおすすめ

元祖QUADERNO,QUADERNO33のプロジェクトマネージャのMr. G.L.Bertinoから得たイタリアのイブレアの 情報です。
彼がQ33ユーザーにお薦めするワインは、

 赤ワイン:MOSCATO(非常に甘口です)
     CHIANTI
 白ワイン:PINOT
     CORTESE
     EST,EST,EST
     ERBALUCE(私もためしておいしかった。辛口です。)

 スパークリングワイン:CARTIZZE
     FERRARI
     BERLUCCHI

食べ物のお薦めは、
    BAGNA CAUDA
     FRITTO MISTO(PIEMONTE風てんぷらです)
     POLENTA
     BRASATO AL BAROLO
     PORTINI MUSHROOMS(イタリアのきのこです。リゾットによし、
    スパゲッティによし。干燥タイプもいけますが、9月が旬。)

ちなみにMr. G.L.Bertinoが乗っている車は、FIAT TIPOです。

(以前 UNOと報告していたが 私の誤りでした )
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@DOMINICA@

"DOMENICA"とはイタリア語で日曜日の意。
今日は日曜日。仕事をしてはいけません。
商店で開いているのはBar、レストラン等の飲食店だけ。あとはみんな閉まってます。

昨日のうちに買い込んでおいたミネラルウォーターを飲みながら、くあと戯れる私。

路には休日を楽しむキャンピングトレーラが行きかう。
突然すぐそばの教会の鐘がにぎやかに刻を告げはじめた。

そう、ここはキリスト教の国、そして今日は安息の日・・・

7月2日、熱い日の昼下がり Ivreaにて
 by ふーみん Ivrea, Italy

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@商店@

イブレアの町では平日に商店が開くのはだいたい10時頃です。
しかしお昼になると昼食のために閉めてしまいます。シャッターまでおろして・・・
そして再開するのは3時ころです。
しかし6時にはもう閉店です。

おまけに日曜日は定休日です。
これはここイブレアに限ったことではないそうです。
イタリアのほとんどの地域でも同じだそうです。

いったい商売する気あるんでしょうか。

休日のメインストリート 休日はこのとおり、みーんな閉まってます

7月3日

 by ふーみん Ivrea, Italy

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@テレビ@

COLPO は、イタリアでは、[ITALIA 7 TELECITY]というチャンネルで10:30PMから
やっているそうです。
他にも
DOLCE NOTTE
IVO & ROLANDO SHOW
VIZI PRIVATI
とっても◎◎x▼な番組をやっていました。(もちろん地上波で無料です)
番組の間には、日本でいう所のダイヤル0990に相当するものの宣伝をしており、
「私に電話してちょうだい、うふっ」
と言っているようでした。

「をををををををっ、こんなもんまで放送してよかね?」
「これはぜひビデオにとって日本に持っていかねば」
しかしここのテレビはPAL方式、
日本のNTSC方式のテレビでは映らないのでした。ちゃんちゃん

7月4日
 by ふーみん Ivrea, Italy

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@本日の夕食@

本日の夕食、2時間一本勝負

さあ、ここイブレア中央広場奥、
QUADERNOの開発マネージャー、G,L,BERTINO氏のお薦め「Ristorante l'Arancere」に
なにやら怪しげな東洋人(ふーみん)がやってまいりました。

「兄ちゃん、兄ちゃん、ちょっといいかい?」

おおっと、普段はイタリアに来てもビールしか飲まないくせに大胆にもグラスワインを
たのんだぞ。
しかし情けない、手書きのイタリック体のメニューが読めず
いちいち兄ちゃんに聞いてるようだ。

おおっと、やっぱり田舎者か?
Antipasti(オードブル)もPrimi piatti(パスタ)も無視して、
いきなりSecondi piatti(メインディッシュ)を注文した。
ビーフステーキのワインソースかけと野菜サラダだぁ。

さすがに田舎者を気の毒に思ったのか、はたまたサービスか、
パンをかるくあぶって焦げ目をつけたものに、こ・これは何とキャビアが添えてある
のが運ばれてきたではないか。これがうわさに聞くCopertiか?

さあ、サラダは運ばれてきたがドレッシングがかかってないぞ。
どうやらテーブルの上にオリーブオイルのボトルと酢のボトルが置いてある。
これを勝手にかけろという事らしい。ふーみん負けじとかけている。

本日のメインイベント・ステーキも運ばれてきてテーブルの上は渾然一体、
ワインの酔いも手伝ってどんどん食が進むぞ。

これはおいしい。もぐもぐ、はぐはぐ・・・

ふーみん満足気にたいらげたぁ。

そして、そして、急転直下の掟破り。砂漠の嵐作戦dessert攻撃だぁっ。
本日のデザートはチョコレートケーキときたもんだ。
先程のPrimiを省略したのはこの為だったのか。

さあ、余裕でCoffeを注文するふーみん。
店側も最後の抵抗、単に"Coffe"と注文するとエスプレッソを運んでくるのも
ものともせず、ふーみん砂糖を「ざらっ」といれておいしそうに飲み干した。

ふーみん完全勝利です。

以上、実況は「異国での食事は格闘技だ」の、ふーみんがお伝えしました。

本日の夕食費
Corerti 0
Vino(ワイン) 1500
Secondi(ステーキ) 16000
Contorni(サラダ) 4000
Dessert 5000
Coffe 1500
チップ 秘密
(単位はすべてLira)

by ふーみん Ivrea, Italy

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@ワールドカップ@

7月5日のワールドカップの夜は、そりゃあもう大変な大騒ぎでした。

ゴールを決めた瞬間、町のあちこちから「ウォー!!!」という叫び声があがり 勝利が決まったあとはお祭り騒ぎでした。
阪神タイガースが優勝した時の大阪の町に負けないくらい、とは大袈裟かな。 イタリア国旗を持った連中が車、オートバイ、徒歩で続々と町の中心に集まってきて、 クラクションを鳴らすは爆竹を鳴らすは・・・もう大渋滞。
それも若い人だけじゃなくって良い年したおじさんが家族連れで参加してるってのが なんともイタリアしてました。

今でさえこの有り様なんだから、優勝したらどうなるんでしょうか?

by ふーみん Ivrea, Italy
'94/07/06

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@帰ってきたよ@

土曜発、日曜着のアリタリア便で帰ってきました。
さすがアリタリア、途中の機長のアナウンスで
「我がイタリアチームがW盃でスペインに勝ちました」
とさ。

こいつら自動操縦にして衛星放送見てたんじゃない? (-_-;)

  by 地下工作員 ふーみん
'94/07/12

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イタリア潜入報告(1)- 94/12/07

私は地下工作員 KFA04216、またの名をふーみん。別に股に名前があるわけではない。

新しいパスポートが入手できたのでさっそく高飛びしてきた。

土曜日の夕方に霧に覆われたミラノ空港に下り立った私は、そこから西へ向かった。
イタリア人の運転する車は霧(*1)などものともせず、平均時速100Kmオーバーで
約1時間程でIvreaという町(*2)に着いた。
ホテル「LA SERRA」(*3)でチェックインを済ませた私はすぐに、
近所のスーパーマーケットSTANDAに飛び込んだ。閉店間際ぎりぎりであった。
やれやれ間に合った(*4)。ミネラルウォーターを買い込む(*5)。

それにしても寒い。気温は約4℃、とてもビールを飲む気にはなれない(*6)。
夕食のワインでほろ酔い加減になったものの、あまりの寒さに(*7)宿に帰るまでには
すっかり醒めてしまった。

この寒さではヤマトゴキブリ輸出計画は失敗であった(*8)。
しかたない、次のたくらみを考えよう。

バッグからQ33を取り出し(*9)、明日の作戦を練るのであった。

(*1)この時期このあたりはやたら霧が多いそうだ。前が全然見えなくてもイタリア人
  は気にならないらしい。はっきり言って恐かった。

(*2)某タイプライターで有名な会社の本社のある町である。

(*3)建物の形がタイプライターをモチーフにしているらしい。各部屋がキーボードの
  ように並んでいる。

(*4)次の日は日曜日。
  ほとんどの店が休みになってしまうので買い出しをしておかないと難儀する。

(*5)2リットル750リラであった。

(*6)地下工作員は夏にイタリアに来た時は不届きものにもワインを飲まずに
  ビールばかり飲んでいた。

(*7)おーい、CAMUSよ。今度こちらに来る時は厚着してきた方がいいぞー。

(*8)ヤマトゴキブリをイタリアのレストラン、ピッツェリアにばらまきイタリア人を
  恐怖のズンドコに落としこもうという計画。

(*9)イタリアの電源は220V、ヨーロッパ仕様の電源ケーブルもちゃんと
  用意してあるもんね。(^_^)v

by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(2)- 94/12/07

明日(12月8日)はイタリアは祝日(Immacolata Concezione)です。

従ってほとんどの商店は休みです。

日曜、祝日に店がやってないなんて、私はいったい何時買い物をしたらいいの?

by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(3)- 94/12/09

テレビを見ていたら「マジカル・エミ」をやっていました。

当然、エミはイタリア語をしゃべっていました。

おー、こっちのチャンネルでは「キャンディ・キャンディ」だ。

他にも「ボルテス・V」(合体の時、全員で 「ボルテスー・チンクェ」
と叫んでるので思わず笑ってしまった)
とか「新造人間キャシャーン」とか、「一休さん」なんてえのもやってました。。

それにしても「このはし渡るべからず」という難問に対して
一休さんがまんなかを通って渡ったなんてのは、どう翻訳したんだろう。


by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(4)- 94/12/09

ここイブレアの町には中世の城跡があります。
その形はまさに「ポピュラス」に出てくる城の最大形態そのものです。

イブレアの町の歴史は結構古く、ローマ帝国の北方遠征の重要な拠点だった
そうです。町の中心近くを流れる河にかかっている石橋はローマ時代に造られた
ものだとか。いまでも遺跡があちこちに埋もれているそうです。

普通イタリアの銀行の金庫室は地下にあるらしいのですが、
ここでは地下を掘ると遺跡がざくざくでてくるのでしかたなく
金庫室を最上階に造ってあるそうです。

by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(5)きのこ、きのこ・・ - 94/12/13

一般的なキノコのことをイタリア語ではfunghiというのですが、そのなかでも
このあたりでとれる超大型のキノコ Portiniは絶品だそうです。
茎の直径が直径約5cm(もっと大きいのもあるとか)、ずんぐりむっくりした姿を
しています。

Ivreaの町から北に約10Km程行ったRISTORANTE da GIOVANNI
ここはおいしいPortini料理を食べさせてくれる処で地元では有名だそうです。

そこで Dallan氏とその家族といっしょに夕食に連れていってもらいました。

まず Antipasto(前菜)に運ばれてきたのは Portini の瓶詰め、オリーブオイル&
ビネガーに漬けられたやや小振りのPortiniが高さ30cm程のガラス瓶にぎっしりと
詰まっていました。
これを好きなだけめいめいの皿にとって食べるのです。Dallan氏の娘さんは
これが大好きだそうで、何遍もおかわりをしていました。

次にPrimo piatto(1番目の皿)は Zuppa di funghi。
これはパンとPortiniとチーズの入ったスープです。
熱々のとろりと溶けたチーズに舌をやけどしないように注意!

そしてSecondo piatto(2番目の皿、メインディッシュ)には Portiniの盛りあわせ。
Portiniを炒めたもの(これが一番気に入った)、フライにしたもの、煮込んだものと
様々な味が楽しめました。
Portiniの弾力ある歯応え、野生味溢れる味と香りはもう最高。


Dolce(デザート)
これは 永栄さんお薦めの

> 「ジェラート コン グラッパ」と言って頼むとアイスクリームに
>グラッパをかけてくれます。これが実に美味です。

gelato con grappaを試してみました。確かに美味。ああ、くせになりそう。

そして最後にグラッパ入りのコーヒーが、木でできた急須の口の数が人数分ある器に
入れて運ばれて来ました。確かアオスタ地方で良く見られる器だったかな?
これに直接口をつけて飲むんですって。
飲む前に火をつけてアルコールをとばしているにもかかわらず、これがまた強い強い。
これじゃグラッパ入りのコーヒーというよりコーヒー入りのグラッパだ。
その日は送り迎えの車付だったので、安心して酔っぱらいました。

Dallan氏によると、採れたてのPortiniをスライスして生でたべるのはもっと
おいしいとか。だから秋になると家族でハイキングに行き、キノコ狩りをするのだ
そうです。

この文章を書いていたらまたキノコが食べたくなってきたなぁ。
よし、今度はキノコのリゾットを食べに行こう。

by きのこ大好きふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(6)- 95/05/24

私は地下工作員 KFA04216、またの名をふーみん。別に股に名前があるわけではない。
今回は日曜日に到着したので、近所のスーパーが開いてなく水を調達するのに
難儀した。

それにしても暗くなるのが遅いのはサマータイム制だけじゃぁないような気がする。
日が沈むのが8時過ぎで、10時近くならないと暗くならないなんて
1日の半分を遊んで過ごすイタリア人のせいに決まってる・・・


by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(7)- 95/05/26

テレビのスイッチを入れると聞き覚えのある音楽がしていました。
な、なんと 懐かしの「タイガーマスク」をやっているではありませんか。
猪木さんと馬場さんの顔がなんと若いことか・・

別の時間帯には「キャッツ・アイ」がやっていました。
毎日同じ時間で放送しているので、続けて見れます。

セーラームーンの人形のCMをやっているということは、こちらでも放映して
いるのだろうか?

放映しているアニメの90%以上は日本のものだそうです。あとはUSの
ハンナ・バーバラものとアメコミもの。

私がいつも買い求めてるコミック誌(日本の漫画のイタリア翻訳版)は街角の
スタンドで売っています。
絵本なら本屋に置いてるのにコミック誌は本屋には置いていません。
本とは認められてないのかな (;_;)

by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(8)TORINO編 - 95/05/30

休日はTORINOにいってきました。

Ivreaの町から急行列車で1時間、終点の一つ手前の Torino PORTA SUSA駅で降り
そこから歩くことにしました。

土曜日ということもあって大勢の人達が買い物を楽しんでいます。人の流れに
ついていくと、程なく PIAZZA D.REPUBBLICAにやってきました。

やってるやってる、イタリア庶民御用達の青空市場です。食料品から衣服、電気製品
金物、トイレの吸盤までありとあらゆるものが売られています。
ふと一つの棚をみるとなにやら動いています。うげげげっ、な、何と「かたつむり」
が何百匹もいるではありませんか。フランス料理に使われるかたつむりはどちらかと
いうと「さざえ」に近い種類のだと聞いた事があるのですが、ここにいるのは
正真証明の「@でんでんむし@」です。ペットとして売られているのではなく明らかに
食料品のコーナーです。 (^_^;)

そこから東にいくとすぐ路の右側が広大な庭園になっておりその一画に
Museo di Antichita(古代博物館)があります。
入ろうとしたら係員から「18才以上か?」と聞かれました。
どうも西洋人は東洋人の年齢を判別できないらしい。19日にXX才になったばかり
だというのに。もっとも、私が背負ってるinvictaのリュック(いつもオフに持って
いくやつです)はこちらでは学生の通学かばんなんだけどね。
展示物は石器時代のから青銅器、鉄器時代といろいろあっておもしろかったんだけど
何しろ説明文がイタリア語なもんでさっぱりわからん。「さっぱり妖精」が頭の上で
3人程踊っていました。(*注 さっぱり妖精:魔法陣グルグルに出てくる妖精。
風呂あがりでさっぱりした時、何をやってもさっぱり判らん時等に召喚される。
私がイタリアに滞在してる間はしょっちゅうさっぱり妖精につきまとわれている)
こんなことだったら知り合いのTORINO在住の P. Giaccone氏に案内を頼むんだった。

庭園で一休みしていると、結婚式をあげたらしいカップルがバラの花の中で写真を
撮っていました。花嫁のウエディングドレスがまぶしかった。

そのあと、商店街をぷらぷら歩いていると、店がシャッターを閉めはじめました。
しまった、お昼休みだ。これで3時までは開かないぞ。しかたないのでウィンドー
ショッピング。

南下していくとLAGRANGE 15 というデパートがあります。ここは昼休みがないので
便利。ここの4階にコミック誌の専門店があります。バックナンバーもそろっている
ので買いあさります。
3階と地下階には玩具、趣味の店があり、怪しいものはないかと探しまわります。
RPGのコーナーはさすがに充実しています。(TVゲームのではありません。
シナリオとダイスを振って進めていくやつです)
日本のプラモ、ロボットのおもちゃ等も時々見掛けますが、大抵パッケージは日本語
のものがそのまま売られていることが多いみたい。

今度は VITTORIO通りを西へ、たしか此処ら辺に模型屋があったはずなんだけど・・
が・がーん。閉まってる。「おーい、もう3時過ぎてるよー」
ウインドーに張り付き鉄道模型、ミニカーを眺めていたがいっこうに開く気配無し。

あきらめて PORTA NUOVA駅に向かいます。駅前の地下道は要注意。
財布なんかポケットから覗いてようもんなら子供達に取り囲まれて持っていかれて
しまいます。 P. Giaccone氏もここを歩く時は気をつけると言っていました。

IVREA方面行きはちょうどいいのが無く、とりあえず MILANO行きの列車に乗って
CHIVASSO駅で乗り換えることにします。
次の列車まで時間があるので、CHIVASSO駅からでて町を探索。
このくらいの大きさの町だと一軒位はあるはず。においがしてきたぞ。
ありました、模型屋が。中に入り鉄道模型のカタログ本を買うと、何処から来たんだ
と聞かれました。日本からだと答えると、お前はこの店で二番目の日本人客だといわ
れました。

時間がきたので駅に行き、IVREA行きの鈍行の中で、買ってきたコミック・カタログ
本を見てへらへらしながら帰ったのでありました。

by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(9)Giro de Italia - 95/06/06

イタリアの大きな自転車レースが Giro de Itaria です。
6月2日、この日はここイブレアの町を走りました。
残念ながら仕事をしていたのでレースを観戦できなかったのですが
夜、宿に帰ってくると前にサポートカーが止まっていました。
選手チームが同じ宿に泊まったのです。
彼等は2階のフロア全部借り切っていました。

翌朝 やや遅めに食堂にいったふーみんに、朝食のパンは残っていなかった・・・

by ふーみん in Ivrea, Italy
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イタリア潜入報告(10) AOSTA編 - 95/06/07

今度はAOSTAの町に行きました。

Ivreaののどかな田園風景からやがて景色は渓谷に替わり、河にそって鈍行に揺れる
こと約1時間、両脇の険しい山々が開けたころ列車はAOSTA駅に着きます。

この辺まで来ると国境に近いせいか、観光客にフランス人やドイツ人らしいのが
増えてきます。

ここには古代の円形劇場の遺跡があります。
しかし中世の時代に人々の住居に侵食されてしまってたようです。
現在は保存措置がとられています。看板の説明図を見てやっと何処がどうなって
いたのか判明しました。
???ただし説明文はイタリア語とドイツ語なのでさっぱりわからん???

ここら辺の町は必ず大きな教会が中心にあります。駅は大抵町外れ。
賑やかな鐘の音がする方へいくと DUOMO (大聖堂)があります。
中へ入ろうとしたが閉まってる。なんと、ここも昼食時間は入れない。

空腹になってきたので昼食にします。どこがいいかな〜
メインストリートからちょっとはずれた路に入ります。
ほーら、あった。こんな所にもリストランテ・スパゲッテリァが。

運ばれてきた赤ワインを飲んでグリッシーニをかじり、ラザニアの届くころには
東洋人の酔っぱらいのできあがり。
ステーキを食べて、チーズを食べて、お次はデザートのクリームケーキと
きたもんだ。
仕上げはやはりエスプレッソ・コーヒー。ここはイタリア人のまねをして
砂糖を「ざぁー」と入れましょう。かきまぜたスプーンをおいしそうに舐めるのが
ポイントです。
しめてお会計は25500リラ、これがイタリア大衆食堂さ。

たっぷり時間をかけ幸せいっぱいになったらでかけます。
そう、この幸せを神に感謝しにいきましょう。大聖堂に。
なにしろ私は正月に神社に初詣に行き、彼岸には墓参りに行き、クリスマスには
鳥ももをかじって祝うという節操無き日本人なのですから。

それにしても何で西洋人はこんなに天井を高く造りたがるのだろうか、などと
考えつつやっぱりステンドグラスはきれいだなーと感心してしまいます。
奥は何やら秘蔵品の展示室になってるようですが、係員がいませんでした。

商店街を歩き回ります。ウィンドーに「ちんく」のミニカーを見つけて店に入ります。
私の大好きな模型屋だ。もちろんミニカーを買い込みます。
そしてまたふらふらと、怪しいものはないかと探しにでかけるのでありました。

by ふーみん in Aosta, Italy
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イタリア潜入報告(11) - 95/06/10

おとといの夜は夕食にでたら(いつも10時過ぎに食べてます)、町じゅう
学生であふれていました。
その原因が判明しました。

おとといがイブレアの学校(日本で言う所の小、中、高校)の終業式だったそうです。
彼等はこれから9月までの長い長〜い夏休みに入ったんだって。

休みの間どの様に過ごすのかと聞いたら、多くは自治体や地元の企業主宰の
サマースクールに参加するのだそうです。当然イブレアではolivetti主宰の
セミナーがあるとか。

レストランで食事をしてたら、蚊にさされました。
学生にとっても、蚊にとっても、イタリアではもう夏の季節です。

長い休みをとるのは大人ばかりじゃなかったんだ。
しまった、イタリアの教師になるんだった。

by 日本では教員免許を持っているふーみん in Scarmagno, Italy
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